久美子「また本買ってきたの?あすかっち本屋が好きねホント」
あすか「雑誌だよ。MOE3月号。『モモ』特集でミヒャエル・エンデのロングインタビュー再掲載してたから立ち読みして、気に入ったんで買ったの」
久美子「ふーん、何が書かれてた?」
あすか「エンデって画家の両親から生まれたんだけど、お父さんがナチスから『退廃芸術家』呼ばわりされて絵の具買えなくなってお母さんが生計立ててて、大学入るお金なくて演劇学校行ったんだって。演劇習ったことが基本だからかれの小説作品って舞台みたいなものみたいだよ」
久美子「ふーん、エンデの文学って舞台か」
久美子「『モモ』の特集だったのよね?」
あすか「うん。時間泥棒の男達がどうしてモモから時間を盗めなかったかを考えつくの大変だったみたい。『はてしない物語』は3年かかって書かれた話だけど、『モモ』は完成までに6年かかったって」
久美子「あたし『モモ』好き。映画もよかったし」
あすか「エンデにとってファンタジーって幻想度増すほどリアリティを大事にしないと納得いかなかったみたい」
久美子「買わなくてもほとんど頭の中に入っちゃってるじゃないの」
あすか「何度でも読んで楽しむのが私の流儀だからね。エンデの発想ってすごい緻密に計算されてるなって思う」
久美子「アンタの本棚もすごいことになってるわよ」
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大好きな児童文学作家のミヒャエル・エンデ、月刊MOE3月号で特集組むって星空華世(ほしぞらかよっ!)さんから情報来たので発売日に本屋へ飛んでいきました。
星空さん、ありがとうございました。
ミヒャエル・エンデのロングインタビュー再掲載されるというので(以前知らなかったんで)よかった~と思って読んでみて感じたことは……
今、日本を席巻しているライトノベルズファンタジーの多くは、日本にいることがもうストレスで、異世界で子供になって魔王倒すなど大活躍してみたい一辺倒で、そっか、日本の堅苦しさに疲れ、ラクして誰にも負けないチートなヒーローになりたい色が濃く、おそらくは病んだ社会が生み出した現象なのだなと納得しました。
エンデの生み出したファンタジー文学と違って、主人公は現実に帰らないもんねえ。みんな現実がイヤなんだな。
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