大鐘さんの声「ちょっとちょっと、耳よりな話なのよ」
アルフレッドの声「奥様はお疲れで、眠っておられます」
大鐘さんの声「こんな時間に?」
ノンコ(右)「あらやだ、大鐘さんだわ」
久美子(左)「ああ、お喋り奥さん」
あすか(中央)「あの人長っ尻なんだよね」
久美子(左)「何を喋ってるのかしら」
大鐘さんの声「なら、起こしてきてよ。ご近所みんな小さいお子さんばかりで、少ししか居られないんだもの。5軒も回っちゃった」
アルフレッドの声「それはさぞやお疲れでしょう。玄関で申し訳ありませんが、この生姜湯をどうぞ。風邪の予防になります。少し喉をお休めください。喋りすぎて喉を痛めるとそこから風邪になることがございます」
あすか「アルフレッド、うまいことを言ってる」
アルフレッドの声「もうこれだけ回ったらなおお疲れになります、今日はお帰りになってじっくりお休みください」
大鐘さんの声「生姜湯をありがとう、これ美味しいわ、じゃ、またね、執事さん」
ノンコ「帰ってくれたみたいだわ」
ノンコ「アルフレッド、お見事!」
アルフレッド「ふう。迂闊なことを言うとどんな噂になるか分かりませんので緊張しました」
あすか「助かった~」
久美子「5軒も回ったって……」
ノンコ(右)「うちでツヨシ君とアンバーとクリスタル預かってるって知られたら、ご近所の人たちが我も我もと小さな子預けに来て、客用寝室が全部ふさがっちゃうわ。このことはナイショよ」
久美子「あたしは?」
(中央)アルフレッド「久美子様は『預かっている』のではなく『住んでいる』のです。お嬢様がそうお決めになったのですから」
久美子(左)「やだ、泣けちゃうじゃない」
あすか(右)「ここには久美子ちゃんのお部屋もちゃんとあるんだからね」
ソージツくんの声「あすかっち、いるー?ツヨシと連絡取れないんだけど知らない?」
あすか「私は留守だよー。ツヨシ君も来てないよ」
久美子「あすかっちって賢いのかバカなのかいつも分からないわ」
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無事、お喋り奥さんを撃退したアルフレッド。
なんとか大鐘さん、納得してくれました。
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