あすか「最近、作家業がお留守なんで、ファンタジーキャッスル行ってみたいななんて思うんだけど、もう怪獣出ないの?出るんなら戦って退治したいところだけど」
ねぎっちょ「今のところ平和よ」
ねぎっちょ「あの怪獣ヲタクの王子が何かやらかさない限り大丈夫でしょ。あら?」
あすか「猫伯爵、いらっしゃい」
ねぎっちょ「え?あすかっち猫伯爵と知り合い?」
猫伯爵「これはこれは、あすかさんともお友達でしたか、星詠み博士」
あすか「ああ、猫伯爵ってファンタジーキャッスルの人だったんですね」
ねぎっちょ「隔世(かくりよ)の者のあなたがあんまり人前に顔出していいのかしらねえ」
猫伯爵「そういうあなたも、現世(うつしよ)の中学生ではないでしょう?星詠み博士」
ねぎっちょ「まあね」
ねぎっちょ「あすかっち、この人はファンタジーキャッスルの中では悪い人じゃないからいいけど、人外には気をつけてね」
猫伯爵「私はただの彼女のファンですので」
ねぎっちょ「……あすかっちも怪異に出くわしても自覚ないから怖いんだけど、悪いものは向こうが勝手によけていくところが不思議よねー」
あすか「そうなの?」
猫伯爵「現世(うつしよ)で"悪い人外"からは、あすかさんのことが見えないんですよ」
あすか「そうなのかー」
ねぎっちょ「そうなの?」
猫伯爵「今日は星詠み博士もいらっしゃることですし、私は退散しましょう」
ねぎっちょ「やれやれ、お騒がせな人だわ」
あすか「そういや私、猫伯爵あんまり怪しいと思わなかったな、最初会ったとき」
ねぎっちょ「少し自覚してね。ああいう人ばかりじゃないから。でも、この世界に居る限り、悪いものからはあすかっちを見ることが出来ないってことは、その影響も及ぼさないってことよね。あすかっちからも多分見えないんだわ。肝試しに、あすかっちと行けば怖くないってことだわ」
あすか「私、肝試しとかそういうところ軽々しく行くの好きじゃないんだけどな」
ねぎっちょ「それが一番正しいわね。霊感ゼロって人も珍しいのよ。で、そのあすかっちから猫伯爵が見えたってことは、そういうの通り越して大人のお付き合いってやつなんだわきっと」
あすか「んー、分かんないな」
ねぎっちょ「中2であの格好の人怖がらないって、子供過ぎるから。普通は怪しいって思うものよ」
あすか「ん~、いつもなら関わらないと思うんだけど、なんでだろうね」
あすか「あ、新しく家族になった百鬼丸。あれ、ねぎっちょを警戒しないね」
ねぎっちょ「うちも犬飼ってるし、犬に好かれる自信はある♪この子おとなしいね、柴犬には珍しい」
百鬼丸「(この人、なんとなくあすかちゃんと同じ匂いがします、がうがう)」
ねぎっちょ「あ、ジュジュちゃんが」
あすか「鳥が頭に乗っても静かだね、リラックスしてるのかな」
百鬼丸「(本当はあの猫人間が来たとき吠えたかったんだけど、我慢したのです、大人ですから、がうがう。鳥ぐらい遊んであげられます、がうがう)」
(明日『この世の果て』に続く:猫伯爵は出てきません)
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ヒトと犬の思いにいくらか食い違いがあるようで……。
がうがう。
あすかっち達の戦いの様子は「ファンタジー国」もしくは「ファンタジーキャッスル」でサイト内検索すれば出てくると思います。
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