ゆきな「な、なにこれ…未成年の凶悪犯罪者の本名と卒アル写真と…家族の写真と勤め先…住所と学校ぜんぶ載ってる…こんなこと許されるの?」
あすか「許されてないけど、表向きは少年法でガッチリ守られて、被害者ばかり悪く言うマスコミに義憤を感じた人達が…ってことだろうね」
あすか「載っけた人達は義憤のつもりなんだけど、実際はみんなで気持ちよく遊べるおもちゃが手に入ったと思って遊んでるだけ。あ、こら豆蔵」
豆蔵「くんくんくん」
あすか「しっしっ。そもそもね、人間の脳って、悪い人だとされてる者を罰しているつもりで痛めつけている時に、すっごい快楽を感じられる物質が出るんだってさ。みんなで痛めつけていい者を裁くことで快感を味わってるの」
ゆきな「えー?そうなの?」
あすか「おのれに罪なきと思わん者のみその者に石を打てとはよくいったもんだね。欲望を満たすためにネットで裁くんだから、嫌な連中だよ」
あすか「間違いやデタラメも多いからよくないだろうね。もしもきみがものすごく不幸で、脳みそに快感が欲しいなら別だけど」
ゆきな「…ネットって恐い」
あすか「まあ、バカッターも一時流行ったけど、一度ネットに出た情報は永遠に消えないからねえ。我々もTwitterとかも気をつけないとね。おかしなことには関わらないのが一番だよ」
あすか「ほら、スペインのハプスブルグ王朝の最後の王、名前なんていったっけ…カルロス2世だ、繰り返された近親婚の末歩けず喋れずほとんど意思の疎通はままならなかったけど、キリスト教の異端審問の拷問を観てる時だけ機嫌がよかったって習ったろ。一番基本的な感情はこれだ」
ゆきな「でも、善人だっていっぱいいるよ。欲望を抑制出来る人はいるよ、きっと」
あすか「私は難しいと思う」
ゆきな「それが普通だよ。私、2次元でもイヤ」
ゆき母「あすかちゃんいらっしゃい。…ふたりともなにこれ?」
ゆき母「あら、あら、何を観てると思ったら。この人有名になれてよかったわねー」
あすか「はあ?」
ゆきな「よくない!」
ゆき母「チャールズ・マンソンしかり、エド・ゲインしかり、この手の犯罪者にファンがつくこともあるから、こんなの観るんじゃないわよ、といえばご満足?あたしはロケンロー。何が正しいかは自分で決めなさいね」
ゆきな「うーん…」
あすか「なにそれ、撮ったの誰?」
ゆきな「…知らない。恐~い」
ゆきな「…ええっと、『やんちゃなワンちゃん。女の子のお尻の臭いを嗅ぐのが好きみたい』」
あすか「…えーと、ここは笑うところか?」
ゆきな「…微妙…」
(`(エ)´)ノ_彡(`(エ)´)ノ_彡(`(エ)´)ノ_彡(`(エ)´)ノ_彡
註:犬がお尻の臭い嗅ぐのは挨拶です。あすかっちもゆきちゃんもいろんなことに疑問を持ったりいろんなことで悩んだりしてますが、案外知らないことも多いのです。
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