花凜(中央)「でねー、お兄ちゃんのカノジョがグループLINEに入っててー、やめたいけどやめられないっていうの。もう地獄だって。変なの。グループLINEなくなったら花凜、生きていけなぁい」
花凜「既読スルーも未読スルーも上手く使いこなせない、つまんないカノジョよねー」
志のぶ「あすかさんはどうしてグループLINE、嫌いなんですか?いつでもみんなとつながれて便利じゃないですか。絆ですよ、絆の証」
あすか「ゴメンね。そんなにしょっちゅう連絡取れないんだよ、執筆してる間はスマホの電源入れてないし」
花凜「信じられなぁい!スマホ見ずにいられる時間あるなんて!」
キワナ「キワナ日本語覚えるスマホ便利ね。あすかっちと話してみたい」
あすか「うん、ごめんね。家のことで忙しいの」
ウラン「待った!人の家にはそれぞれ事情ってものがあるだろう。親の手伝いや勉強や部活や」
花凜「花凜、お手伝いなんかしたことないもん。パパが、手が荒れるから皿洗いなんかしなくていいって。花凜、勉強も部活もしないもん」
あすか「ごめん、早退する」
花凜「花凜たちと仕事どっち取るの?グループLINE入らないなら、よそで花凜たちの陰口言ってるって見なすからね」
あすか「花凜ちゃん、それは脅迫罪だよ。私はいつだってきみの味方してきたし、これからだって力を尽くしたいよ」
花凜「嘘!だったらグループLINEでいつでも一緒にいてくれるはずよ。あすかっちに出来ないことはないじゃない」
あすか「一番どうにもならないのが時間なんだ」
花凜「じゃあもうシカトするから!」
あすか「私、税金払わなきゃいけないんだよ」
花凜「花凜、難しいことわかんなぁい!今日のことエッセイに書いたら絶交だから」
編集部のナタリーさん「面倒くさいことになったわね。中2の女の子にあすかっちの事情分かれっても難しいものね。作家にはお近づきになりたいけど、ネタには使われたくない。ずいぶん虫のいい話だわ。作家ってのは外道の者よ。一冊書くごとに友達がひとり減るのはこの業界の掟みたいなもんだから、気にしないことね」
あすか「変なの。男子はいっぱいネタ持って書いてほしいって来るのに」
ナタリーさん「男は目立ちたいもんなのよ」
ナタリーさん「あたしは売られた喧嘩は買うけどな。でも忘れないで、彼女の言うとおりにしてLINE入って小説書けなくなったら、あんた終わりよ。金の卵産めなくなったニワトリは絞め殺される運命なんだからね。あんたのお母さんの口癖の『幸福の王子になっちゃダメ』って正しいわよ」
あすか「うん」
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しょっちゅうLINE来るらしいんでロクに家事も仕事も出来ない、けどいじめられるのが恐くてグループLINEやめられない、コレがいい年した大人の間で起きている社会現象らしいんで、困ったものです。
さあ、花凜ちゃんと絶交する羽目になったあすかっちはどうなる?
この後の修羅場、7月22日まで続きますが、よろしくお付き合いください。
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