あすか「あれ?ナカミナ休み?いつも一番最初に来るのに」
志のぶ「実は、ナカミナさん、浦沢姫華を探しに行くって今朝、ラインで連絡来たんです。ナカミナさんは代々浦澤家に仕えていたからって。浦沢姫華のゴーストライターだった人と連絡が取れたから、南米へ行くって」
あすか「は?」
志のぶ「何年かかっても浦沢姫華を探し出して日本に連れて帰るってラインに書いてました」
あすか「ゴーストライターの男に騙されてないといいけど。そいつ、浦沢姫華に会いたいって女の子たちを売り飛ばしてたんだよ」
あすか「ナカミナ、大丈夫かなぁ」
ヒロム「そもそも、あすかっちが浦沢姫華の正体を暴かなければこんなことにならなかったんじゃん。そしたら浦沢姫華だってゴーストライターつきだったとしても作家でいられたんだし、ナカミナは浦沢家に仕え続けられたのに」
あすか「正気か。浦沢姫華に会わせてあげると言って沢山の子供を海外に臓器や奴隷として売ったんだぞ」
ヒロム「それは騙されるヤツが悪いんだ」
あすか「ヒロムくん、きみ変わっちゃったね」
ヒロム「ぼくは間抜けじゃないからだよ」
ツヨシ(右)「ぼくもあすかっちに少し責任あると思う。どうして知らんぷりしておかなかったんだよ。ナカミナの性格は知ってるだろ?」
花織「みんな何言ってるのよ!浦沢姫華って、自分で小説書いてなかったじゃない!悪い人でしょ、名前ばかり有名になって。なんであすかっちを悪者にするのよ」
志のぶ(左)「ご、ごめんなさい、責めてるんじゃないんです、ただ、ナカミナさんの真意がよく分からなくて」
ヒロム(右)「でも原因は……」
タケル「ま、あすかっちはそれが仕事だもんな」
あすか「そう思いたいなら思えばいいさ。こういう時、安心したくて誰かのせいにしたいもんだ」
校長「みなさんにお知らせがあります。中山みなみさんが先日から行方を絶っています。心当たりの方は……」
志のぶちゃんのモノローグ「(わたしはその後、姫華さんを見つけたという知らせをナカミナさんから受け取りました。しかし、便りはそこで途切れてしまいました。ふたりはいつ帰ってくるのでしょう?もしかしたらわたしは、とんでもないことを言ってしまったのかも……)」
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浦沢姫華というのはあすかっちと同じく中学生作家でした。有名な賞で華々しくデビューし、マスコミの寵児となりました。
しかし彼女にはゴーストライターの男がいました。かれは人身売買組織の者で、沢山の子供たちを臓器や奴隷として売り飛ばしました。
あすかっちはレオン先生と組んでかれらをふん捕まえましたが、南米に逃げられてしまいました。
そして、名家である姫華の一族に代々仕えてきたナカミナは、彼女を探す旅に出たのでした。
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