思い出はそのままに | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

ひさしぶりのコノエお祖母ちゃん。



コノエ「あすかちゃーん、迎えに来たわよ」

あすか「はーい」



あすか「お祖母ちゃん、今、なにを聴いているの?」

コノエ「ボブ・ディランの『ライク・ア・ローリングストーン』よ」

あすか「あ、昔のロック」



あすか「どういう歌なの?」

コノエ「昔お金持ちだった女性が落ちぶれて気前よくばらまいてるうちに、明日のご飯にもありつけなくてやつれはててしまうというような詩だったかしらねえ。お祖母ちゃん、天狗にならないようにこの歌を聴いているの」

あすか「そうなのか…」



コノエ「あすかちゃんは本と漫画好きだったわね」

あすか「古い漫画好き。今、アルフレッドに借りた『こどものおもちゃ』読んでる。ああいうは今の漫画にはないね。温故知新だと思った。少女漫画苦手だけどあれは読める」

コノエ「あれね、もともとおばあちゃんがノンコに買った本だったのよ。だけどノンコは、ああいう少女漫画っぽい絵が嫌いで、絵が嫌いだと中も見ようとしないのよ。それでアルフレッドにあげちゃったの」



あすか「お母さんは山岸凉子しか読まないからね」

コノエ「女の情念というか苦しみに満ちたものを自分と重ねているんでしょうね」



コノエ「あすかちゃんはどんな音楽聴くの」

あすか「中島みゆき」

コノエ「あらあ、ずいぶんしぶいのね」

あすか「90年以降のものだけど」

コノエ「最近の聴かないの?」

あすか「欲望のままにあれ、みたいなのは無理」



コノエ「だったらアニソンがいいんじゃない?」

あすか「そうかも」



アルフレッド「お帰りなさいませ」



あすか「アルフレッドの本棚って見事に少女漫画だもんね」

アルフレッド「また仕入れようかと思ってます」

あすか「アルフレッドってどんな歌聴くの?」



アルフレッド「歌は聴きません。気が散るのはめんどうで…」



あすか「…そっか」

あすかっちのモノローグ「(本当はアルフレッドにも奥さんとの思い出の歌があったかもしれません。しかしそのことにはどうしても触れられませんでした。アルフレッドの胸にだけ秘めた何かがある気がしました)」


ε=(。・д・。)ε=(。・д・。)ε=(。・д・。)ε=(。・д・。)ε=(。・д・。)


というようなあすかっちの気持ちもありました。




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