聖フルール女学院中等部2-A。掃除中。
麗美「ちょっとあなたたち、掃除マジメにやってちょうだいよ。なに委員長まで喋ってるの?」
キラりん(左)「ごめんなさい、どなた?」
ゆきな(左)「黒髪だったとしても…だれだったっけ」
麗美「高峰さん、気安く下の名前で呼ばないでよ。あなた掃除中に本読んでいたのね」
麗美「表紙が恐いわ。どういうシュミしてるのかしら、信じられない」
あすか「苗字教えてよ」
麗美「上野小路よ。二度と訊かないで。あと本のこと、先生に言いつけるわ」
シスター・エリノア「上野小路さん、何を言いつけるですって?」
麗美「あっ、シスター・エリノア、この人達掃除しないんですよ」
つぐぴょん「あっはっは、おっかしーですわ。そう、上野小路さんは聖フルールにいらしたのね、あの人いばりんぼでみんな『虎』って言ってましたのよ」
つぐぴょん「かつてはね。つぐぴょんが無一文になってからは全く声を聴きませんわ」
あすか「ええっと、お金持ちってこと?」
つぐぴょん「あすかっちだってお金持ちでしょ?上野小路さんはもともと聖心女学院やフェリスを受験したんだけど、態度が悪くて落っこちましたの。それでたぶん滑り止めの聖フルール、おっと当時は聖ヨハンナに入りましたのよ。あれでも公家の出で、ありえない話でしょ?」
あすか「へー、上野小路さん、公家の人だったのか」
つぐぴょん「だから『成金』で『七光り』に見えるあすかっちに妬いてるんですわきっと」
あすか「まあ、そう言われちゃしょうがないな。七光りは事実だし」
つぐぴょん「七光りだけであんなにお仕事が来るとは思えないし、こなせるものでもないと思いますわ。もう七光りじゃなくってよ、あすかっち」
つぐぴょん「でもあすかっちの読んでらした本は、つぐぴょんも読みましたわ。『何か信ずるものを持つことが必要ではない。どこかになにか信ずるに値するものがあることを信ずることが必要なのだ』ってくだりがすきでしたわ。上野小路さんは読書苦手みたいでしたけど…」
あすか「私もそのセリフ好きだな」
つぐぴょん「なんにせよあすかっちが上野小路さんのお相手する必要はありませんことよ」
あすか「つぐぴょん、文化人お友達枠で聖フルール入らない?」
つぐぴょん「あらあすかっち、つぐぴょんは公立の中学校で誰恥じることなく楽しくやってますわ。心配は無用ですのよ」
つぐぴょん「さぁ~て、上野小路さんが髪染めて怒られたって、どこから喋って歩こうかしら♪あすかっち、いいネタ感謝しますわ、またね~」
あすか「え?」
γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
げに恐ろしきものは女のお喋り。
「ダイソーのエリーちゃん」を買ってみてびっくり。肩と首と股以外動きません。
「虎よ、虎よ!」というSF小説は大胆で面白いです。翻訳は大学の恩師が務めているのでちょっとうれしいですね。
25世紀の未来のお話にしては…なところも多いですが、1956年の本なので勘弁してあげてください。当時としては最先端のSFです。
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