あすか(手前)「ない!ないっ!ない!どこ探してもない」
アルフレッド(右)「落ちついてくださいお嬢様、今度は何をなくしたんですか」
あすか(左)「買ったばかりの2足980円の靴下片っ方ない~」
アルフレッド「諦めなさいませお嬢様、今までこの部屋で失くして出てきた物はございません」
あすか「そんな簡単に言わないでよ。なくすまいとおもってこのソファの上に置いておいたんだから」
アルフレッド「場所がお悪いです」
アルフレッド「大事にしすぎてなくしたりどこへしまったか分からなくなる物はザラにあるでしょう。今日でGWも終わり、明日から学校です。学校指定の靴下をなくしたわけではございませんからひとまず問題はございません」
あすか「来週は中間テストだったな。勉強しておこう」
アルフレッド「物わかりがよくて結構です」
ツヨシ(左)「あすかっちー、ちょっといい?」
あすか(右)「やあ、ツヨシくん」
ツヨシ「数学分からないんだけど教えてくれない?」
あすか「私に聞くだけ無駄だとおもうが…。お母さんに訊けと言いたいけどお母さん留守なんだ」
ツヨシ「いや、その、マイナスとプラスをかけるとマイナスなのに、なんでマイナスとマイナスをかけるとプラスになるんだろうって」
あすか(右)「私に分かるわけないって。そういうものだと習ったとおり暗記すれば点は取れるよ」
ツヨシ(左)「なんか引っかかっちゃって」
あすか「こちとら買ったばかりの靴下なくしてブレイクハート。そんなこと考えてられないよ」
ツヨシ「その靴下、これでしょ。やっぱりあすかっちのだったんだ」
あすか「あっ、なくしたやつ!そうだ!」
あすか(右)「そうそう、これこれ。なんでツヨシくんが持ってたの?」
ツヨシ(左)「この前あすかっちのソファに座ったとき、ぼくのお尻についた靴下が鞄の中に落ちたんだと思うよ」
あすか「そうか」
あすか(右)「ありがとう、頭痛の種は消えた。ネガティブとネガティブをかけたらポジティブになったじゃないか」
ツヨシ(左)「えー、そんな答えなの?」
あすか「そんな答えだよ」
あすか(手前)「アルフレッド-、靴下が出てきたよ」
アルフレッド(奥)「それは出てきたのではなく返ってきたというのです」
アルフレッド(右)「ソファ周り片付けて、このブラックホールのような部屋を何とかしましょう。お嬢様はテスト勉強なさっててください」
あすか(左)「分かったよ」
アルフレッド「さて、どこから片付けたものやら」
ドンガラガッシャーン。
あすか「アルフレッド大丈夫?」
アルフレッド「ポジティブに、ポジティブに」
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ふたりの会話をしっかり聞いているアルフレッドでした。


















