あすか「よぉ、ピーターパン。うちに来るの久しぶりだな」
ヒロム「あすかっち、実はぼく、お父さんに何もかもバレちゃったんだ」
あすか「え、どうするんだ?大人の身体にになりたくないってことが分かったら……」
ヒロム「ラグビー部のある中学に転校させてしごいてもらうって」
あすか「あいかわらずだなあ、きみのお父さん」
あすか「カウンターテナーやるって言えば?カストラートだったら子孫残せなくなるけど、少なくともゴツゴツした男にならずにすむよ」
ヒロム「痛いのはイヤだ」
あすか「うーん。あまり多くの人には知られたくないんだが、たったひとつだけ、子どものままでいる方法がある。女の子になりたいわけじゃないなら、これしかない」
ヒロム「え?」
あすか「じゃ、地下室へおいで」
ヒロム「え、いったいなにするのさ?」
1年後。
あすか「どうだい、ねぎっちょがくれた常若のベッドの威力。毎年1回通ってくれれば、永久に君はそのままさ。きみはきみらしく生きていく権利があるんだよ」
ヒロム「……背だけ伸びる方法ない?ショタなおねえちゃんばっかりぼくに声をかけてくるんだけど。ぼく年上趣味ないから、ショタの人にモテてもあんまり嬉しくないんだけど」
あすか「何だ、知らなかったのか。脚だけベッドの外に出しておけば、脚だけ年を取っていくよ。でも、ごつい脚になるけど」
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ピーターパンのヒロムくん。
ピーターパンシンドロームというのは男性だけに当てはまる言葉とされていますが、私は女子でもそういう人は多いと思います。
思春期になって身体が変化するということがストレスなのはどちらも同じです。それを拒否したヒロムくんにとってただひとつの解決策は、魔法使いに人脈のあるあすかっちに相談することでした。いっけんファンタジーのようですが、最近あなたのそばにやたら若返った友人などおいでませんか?ねぎっちょの魔法小道具のお世話になっている人はすぐ近くにいるかもしれませんよ~。
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