ツヨシ(右)「あすかっち、B5の月刊青年誌をPCで読むって無理ない?」
あすか(中央)「ん……1ページ当たりのセリフが多すぎて読みにくい。藝大ものだから美大に憧れる人が読むんだろうけど、登場人物多すぎて誰が主人公か分からないし大学の行事の説明が延々とされてるだけで面白くもなんともない……他のも絵コンテがめちゃくちゃで顔とセリフしかない」
久美子(左)「電子書籍だから読みにくくて酷評しちゃうんじゃないの」
あすか「じゃ、久美子ちゃんも読んでみる?」
久美子「うわぁ、なにこれ?何描いてるかさっぱり分からない」
あすか「読者がハウツー本みたいなリアルなものばかり要求してくるからだよ。それが描けない、オリジナルな世界観を描きたい作家は何回かに1回、濃密なエロシーンを入れろって担当に言われんだ」
久美子「よくこんなもの読めるわね」
あすか「青年誌だからね。少女雑誌のほうがエロいじゃないか」
久美子「あたし、そういうのは読まないの」
ツヨシ「……んで、こっちは医者もの?不愉快にさせる言葉ばっか読ませて、描いてるの楽しいの、作者だけって感じがする」
あすか「これ、ドラマ化されたから長く続いてるんだよねー」
久美子「あすかっちこの雑誌の中で何作読みたかったの?」
あすか「1作だけ」
久美子「だったら単行本だけ買えばいいじゃない」
あすか「連載中に応援しないといつ打ち切りになるか分かんないんだ。単行本派の人は知らないだろうけど。上手くまとめさせてくれたらいいけどブチッと切られたら単行本買ってた人は消化不良になるだろ。どんなに面白くても人気が出なきゃ長く連載続かない。ほとんどの作品が打ち切りだよ。ちゃんと終わらせてくれる作品は少ないんだ」
ツヨシ「1作当たりの情報量がすごくて疲れるな。頭パンクしそうだよ」
あすか「深夜アニメ化を狙ってる作品ばかり描かせるからこうなるんだ。とにかくリアル感出そうとしてキャラが喋るわ喋るわ……」
久美子「雑誌買いに行けば?紙の本のほうがぜったい読みやすいわよ」
あすか「不要不急の外出は避けろって言われてるだろ。生活必需品買うスーパーとドラッグストアと病院以外どこにも行っちゃいけないんだよ。だからしばらくの間、電子書籍のほうを買うんだ。もちろん単行本買うのも通販だよ」
久美子「たった1作のために馬鹿馬鹿しいと思わないの?」
あすか「思わない」
百鬼丸(左)「(ビーちゃん先輩、なんで人間はごはんとお散歩だけで幸せになれないんでしょうね、がうがう)」
ビーちゃん(右)「(人はパンのみに生きるにあらずだワン)」
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雑誌が電子書籍で買える時代になりました。
私、すっかり雑誌買わなくなりましたよ。
1作好きなものがあっても毎月買ったりはしません。
私とあすかっちは同じではないので、ブツブツ言うことはあっても、もう毎月アンケートを出すことはないかもしれません。
ただ、電子書籍で読むと、なぜか私の場合、小説や漫画作品の面白さが半減してしまうので、ウィルス騒ぎが治まったら本屋で雑誌を買おうと思います。
我が家ではずーっと前から、私の荷物が届く時は郵便受け投函か、時間帯指定して玄関の外でハンコ持って待っています。
どんなことがあってもチャイムが鳴ってはいけないのです。
うちではもともと籠城する以前から、ずーっと昔から買い物をしてはいけないので親に全部ナイショです。
今はウィルス騒ぎのため、もう、籠城しておよそ2ヶ月ほどになるかな。逆流性食道炎の薬をもらいに行く時と、食糧品や生活必需品を買いに行く時以外、外に出ていません。先日、外出自粛要請が出た時までは本屋だけ行ってきましたが、事態が収束すると思われる1年先ぐらいまで籠城するつもりです。1年先までカップ麵生活か。貯金が足りんわ。
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