あすかっちと了くんの異世界生活 | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

了(右)「実際に行った異世界って思ってたのと違った。魔王はとっくに倒されてたし、ゴブリンもオークも獣耳の人間もエルフもドワーフもいなかった。ぶらさがってる依頼は熊退治ばっかり。魔族もよく降りてくるけどパーティー組まないと倒せない」

あすか(左)「でも、きみはこの2年間で戦士になる夢を叶えたじゃないか。剣こそ振れなかったけど弓と回復魔法はなかなかのウデだ」

了「弓と白魔法なんて女子みたいだ。どうしてあすかっちみたいに怪力にならなかったんだろう」

あすか「身につく腕力は個人差があるらしいんだ」

 

了「山から人里へ下りてきた魔族や熊って、人が都市部へ木材送るため山の木を切りすぎて食べるものがなくなったためだよな?それじゃ現実世界と変わらなくない?」

あすか「そうだよ。現実世界とおんなじだ。でも食べるものはあげられない、人を襲うようになっちゃうからね。倒すしかないんだ」

了「オレたち永遠にあんなこと続けるの?」

あすか「つまんないかい?じゃ学者になりなよ」

 

アインシュタイン先生「やあ、了くん、元気だったかい?」

了「久しぶりだねお父さん、会いたかったよ」

アインシュタイン先生「こないだ会ったばかりじゃなかったかな?」

あすか「了くん、向こうの2年間はこっちじゃせいぜい長くて2時間なんだよ」

 

あすか「言ってくれたらこっちから遊びにいったのに。お茶だよ」

アインシュタイン先生「了くんに元気なところを見せたくてね」

 

アインシュタイン先生「やあ、美味しいお茶だ。ファンタジーキャッスルでの暮らしはどうだった?」

あすか「了くんは立派な戦士になったよ。医学工学がこっちよりずーっと発達してるから、魔族や熊との戦いで腕なり足なり失った人も再生医療や普通どおりに動かせる義手義足で問題なく暮らしてる。先生もファンタジーキャッスルに行けば右足を取り戻せるのに」

アインシュタイン先生「僕はこれで困っていないよ。それに高額だろう?」

あすか「普通に動かせるのでよければタダだよ。ミサイルがついてるようなのだと高価だけど」

アインシュタイン先生「ミ、ミサイルはちょっと要らないな」

 

あすか「魔王復活の心配もあるから戦士の養成はするけど、目下の敵は山から下りてきた大きい熊だね。了くんの弓が役に立ってるけどまだ数が多いので作物やられて農家の人が困ってる」

アインシュタイン先生「なんだかファンタジーらしい夢がないな。魔法とか、人々の服装とか、民族とかで面白い話ないの」

あすか「ものすごく遠くに王都があるけど、文化が進んじゃって政治は首相がやってる。戦争ももう気が遠くなるほど昔からやってないみたい。服装もハッキリ言ってみんなバラバラ。このカッコで歩いてても誰も笑わない。魔法学校に馴染めない人は直接魔法使いの弟子になってる。みんなそれぞれ過ごしやすいように変に気を遣わない人たちばかりだからラクでね。それに人種や民族もだいぶ混ざっちゃったから現実世界より人種差別的なことはないね」

アインシュタイン先生「住み心地は良さそうだけど、了くんがそういうところに2年もいたら、日本の学校になじめそうにないなあ」

あすか「でしょ?4月から了くんもこっちの学校だよ?どうしよう」

 

アインシュタイン先生「中学卒業したらファンタジーキャッスルの学校へやろう」

あすか「敵が熊じゃ張り合いもないだろうし、そのほうがいいかもね」

 

了「二人で決めないでくれ。オレはあっちで戦士続けていつか勇者になりたいんだから」

 

アインシュタイン先生「敵がつまらない?魔族も山から下りてきてるんだよね」

あすか「それが、私からは邪悪な魔族や霊は見えないし、向こうも私を見たり感じ取ったりすることは出来ないんだ。私には生まれつきそういう呪いがかかってるって、魔法使いの友達に言われた」

アインシュタイン先生「それって呪いなの?いいことじゃないか」

あすか「戦士やってる人間にとっては呪いでしかないよ。魔王を倒せないんだから勇者になれない。私と長く居たせいで了くんにも同じ呪いかかっちゃって、魔族とは戦えないんだよ」

 

アインシュタイン先生「あ、そうなの。僕はそれは縁起がよくていいことだと思うけど……。熊退治ではそんなに儲からないの?」

あすか「ご飯食べる分にはいいんだけど、私がつい、本を買いすぎて追っつかない」

アインシュタイン先生「2年間もよく頑張ったねー。どうやって生計を立てていたのかな」

 

あすか「結局、現実世界と同じく小説家やってたよ。小説は現実世界のことを書いたんだけど、読者から見たら異世界なので、刺激が多くてそこそこ売れたよ。でも刺激的すぎて出版社の人からもう少し抑えたもの書いてくれって言われてやりにくくてねえ。将来的にあっちで暮らすならやっぱり戦士やってちゃんと魔族と戦えて、うちらと相性のいい戦士や魔法使いをパーティーに加えなきゃ……」

アインシュタイン先生「大変だったね。地味な異世界生活お疲れ様」

 

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以前の冒険のように円谷プロな怪獣ではないので、あんまり力を発揮できませんでした。

せっかく勇者目指して異世界に行ったのに魔王は倒されてて王都は遠く、ラノベのようなワクワクドキドキの異世界生活は味わえませんでした。ま、分かりきってたことなんですけどね。ちなみに異世界の農家では熊もモンスター扱いです。

 

 

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