夏の終わりに | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12



久美子「ねえ、浴衣似合ってる?」



あすか「似合ってるよ」



久美子「夏も終わりね」



あすか(左)「もう少し暗くなってから花火やりたかったなあ」

久美子(右)「最近、この辺も物騒だからね」



テルコ(左)「あすかちゃんにも浴衣作ってあげたらよかったじゃないの」

ノンコ(右)「あの子布見つけてチュニックにしちゃってねぇ」

テルコ「ああ、あすかちゃん裁縫好きなのね」



まーくん「ひどいよノンコ、なんで男子禁制なんだい?ぼくが塾行ってる間にみんなで楽しんで」

ノンコ「まーくんはお勉強してて」

まーくん「ノンコ、あすかっちや久美子とほとんど喋らせてくれないね。なにを警戒してんの?」

ノンコ「そういう話はやめて」



まーくん「そんな目で見ないでくれよノンコ」

アルフレッド「マサキ様、あとになさいませ」



テルコ「ノンコ、心配しすぎじゃない?」

ノンコ「私、大学は共学だったからあのぐらいの歳の男の子って分かるのよ」

テルコ「そんなもんかしらねえ。だいたい実の兄にあんな態度はないでしょ…」

ノンコ「私たちのほうがトシ取っちゃったのよ。もう前と同じってわけにはいかないわ」



ノンコ(右)「何かあってからじゃ遅いのよ。親がきちんと気を配ってないと」

テルコ(左)「ほんとにあんたって、子供時代からお堅い子だったけど徹底してるわね」



ノンコ「ふたりともー、冷蔵庫にスイカ冷えてるわよー」

ふたり「はーい」



まーくん「男同士で花火やってもわびしいな」

アルフレッド「華がありませんな」


アルフレッド、付き合いいいね。


(w_-;(w_-;(w_-;(w_-;(w_-;


しほまさんからいただいた花火、前回は線香花火が活躍しなかったので今回久美子ちゃんと一緒に、夏の終わりってことで登場してもらいました。

久美子ちゃんの浴衣はフォトジェニックジェニーのものです。当時こんな渋いのがあったのですよ。


「まーくん」をご存じない方あるいは忘れられた方へ。

まーくんはテルコさんの弟でノンコさんの兄です。


 戸籍上は43歳なのですが、17歳の時に雪山で遭難し、偶然が重なって26年間冷凍睡眠のような状態で山で冬眠していました。偶然発見され、目覚めたら父は他界し母は年取って画家として成功しており、妹は年上になり姪ができていて、バブルははじけて浦島太郎状態。現在、高校に通っています。


 まーくんは姿も心も17歳のままなので年頃の娘を持つノンコさんにちょっと警戒されてます。まーくんからすれば「なんでそんなに冷たいの?」ですが、26年という年月は長すぎました。きょうだいの再会は、このお話ではめでたしでは終わらないのです。分かり合えるのはたぶんもうちょっと時間が要ります。




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