皆様、台風の爪痕はいかがでしたでしょうか?
被害に遭われた区域の方、少しでも早く復旧するようお祈り申し上げます。
シスター・クラレンス(左)「あなたとこんな形で面談するのはつらいのだけれど」
あすか(右)「申し訳ありません」
シスター・クラレンス「著名人子女枠で来た上級生を脅かしたそうね」
あすか「返す言葉もございません」
シスター・クラレンス「わけも話してくれないの?今度の相手は親御さんが口の大きい人ばかりだから、もみ消すのにかなり苦労したのよ」
あすか「従姉妹がいじめられまして」
シスター・クラレンス「ああ、久美子さんね。今、登校していませんね、そう、いじめられていたの。気づいてなくて申し訳ないわ」
あすか「で、ワケを聞こうと3年梅組の先輩を呼んだのですが知らぬ存ぜずを決め込んでいたので拷問するぞって言っただけです」
シスター・クラレンス「なんと愚かな……週刊誌がこぞって書き立てますよ。当校の名誉の問題です」
あすか「反省しております」
シスター・クラレンス「お金で事件をもみ消しても、生徒の中の誰かがSNSで喋ったら、あなたおしまいですよ。それでも反省しているようだから、停学3日ということにしましょう。たとえ警察が来てもあなたお誕生日前だから少年法が守ってくれます。けれど、ネットで騒ぎになる前に自主退学するか転校するか、それとも他の方法を考えるか、どうするか決めるまでしばらく雲隠れしてくださいな。当校ではこれ以上スキャンダルからあなたを守り切れません」
あすか「はい」
シスター・クラレンス「それから、下手に謝罪文など書かないでね。受け取った生徒が週刊誌に売る可能性があるから」
編集者のナタリーさん「へー、面白いじゃない。黒●徹子や西●理恵子みたいでいいじゃない。中学校中退、大いに結構。で、次、どこの学校に行くの」
あすか「被害届を出すって言ってる先輩から離れなきゃならないから……緑中にしようかと思ってる。来年度からお母さんが教えるガッコ」
ハルヲ神父「緑中は校則も緩いし、週一回私が道徳の時間に呼ばれて講義しております。安心して通えますよ」
ナタリーさん(左)「やはり忖度していたのね」
ハルヲ神父(右)「失礼な。緑中のすぐ裏がうちの教会です。どうでしょう、高峰さん」
あすか(中央)「もし退学になったらよろしくお願いします」
ナタリーさん「あすかっち、無頼派で売っててよかったわね。もしあんたのライバルの浦沢姫華が同じことしたらもっとすごいスキャンダルになってて作家稼業出来なくなるわ」
あすか「そうだね、清純派は損だね」
ナタリーさん「で、停学喰らって3日間、暇でしょ?お仕事の依頼なんだけどぉ~」
あすか「まだ働かせる気?」
ナタリーさん「またホラー書いてほしいのよ~」
あすか「……出来たよ」
ナタリーさん「短編早いわね、あすかっち」
ナタリーさん「わっ、恐っ!夜中一人でお風呂入れないわ」
あすか「一緒に入ってあげようか」
ナタリーさん「あんたじゃこの見事なモデル体型見せてもつまんないから、やだ」
ナタリーさん「あんたのガッコの著名人子女枠で入った子たち、親のこと調べたけどたいした人じゃなかったわよ。我が快談社にあんたを使わないよう圧力かけられるような人は誰もいないから、これからもよっろしくねー。じゃ」
あすか「たとえ華やかな世界にいられなくても、君たちがいればいいよ」
ビーちゃん(右)「(どこまでもお供しますワン)」
百鬼丸(左)「(ずっと一緒です、がうがう)」
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町内一のおしゃべり奥さんのところにこの情報が入る迄、あと少し。
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