久美子（左）「今度はどうして怒られたの？」
あすか（右）「YouTubeで遅くまで平井堅のコンサートの動画観てたの」
久美子「お仕事の時は怒られないのに、YouTubeは言われるのね。平井堅ってノンコ叔母さんよりかなり年上よね。どんなコンサートなの？」
あすか「代々木で気球に乗ってた。ファンサービスたっぷり。テレビで歌わない歌が出てきたり、ダンサーも上手い人連れてきて、ファンのリクエストにも応えて、もう余裕たっぷり、飽きさせない工夫だらけ。MCうまかった。あれだけ完璧にやると体力的に大丈夫かなって思う」
久美子「平井堅がいいパフォーマンスできるうちにコンサート行けばいいのに」
あすか「いいよ。ああいう場所は苦手だ。いつものシングルCDのほうが好きだから」
久美子「あんた趣味渋いわよねー。クラスで浮かない？」
あすか「今の学校、前の学校より個性的な子多いんだ。多少驚かれはするけどだいたい好意的に見てくれてるよ」
久美子「実は平井堅のことよく知らないの。何の歌が一番好き？」
あすか「ん～、そうだね、『哀歌（エレジー）』が好きだよ」
久美子「YouTubeにある？」
あすか「あるよ。映画の主題歌にもなったから」
あすか「じゃPC開けるね」
あすか「どう？」
久美子「何かムズムズしてきたわ。ずいぶんとエロい歌ね。あんたこれ、意味分かるの？」
あすか「分かるよ。小説書くんだからこれぐらい分かるよ」
久美子「やだー、恥ずかしいわ」
あすか「恋愛百戦錬磨の久美子ちゃんでも？」
久美子「そりゃ恥ずかしいわよ。やーらしいっ」
あすか「私、好きだけど……」
久美子「そりゃあんたがなんにも経験ないからよ」
久美子「あんたのルックスには『パプリカ』とかがお似合いなのよ、ギャップありすぎ」
あすか「久美子ちゃん、右手と右足同時に出てるよ」
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色々知ってる久美子ちゃんには赤面ものだったようです。
あすかっちは平井堅の歌はだいたい好きです。
久美子ちゃんに聞かせるには「even if」あたりがよかったかもしれませんね。
平井堅はとても声がきれいで、歌の上手いシンガーソングライターです。可愛い歌から悲しい歌までいろいろあります。コンサート用とかCD用とか使い分けています。
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