あすか(右)「ここんとこずっと、うにちゃんが毛づくろいしなくなっちゃったから、ブラッシングしてるんだけど、毛艶もよくなくてね」
ゆきな(左)「何歳?」
あすか「私がここに来る前からいたから、11歳かな」
ゆきな「んー、じゃあまだ若いね、猫は人生20年時代だし」
ゆきな「ご飯替えてみたら?食べるかもしれないよ。うにちゃんってきみんとこの家族以外なつかないから、遊びに行ったときつまんないけど、カワイイからさー、ほんとはウニちゃんの子どもも見たかったな」
あすか「早い時期に避妊手術しちゃったからね」
ゆきな「ところでこのあかんぼ、名前の付け方ひどくない?A(アー)B(ベー)C(セー)のAってw」
あすか「名前はつけちゃいけないんだ。親が引き取りに来るから。ちょっと預かるだけだし」
あすか「猫の心配、預かってる子の心配で大変だよ。ビーちゃんもうにちゃんが元気ないとなんだか寝てばかりいるし」
ゆきな「うちは豆蔵が逝った」
あすか「あ、そうなんだ」
ゆきな「親と二度と犬飼わないって約束したから、ペットはティーカップパンダだけになっちゃった」
あすか「……淋しいね」
あすか「儚いよね」
ゆきな「そうだね。でもなんでそのあかんぼ一人だけ連れて散歩してんの?あとのふたりはどうしたの?」
あすか「実は、BとCはすでに母親が連れて帰ったんだが、このAの母親と連絡が取れない。機密事項だから警察にも届けられない。どうしたものか」
ゆきな「はあ?なにそれ!」
あすか「遺伝子組み換え赤ん坊だからこれから先どうしていいか分からない。もし仲介業者に連絡したら廃棄処分にされかねないし」
ゆきな「廃棄処分ってイヤだなあ。機密事項そんなに喋っちゃって大丈夫なの?」
あすか「わざと喋ってるんだよ。聞きつけた物好きが欲しがるかなと思って」
ゆきな「あすかっち、それはいかんよ、やけくそすぎるよ」
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雑談も雑談でした。
猫のうにちゃんの元気がない話からAくんのこれから先まで雑談。
果たして被保護者だらけの高峰家の明日はどっちだ?









