あすか(右)「おはよう」
花織(左)「え?」
花織(左)「やっだー、あすかっちじゃない、どうしてうちの制服着てここに来てるの~?」
あすか(右)「きみが休んでいた昨日、緑中に転校してきた」
花織「うっそー、なんで聖フルールやめたの?」
あすか「あそこはお上品過ぎて私とは水が合わない。緑中ではあだ名か下の名前で呼ぶ決まりなんだってね。きみのことをなんて呼んだらいい?タチバナカオリだからタチカオ?」
花織「いや~ん、花織って呼んで~」
花織(右)「あすかっちの鞄、なんにもマスコットつけてないんだね。好きなアニメキャラとかアイドルのグッズ持ってないの?」
あすか(左)「鞄につけるタイプはデザインが子供っぽいよ。ペンケースはジャイアンだから持ってないわけじゃない」
花織「うっそー!ジャイアン好きなの?そんな子いるんだー!」
花織(右)「あっ、でも馬鹿にして言ってるワケじゃないから怒らないで」
あすか(左)「別に。そもそも馬鹿にされたとは思ってないよ」
花織「好きなアーティスト誰?花織、セクゾ好きなの~。あすかっちはあいみょん?シシャモ?米津玄師?」
あすか「中島みゆきと平井堅」
花織「シ、シニア向け……おじさんおばさん好きなの?今度セクゾのコンサート行こうよ」
あすか「ジャニーズに関心ない」
花織(右)「えー、ジャニーズ嫌いな女子っているの?えーん」
あすか(左)「泣かなくてもいいじゃないか。嫌いなんじゃなくて、ただ無関心なんだ」
3バカトリオ参上。
タケル「あすかっち、さっそく花織ちゃんいじめてる。だめじゃねーか」
ヒロム「何をしたの?」
あすか「別に。ジャニーズに関心ないって言っただけ」
3バカトリオ「な~んだ。俺たちも関心ない」
3バカトリオ「だが、カワイイは正義!あすかっちが悪い」
あすか「なんだお前ら、ぶっ飛ばされたいのか」
3バカトリオ「出た!あすかっちの和田アキ子モード」
タケル「花織ちゃん、もう席に着きなよ」
花織「うん」
ヒロム「泣き止んで」
ツヨシ(右)「あすかっち、花織ちゃんは聖フルールみたいなこらえ性のある子たちでもここの個性豊かな面々でもなくて、貴重なフツーの女子なんだよ。だから優しく話しかけて。その仏頂面やめてくれよ」
あすか(左)「スクールカーストの女王だった子がどうして普通なんだよ。普通の基準ってなんだよ」
ツヨシ「スクールカーストなくなったんで、女王の位置から転落して、しょげてるんだよ。とにかく優しく」
あすかっちの心の声「(優しくって言ったってなぁ。こんな豆腐メンタルの子どうやって接したらいいんだよ)」
あすかっちの心の声「(えれぽんのほうがよっぽど普通だよ)」
えれぽん「どうしたの?私の顔に何かついてます?」
あすか「なんでもないよ」
校長先生「みんな、分からないところないかい?」
全員「ありませーん」
校長先生「そう。先生ちょっとトイレ行ってくる。じゃあまたあとでね」
花織「(ぼそっと)校長キモっ」
あすかっちの心の声「(うわっ!美少女の心の闇発見!)」
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花織ちゃん、なかなかしたたかな少女のようです。
あすかっちと花織ちゃんはどちらもジェニーフレンドの「リナ」です。
目の色と髪型が違うだけでけっこう別人でしょう。
制服はかつては一人一着しか買えなかったキャッスルのものです。今はもう、そうではないらしいので、あすかっちの分もなんとかなりました。着せやすいです。
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