ノンコ「ねぇあすかちゃん、久美子ちゃんの居場所、ホントは知ってるんでしょ?教えてよ。テルコ姉さんから久美子に会いたい会いたいって電話毎晩うるさいのよ」
あすか「わかんないよ、そんなの。国立音楽学校行くから家を出るって言ってたってことしか」
ノンコ「そんな学校ないのよ」
ノンコ「どこにいるか分からない割にずいぶん落ちついてるのね。それにこの服どうしたの?久美子ちゃんの服よね」
あすか「失踪する前にくれたんだよ。私、何も知らないよ」
ツヨシ「ノンコ先生、ぼくに数学教えて!」
ノンコ「いいわよ」
あすか「結局、テルコ伯母さんって、今どこにいるの?」
ノンコ「あすかちゃんが久美子ちゃんの居場所教えてくれたら、教えてあげる」
了「いっそのこと、ノンコ先生もオレたちのお仲間にしちゃおうか?今のお父さんの立場なら当局は逆らえないよ。それにあすかっちはベトナム戦争後に不老不死の妙薬を最初に投与された貴重な被験者なんだから、その親を当局が受け入れないはずはないよ。ノンコ先生って、教えることにかけては天才だし――あ、それともあすかっちがイヤ?」
あすか「その次はテルコ伯母さんがついてきて、一族全員移住?きみのお父さんの言うとおりだよ。秩序が乱れる」
あすか「こういうことは急がなくてもいいと思うよ。なにか秀でた特技がないと、我々みたいのは年金が出ない。そしたら永遠に働き続けなきゃいけなくなる。そんなの地獄だよ。もしお仲間にしても国民として認められなければお母さんが可哀想だ。今、スーザン先生と一緒に学校を立て直そうと頑張ってるのに、いきなり知らないところへ行ったって幸せじゃないよ。それに高齢のアルフレッドを一人にはできない」
翌日。
了「あれ?あすかっち制服?スーザン先生に相談に行くの?気が変わった?」
あすか「コラ、忘れるな、今日は登校日だ。きみも早く支度しな」
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ラストのコマのあすかっちの夏服、襟がセーラー襟でなくブラウスですね。
これは、「下着とシャツとセーラーカラーの三重で背中暑くない?」と先生から聞かれたからです。あすかっち達は温度を感じる能力が弱いですが、全く暑くないわけではありません。
あすかっちのセーラー服へのこだわりが、少しずつ薄れてきているのでしょうか?
次回は登校日、ツヨシくん寂しい思いをします。
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