聖フルール女学院中等部2年A組にて。
先生「今日の試験は私達教師が、みなさんの将来の手助けとなるよう行いました」
キラりん「あの顔は、テスト業者からリベートもらってますって顔ね」
シスター・クラレンス「我が校は生徒達をよき子羊として教育するとともに社会へ貢献することができるよう信頼される教師でありたいと…」
あすか「お母さん、こんな時間にどこ行ってたの?」
ノンコ「お母さんが教えている中学の校長先生のお通夜だったの。心筋梗塞ですって」
あすか「そうなんだ…」
ノンコ「あすかちゃん、お母さんの学校のヒロムくんに嫌がらせしてた男子二人組をどうやって転校させたか、知りたい?」
あすか「え?なんで今なの?」
ノンコ「校長先生亡くなっちゃったからね」
あすか「ええっと、話が見えないんだけど」
ノンコ「あのね、校長先生ね、今から1年前にPTA会長の奥さんと不倫してたのよ。お母さんそれを偶然見かけて証拠持ってね。何かの時の切り札に使おうと思っていたの」
あすか「はあ?なんかありきたりじゃない?本当?それで校長脅して生徒二人追い出したの?」
ノンコ「案外ありきたりなことってその辺にあるものよ。今回はお母さんもヒロムくんもラッキーだったわ。ひとつはヒロムくんがよくうちへ来ていたから嘘をつく子じゃないって分かっていたこと。それから、校長先生がおかしな気を起こすような人じゃなかったってこと。さらに転校させたあの二人の評判がもともとすごく悪くて、学校中の有名な問題児だったこと。かなり賭けだったけど頭って優位に立った時に下げるものっていうのは本当ね」
ノンコ「あすかちゃんはこんなことしちゃだめよ。お母さん下手をすればクビが飛んでたかもしれないから。でもね、教師って生徒のためなら時には悪魔になれるの。ヒロムくんに耐えろなんて言えなかったからね。ああすっきりした、校長先生あれっきり私を避けていたし、私も異動願出そうかと思ってたからねえ。信じる信じないはあすかちゃんの自由だけど、お母さんこういう生き方しかできないの」
あすかっちのモノローグ『本当かもしれない、と思いました。母は主婦なら主婦であることを完璧にこなし、教師なら教師の使命を全うしたいと思う人です。ここまで情熱を傾けて、このふたつを両立できるはずがない。危ない橋でも信念があれば渡ってしまえるのだと感じました。私はとても母のようには生きられないです。今日まで母が私にこのことを隠してきたのは人生棒に振ったかもしれなかったから。そして校長先生が亡くなってはじめて肩の荷を下ろすことが出来たのでしょう』
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ノンコさんは熱血先生ではありません。
どちらかというと目立ちたくないほうです。
でも、やってることはキョ~レツです。
自分は隠れたところにいて様子を覗っているのですね。
信頼される教師とはなんでしょう?
模範解答はありません。




