暗くて深い河がある | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

ゆきな「1週間もスマホに出ないし学校にも来ないからどうしちゃったのかと思ったよ。児相来たんだって?」

 

あすか「うん、アルフレッドが腰痛になったから家事で精一杯だったんだよ。イギリスの料理が出て来たかと思った、悪夢だっていわれちゃったけど」

ゆきな「イギリスってお料理不味いの?」

あすか「アルフレッドが言うには不味いんだって」

 

ゆきな「最近、ツヨシくん来ないね」

あすか「小5の彼女が出来たって。お父さんが世界的音楽家でお母さんがファッションデザイナーでフランス貴族の血を引くハーフの子だって。お料理上手でやさしくて男を立ててくれて可愛い物好きだって」

ゆきな「ツヨシくん近いうちに振られると思う」

あすか「私も何となくそう思う」

 

ゆきな「じゃあヒロムくんは?」

あすか「ジェンダーの問題で喧嘩したらそれっきり来なくなっちゃった。あの子、外見は女ぽっいけど、中身はカチカチのマッチョだよ。男らしい筋肉は要らないけど、女は劣った存在だからなりたくないって」

ゆきな「なにそれー?サイテー」

あすか「女子は可愛くて足が遅くて協調性を必要とするボール運動が得意で声がきれいでモテればいいって。自分の夢を応援して支えてくれる子と生涯をともにしたいって。夢を持ってる女は要らない、空いた時間はパートで稼いでくれればいいって。あと家事育児は一切協力しないって」

ゆきな「えー最悪!なんでそんなんなっちゃったの?」

あすか「小6の彼女ができたから。可愛くて頭悪くてお菓子作りが得意で、彼女が中学終わったら4年待って結婚するって」

ゆきな「ちょっと待って!なんで?」

 

あすか「よく分かんないけどヒロムくん、ドラアアグクイーンとやらになりたいんだって。だからそれまで彼女が年齢ごまかしてキャバクラで働いて食べさせてくれるんだって。でももうひとり付き合ってる子いて、そっちは遊びだって。貢いでくれる専門だって」

ゆきな「ゲスじゃん!」

 

ゆきな(右)「それ、女をバカにしてない?」

あすか(左)「男なんて所詮みんなそうだよ。成績のいい子とは付き合いたくないって。年増もいやだってさ。顔のいい男にろくなのはいないの。きっと50歳になってもモテると思ってるよ」

 

ゆきな「あれ、タケル君は?」

あすか「おっぱい星人だから最初から私は対象外」

 

あすか(左)「ま、とうぶん男は要らない」

ゆきな(右)「あすかっち男運悪いね」

あすか「…といっても最初からただの友達だし」

ゆきな「中学入るとみんな色気づくからなー。共学の子は大変だね」

あすか「ヒロムくんの彼女はフェリスだよ」

ゆきな「うわー、ヒロムくん鬼畜!中高大一貫教育の子退学させてキャバクラへってどういう魔法?」

あすか「多分親が反対すると思うよ」

 

ゆきな(右)「そ、そうだよね。カノジョできると男ってそんなに自信持てるもんなのか」

あすか(左)「男の価値は顔なの。一生使えるから。あとお金いくら稼いでこられるか。女の価値は顔にくわえて若さなの。一瞬しかない美だけど。だから女はひとりで生きていけるよう手に職付けなきゃダメなの。看護師とか美容師とか。若くなくなったら男に捨てられるんだから、一生の仕事を早く身につけて若いうちに子供産んできれいに男と別れることを常に心がけておかないと。王子様が欲しいなら高卒か短大卒で銀行に勤めればいい」

ゆきな「あすかっちは作家だからそう言うけどさ」

 

あすか「作家だって不安だよ。もともとお祖母ちゃんが画家だったからなれたようなもので、七光りでもチャンスはしっかり生かさないと一生できないかもしれないから。イマドキの作家に求められるのは新しい発想と分かりやすさと読者の欲を満たしてくれるかどうかで、文章力じゃない。大学院出てたくさん書いても話題性がないしこのネット社会乗り切るには若い人の情報が重要になる。だからいずれ作家は使い捨てになるだろうね。その前に何か国家資格取らないと」

 

ゆきな「あすかっちって全然夢がないんだね」

あすか「物心ついたときから両親の修羅場見てきたから恋愛や結婚に夢なんて持てないんだよ。とにかく作家にならなくちゃって大人の本いっぱい読んだよ。3歳の時にはもう作家になるって決めてた」

ゆきな「…それは盛りすぎじゃない?」

あすか「事実だよ」

 

あすか「編集からはあなたの体験は若い読者を傷つけるのでなるべく柔らかく書いてって言われるけど、イマドキの若い子は逆に刺激欲しがってる。だからなるべくありのまま残酷に書くことにしてる」

ゆきな「それは違うよ~。私、きみの書く小説恐くて読めない~」

あすか「だって、きみは私に興味ないだろ?私だけじゃなく、きみの夢に協力してくれない誰にも関心が無いだろ?」

ゆきな「それは…」

 

あすか(左)「うちの母も仕事以外はずっと眠ってるし、誰も私に関心は無い。そしたら小説書くしかないじゃん。その小説もいずれ母の介護で書けなくなると思うけど。だから早く何か資格取っていい男と結婚して子供産んである程度育ったら離婚して仕事に集中したい」

ゆきな「あすかっちの結婚観って離婚前提なの?」

あすか「男の面倒まで見る時間はない。母の介護で手一杯で旦那の介護なんて出来ない」

ゆきな「旦那可哀想だよ」

あすか「だから顔のいい男を選ぶの。次の女すぐ見つかるから」

 

ゆきな「きみの凍った心を融かしてくれる人が見つかるといいね」

あすか「ありがとう。でも私は愛するってことも愛されるってこともよく分からないよ。可愛い女の子が欲しい。そして看護師にして私の介護してもらう」

ゆきな「きみの子は可哀想だね」

あすか「生きとし生けるものはみんな可哀想さ」

 

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愛もなければ夢もない。

死してしかばね拾う者なし。

私には子供がいないから、毎日要介護になる歳が来ることが不安で仕方ありません。大事な時期に大病したので若さを無駄に過ごし、行き遅れです。就職氷河期の時の就活生でしたので、学歴も無駄になりました。

毎日毎日、いつも具合悪い母と、そろそろ車の運転が危うくなってきた父を観ていると、毎日ほんとに楽しいとはあまり思えません。それでも私は忙しいんです。毎日胃だったり眼科だったりどこかしらあちこち壊れていて病院通いですから。

 

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