あすか「おー、オードリー・ヘップバーンのセーラー服姿、可愛い!」
あすか「ありがとー。この映画いつの?」
草ちゃん「映画じゃないんだよ、舞台なんだ」
あすか「おお、舞台。じゃ映像化されてないのか、残念!ヘップバーンのセーラー服見たかった」
草ちゃん「51年にヘップバーンが舞台をつとめて、その数年後違う女優さんで映画化されたよ」
あすか「へー。どういうお話?」
草ちゃん「やんちゃな女の子が社交界デビューする話。あたしは観てないけど、あすかっちセーラー服好きでしょ?」
あすか「そういう内容だったら、草ちゃんは観ないよね」
草ちゃん「観ない」
あすか「ヘップバーンって舞台もやってたのかー、全然知らなかったよ」
草ちゃん「原作者がヘップバーンを見かけて『私のジジを見つけた!』って、ソッコーで出てくれって言ったんだって。ヘップバーンは自信なくて断ったけど、原作者がもう是非是非って」
あすか「役者冥利に尽きるよね、一目で是非って言われると」
草ちゃん「それがねー、その頃のヘップバーンは大根だったらしい。それに当時のヒロインって肉感的でいかにも西洋人って感じの女優さんばかりだったから、コンプレックスあったんだろうね」
あすか「ヘップバーンはどこかオリエンタルなムードがあるよね。猫目だし」
草ちゃん「それまでの女優さんとはガラッと違う、スレンダーなモデル体型を世に知らしめた存在ってワケよ、ヘップバーンは」
あすか「ヘップバーンって、女性層からの支持厚いけどそういうことだったか。彼女がいなけりゃ私達、過酷なダイエットしなくてすんだのかな」
草ちゃん「いや、どっちみちそういうロールモデルは要求されるようになったと思うよ。多くの女性達が、型どおりの女優さんに飽きてたと思う」
草ちゃん「女性の考えるロリータっていうのかな、ほっそり少女のままがいいってのあるもんね」
あすか「あー、それ分かる。『ロリータ』って男性と女性で意味違うけど、男はロリータって幼くて、女の間では『可愛い』のひとつで、もっと広義に渡って使われるもんね。ほっそり少女って向こうじゃ画期的だったわけだけど、原作者は昔からほっそりに憧れてたんだろうね」
草ちゃん「うん。女性はモデル体型に憧れるけど男性はほどよく肉がついているほうを好むよね」
草ちゃん「そうだね。ヘップバーンって細かったんだよね~」
あすか「開運なんでも探偵団で、ローマの休日でヘップバーンが着た衣装出てこなかったっけ。所有者が何度か着たらしいけど、所有者がヘップバーンのウェストより太すぎて衣装が傷んで値が下がったって聞いたことある」
草ちゃん「マジ?ウケる~」
草ちゃん「そうかな?」
テルコ「ただいま~」
あすか「また銀座?テルコ伯母さん」
テルコ「銀座で豪遊してきたわ。東京って素敵ね」
草ちゃん「今の人、伯母さん?なんかヘップバーンに似てない?」
あすか「似てるというか、伯母さん『マイ・フェア・レディ』が好きで、ヘップバーンに似せたメイクしてるんだよ。メイク落とすと別人だよ」
あすか「とくに目は猫のアイラインみたくバッチリ描いてる。それ以外のヘップバーンろくに観てないのにね」
草ちゃん「そっかー。やー、そっくりにできるもんだね」
あすか「あ、こら、パソコン触っちゃ駄目」
草ちゃん「フフフ、自分たちのことを噂されてると思ったんじゃない?」
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オードリー・ヘップバーンは「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「マイ・フェア・レディ」「ティファニーで朝食を」などで有名な女優さんですよね。でもいきなり銀幕のスターになったわけじゃなくて、家計を支えるために舞台女優をしていたのだそうです。もともとはバレリーナを目指していたようです。
しかし当時のバレエ界は痩せたプリマというのは好まれず、また身長が高すぎたため、そして舞台女優のほうがペイがよかったからということで女優の道へ。
そして「ジジ」の舞台で成功し、「ローマの休日」の主役アン王女の役を射止めました。
あとは皆さん、ご存じの通り。
あすかっちの伯母テルコさんは学生時代の英語の授業で「マイ・フェア・レディ」を観てヘップバーンが好きになり、メイクを真似しているのですが、メイクを落とすとおそらくノンコさんのような顔になるのでしょうね。ヘップバーンの他の映画は観ていないのです。




