素敵な衣装の目的は | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

あすか「おー、綺麗な衣装だね。フィギュアスケートか何かやるの?」

久美子「バレエよ。あたし音楽学校の文化祭でフロリナ王女踊るの」

あすか「あー、『眠れる森の美女』の3幕目か。向こうにも伝わってるんだ。面白いね。久美子ちゃんバレエ練習したんだね」

 

久美子「あっちじゃいろんなところからいろんな文化が入ってきてるから、ここから来たってだけでバレエやってくれって頼まれたんだけど……あたしがバレエ習ってたのって小学校の途中までなのよ」

あすか「久美子ちゃんバレエやってたの?」

久美子「お稽古事の一環よ。建前は中学受験でやめたことにしてるけど、本当は学年が上がるごとに先生が厳しくなっていってつらくて」
 
あすか「そうだったんだ……観たいなあ。ね、その衣装着て見せて」
久美子「いいけど文化祭には絶対来ないでよっ」
 
久美子「着るとこんな感じよ。本番では白タイツ穿いて顔と身体にドーラン塗るの。トゥシューズも新品よ」
あすかっちの声「綺麗だね。でもフロリナ王女というより、なんだかシンデレラみたいに見える。それにあんまりチュチュらしくない」
久美子「あっちではあんまりうるさいこといわないのよ、衣装の規定は。お花の国のお姫様だから冠はお花だけど」
あすか「ああ、そうだね。久美子ちゃんがその恰好すると凄く上手そうに見えるよ」
久美子「ええ、それが問題なのよ」
 
久美子「なまじこんな外見だから期待されちゃうのがプレッシャーなのよ。全幕やるわけじゃないし、あたしの出番ちょっとだけだから……あたしたちの文化祭は言わば息抜きだからね!」
 
あすか「ふーん……」
 
久美子「と、とにかく観に来ないでよねっ」
 
文化祭終わる。
久美子(右)「あれほど来るなと言ったのに来たわね。派手にスッ転んだあたし観て楽しかった?」
あすか(左)「だって久美子ちゃんの『来るな』って時々『来い』だったりしてどっちか分からないんだもん」
 
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「愛に根ざしていない知識は人間を傲慢にするばかりでなく誰の役にも立たない」ということわざがあるので、フロリナ王女が出てくる『青い鳥』とはもともとどんなものだったか説明します(面倒だったら飛ばしてください)。
 

ある国にフロリナという王女がいました。
母を小さいときに亡くしたフロリナ王女は、父王の再婚相手である継母に育てられました。。
継母には連れ子の、顔も性格も残念な娘がいました。
 

年頃になったフロリナ王女に縁談が。シャルマン王という王様(王子?)がやってきます。
フロリナ王女とシャルマンは恋仲になります。しかし継母は自分の娘をシャルマンと結婚させたくてフロリナ王女を塔に閉じ込めました。
それでも気が変わらない王に腹を立てた継母は悪い魔法使いに頼んで、シャルマンを青い鳥の姿に変えてしまいます。

 

青い鳥になったシャルマンは塔の窓まで飛んできて、フロリナ王女に自分はシャルマンだと言い、塔の上で何度も逢います。
 

継母はそれを知り、二人を逢えなくして、さらにシャルマンにフロリナは狂人になったと言ってシャルマンを国へ帰してしまいます。

シャルマンは良い魔法使いによって、人間の姿に戻るのですが継母の画策で継母の娘と婚約。


でも良い魔法使いがフロリナ王女のところへ来て、塔から脱出できました。
フロリナ王女は世界中を旅して、シャルマンと再会。
継母の嘘はバレ、二人は結ばれます。めでたしめでたし。

 

というのが「青い鳥」のもともとの物語です。

「眠れる森の美女」第3幕で、主人公オーロラ姫が結婚する時招待されたペローの童話の主役たちが踊りを披露します。実は「青い鳥」自体は「眠れる森の美女」と直接関係ないんですよ。

 

このフロリナ王女を、久美子ちゃんが1分だけ踊ったのですが……。

まあ、笑って許して!私もそんなに詳しくはないのでこの程度です。

メーテルリンクの「青い鳥」とは全然違う話ですんで誤解なきよう。

長くなりました!ごめんなさい!

<禁・無断複製転載>

 

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