あすか「さてソージツくん、どうして私が怒っているか分かるかね?」
ソージツ「?」
あすか「私とリュシーちゃんが昨日、仏語で話してるとき、『フランス語なんか言語じゃねぇ、やめろ』って言ったね?あの子日本語得意なんだよ、フランス語が母語だけど。フランス人は自分の言葉をとても大切にして誇りを持っているんだ。私の信用問題だよ」
ソージツ(左)「だって突然あすかっちがたどたどしいフランス語を身振り手振りで喋り始めるから……かっこ悪いよ。それにおれ的にはやっぱりドイツ語のほうが迫力あって好きだし」
あすか(右)「きみの好き嫌いなんか訊いてないよ。言語覚えるのにかっこ悪いのは最初は誰でも同じだろ!あたしゃもともとフランス語苦手なんだよ。言葉なんて多少知ったかぶってぶつかったりしながら覚えていくもので、机上の学問じゃないぞ。だいたい女の内緒話だよ、あれは」
あすか(右)「とにかく彼女に恥かかせたことは、彼女に謝ってくれないか?」
ソージツ(左)「やだ。それもかっこ悪い」
あすか「彼女はビジネスパートナーだから、私の信用問題だって言ったろ?向こうの考え方じゃ私が代わりに謝っても解決しないの。言うことを聞いてくれ」
あすか「言うこと聞かないならクッキーは朝霧さんにしか提供しない」
ソージツ「あっ!」
あすか(右)「それと、私の女友達は一切きみには紹介しない」
ソージツ(中央)「え~っ」
朝霧さん(左)「あら、いいじゃないの。私も賛成だわ。栗原くんを誰かに取られる心配しなくて済むもの」
ソージツ(右)「分かったよ、謝ってくるよ」
あすか「あ、朝霧さん、靴の色……」
朝霧さん(左)「うふふ、彼と色、おそろいにしたの。じゃあまたね」
あすか「あ、了くんお帰り」
了「あすかっち、カノジョの前で男に恥かかすのはダメだよ」
あすか「男が女に恥かかすのは平気なのに?」
了「ソージツさんって、なんかまだ子供っぽいところあるし。ツヨシに対するみたいな調子でポンポン言ったら来なくなっちゃうよ。そういうのはあすかっちが一番よく知ってるだろ」
あすか「とにかく、リュシーちゃんに電話しよう」
了「おー、あすかっちの手作りクッキー発見。ラッキー」
あすか「お願いリュシーちゃん、出て~」
あすか「わ~ん、出て~」
リュシー「フフフ、来ちゃった。いつあすかっち気づくかな?」
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対人関係に悩みまくるあすかっち。考えすぎです。
クッキーは漁夫の利で、了くんの胃袋に入ってしまったようですね。
今回はほのぼの回であるような、ないような、微妙なお話です。
実際は彼らはマスクかけてますし、電話もメールです。が、演出上、こうなりました。
口は災いの元ですが、リュシーちゃんはもう怒ってないようです。
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