あすか(右)「でね、当時の皇帝は同治帝といって、まだ幼かったから東太后と西太后と共同で政治をすることになっていたんだけど、3人の政治家が自分たちがやると言って相手にしないので、西太后は一計を案じて同治帝に3人の死刑を命令させ、権力の座についたんだ」
アンバー(中央)「こっわーい」
クリスタル(左)「3人もいっぺんに?」
あすか(右)「うん。だけど彼女も最初はいい政治をしてたんだよ。東太后はあんまり政治に興味あるほうじゃなかったから、西太后ががんばった。だけど、同治帝が、西太后の推した正妻候補ではなく東太后の推したほうを皇后に選んでしまってから、歯車が狂った。同治帝は政治を始め、西太后はお役御免。政治が面白くてたまらなかった彼女は自分の血を分けた息子なのに急に彼が疎ましくなってしまった。一年後、同治帝は病死し、皇后は自殺した。西太后はここぞとばかりに自分の甥っ子を皇帝にした。そしてまた彼女の治世が始まった。東太后は前の皇帝から預かった遺言を、内容も知らぬまま西太后に見せてしまった。彼女を信頼してのことだったのだけど、書かれていたことは大臣宛に、西太后は危険な女だから殺すようにという命令だった。東太后は驚いてその遺言状を焼き捨てた。しばらくしてのち、東太后は西太后に毒殺されたというんだけど、現在の説では脳溢血だったらしい」
アンバー(左)「絶対毒殺だよ!」
あすか「その後、日清戦争が始まり、甥の光緒帝と意見が一致しなくて、大敗してしまった。光緒帝が信頼する政治家の康有為は西太后を引退させるよう進言し、光緒帝も同意した。だけど西太后はクーデターを起こし、光緒帝をとっ捕まえてしまった。康有為は亡命し、権力は彼女の手に戻った。再び彼女は8カ国に宣戦布告するという暴挙に出、北京が墜ちる時、とっとと側近とともに光緒帝を連れて馬車で逃げてしまった」
クリスタル(左)「え~、なにそれ」
あすか「光緒帝の妃のひとりは逃げずに講話すべきだと主張したため、井戸に放り込まれた」
アンバー(右)「も、もういい!アジア恐い!」
クリスタル(左)「全然ワクワクしない~なんかもっとロマンチックなお話がいい」
久美子(右)「なんであそこまで熱心に教える必要があるのよ。スマホ持たせてゲームさせておいて、あとはほっとけばいいじゃない」
あすか(左)「授業つきの契約だからこそ高額な報酬もらえるんだよ」
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あすかっち、熱心に西太后について授業しましたが、まだ10歳のロマンチストの少女たちにはハードル高かったようです。
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