シスター・クラレンス(左)「高峰さん、今どうして私とあなたがここにいるかお分かりですか?」
あすか(右)「いいえ、シスター・クラレンス」
シスター・クラレンス「あなた3日前の抜き打ちの校則違反検査で、パーマをかけている生徒に天然かどうか頭からバケツで水を浴びせ、スカート丈の長すぎる女子のスカートにハサミをあてたそうですね。少々やりすぎです。規律委員として熱心なのは結構ですが、当校へ親御さんから苦情が来ました」
シスター・クラレンス「うちひとりは怖がって部屋から出てこないそうです。今どきあなたのやったような検査は田舎の公立校でもしませんよ。聖書にも不寛容な者は天国へは行けないと書いてあったはずです。少しだけでよいから寛容の心をお持ちなさい」
あすか「私、間違っていたんですか?」
シスター・クラレンス「間違っているとはいいません。人工的なパーマやスカートのことは彼女たちに非があります。当校もこれまで校則違反には厳しい態度で臨んできました。ですが、今のあなたのような規律委員が出てくると、娘さんを安心して学校へ預けられないと不安がる親御さんからの対応に苦心するでしょう」
あすか「うーん。困ったな」
あすか「生徒同士だと、ナメられちゃって口頭では効果がないと思いまして…まずかったですか、そうですか」
シスター・クラレンス「ですから、違反切符を切るなどの、暴力的でない罰を、私も今、考えているところです」
シスター・クラレンス「ま、一部のPTAでは今回のことを好意的にとらえておられる古い方々もおりますし、私も厳しくしてきましたが、あなたのはやりすぎです。逆の立場を想像してごらんなさい。同じことをされたら、つらいでしょう?」
あすか「…分かりました。出来るだけ寛容さを忘れずにいます」
シスター・クラレンス「よろしい。慈悲深い心でいなさい。思いやりを忘れずに。それから、今お休みしている生徒にはメールでいいのでお詫びを入れるように。それでも学校へ来ないのであれば、あとはこちらでの管轄ですので責任持ちます。私からはこれだけです」
ゆきな(右)「あすかっち大丈夫?シスターに怒られた?」
キラりん(奥)「学校中今この話題で持ちきりよ」
あすか(左)「ん…大丈夫。よく分からないけどもっと寛容になれって、そんだけ」
ゆきな「え…あすかっちって寛容なほうだと思うけど…時々厳しいかな。江古田に帰ったら喫茶店で話聞かせて」
あすか「いいけど大した話じゃないよ?」
あすか(左)「ねえ、私厳しい?」
キラりん(右)「学校帰りに喫茶店入る人が厳しいわけないってば」
あすか「だよねえ?」
あすか(左)「まあ、シスターが慈悲深い心を持てと言うから、なるべく優しい子になろうとは思うけど…とりあえず駅へ行こう」
シスター・クラレンス(中央)「私の言ったとおりでしょう?高峰さんは必ずよい子になると信じてると。根は真面目な生徒ですから」
蓼科(たてしな)先生(右)「でもシスター、あれはやりすぎですよ。良い子と言うには…」
シスター・クラレンス「なんの、これで他の生徒もしばらく羽目を外さないでしょう」
シスター・エリノア(左)「もし私達が羽目を外したら、高峰さんにひどい目に遭わされるでしょうか?」
シスター・クラレンス「そうですよ。だからよいシスターでいましょうね。ああ主よ、私は間違っていませんでした!」
蓼科先生「私はますます不安です」
あすか「え?おたくのドラ息子を預かって鍛え直してくれ?うちはどっかのヨットスクールじゃないよ」
この事件後、あすかっちは「関東一恐い規律委員」とその名を轟かせ、聖フルール女学院の生徒はあすかっちが通ると慌てて身だしなみを整えるようになりました。内心あすかっちは、恥ずかしい思いをしました。
真面目にお仕事しただけなのに?
シスター・クラレンスはあすかっちを完全に誤解しているようです。
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