あすか(右)「え?なに?」
ツヨシ(左)「大輝くんだよ。一家夜逃げしたって」
あすか「はあ?」
ツヨシ「あいつんち、コンビニのフランチャイズ店だったろ……本部から閉店命じられて……」
あすか「ちょっと待ってよ。私、そんな話全然聞いてないんだけど」
ツヨシ「ぼくだってけさ知ったんだ」
あすか(右)「一言言ってくれたらよかった。ライバルなのに」
ツヨシ(左)「ライバルだからよけい言い出せなかったんじゃないの?言ったところであすかっち助けられないじゃん」
あすか(右)「通信簿の比べっこやテストの答え合わせするヤツがいなくなった。淋しい」
ツヨシ(左)「ぼくはみじめになるのイヤだから比べっこしないからねっ」
あすか「元気でいてくれるといいけど」
ツヨシ「うん。ぼくも心配。でもいいニュースもあるよ。ヒロムがだいぶ元気になったから明日から学校来るよ」
あすか「それはよかった」
あすか「あ。ヒロムくんに本貸しっぱなしだ。今日メールして取り返そう」
ツヨシ「いい加減LINEやったら?もうLINEしてないのあすかっちだけだよ」
ツヨシ「帰り、ヒロムの様子見てくる」
あすか「人生って何が起こるか分からないよね」
えれぽん「そうですね……私も今、ここにこうしているのが不思議です」
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生き物は運命の糸に操られて存在している。
けれどその運命の糸を見ることが出来る者はいない。
そんなところでしょうか。










