グレイス先生「では次は『徒然草(つれづれぐさ)』から『友とするにわろき者』を勉強します。
『友とするにわろき者、七つあり。一つには、高くやんごとなき人。二つには、若き人。三つには、病なく身強き人。四つには、酒を好む人。五つには、猛く勇める兵(つわもの)。六つには、虚言(そらごと)する人。七つには、欲深き人。
よき友三つあり。一つには、物くるる友。二つには、医者(くすし)。三つには、智慧ある友。』これを現代語訳してください、では高峰さん、いかがですか?」
あすか「友人として付き合うのに悪い人は7種類に分けられます。1.高貴な人。2.若い人。3.病気もしない頑健な人。4.酒好きの人。5.猛く勇ましい兵。6.嘘を言う人。7.欲の深い人。友人としてよいのは次の3つの型の人です。1.物をくれる友。2.医者。3.知恵のある友。(ポプラ社古典文学全集5・枕草子・徒然草/片桐顕智・訳より)」
グレイス先生「はい大変結構です。みなさんはどのタイプが苦手ですか?では三隅さん」
ゆきな(右)「嘘を言う人…かな」
グレイス先生「嘘が嫌いなのですね。で杉下さんは?」
キラりん(左)「病気もしない頑健な人です」
(チャイムの音)
グレイス先生「はい、今日はこれでおしまいです、ごきげんよう」
あすか(右)「ねえ、やんごとなき人も若い人も病気知らずの人も、ある意味めんどくさいよね。兼好法師って扱いにくい人を嫌う怠け者だったのかな?」
ゆきな(中央)「そうなのかな?」
キラりん(左)「隠居だから気を遣うのはイヤだったかもしれないわ」
キラりん(左)「あすかっちはどういう人が嫌い?」
あすか(右)「あの中にはない。人の秘密を守れない人がきらい」
ゆきな(中央)「あすかっち、秘密主義なの?」
あすか「そういうわけではないんだけど…」
あすか(右)「良き友はどうして3種しかないんだろうね」
キラりん(中央)「それだけ悪い種類って多いんじゃない?」
ゆきな(左)「なんだか私はよき友のほうが面倒かなーぁ」
あすか「あ、スマホ鳴ってる。編集の岬さんからだ」
キラりん「快談社の?」
あすか「いや冗談社のほう」
あすか「岬さん?いつビーちゃん迎えに来るの?こっちは岬さんが忘れていったビーグル犬を毎日散歩させて身体洗って遊んでるよ」
岬さんの声「ビーグル犬って吠えるのよね」
あすか「その辺はこっちで躾済みだけど、返しても返してもなんでうちにくるの?」
岬さんの声「首輪抜けの名人だから、そっちが気に入っちゃったんじゃない?先生にあげるわ。こっちはもう新しくトイプードル飼っちゃったから要らない~。ビーちゃんは先生がかわりに育ててよ」
あすか「はあ?」
あすか「み~さ~き~さ~ん、飼い主の情は?」
岬さんの声「ないわ。ビーちゃんはもう、先生のものよ」
あすか「忘れ物の天才編集者、今度は情を忘れたか…」
キラりん(左)「物をくれる友はよき友って、今日習ったけど…」
ゆきな(右)「この場合は当てはまらないね。やっぱりよき友が面倒くさいや」
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ビーちゃんも早くから岬さんの情の薄さを知ってたとは思うけれども。











