わけの分からない一日 | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

原稿締め切り日。編集のナタリーさんがあすかっち宅に押しかけてくる。




ナタリー「あと5分で完成させられる?先生」

あすか「先生ってのよしてよ」

ナタリー「原稿料もらうからにはもう先生なのよ」



あすか「出来たー!今編集部に送信したよ!」



ナタリー「これで私も編集部に帰れるわ。校正とかはメールでやりとりしましょ。LINEやってくれればもっとラクなんだけどね」



あすか「なんでわざわざここまで来たの?」



ナタリー「そりゃ最後まで逃げ出さないようによ。編集部で書かせたりホテルに缶詰にしたら、あすかっちの年だと労働基準法違反になっちゃうもの。とりあえず中編小説脱稿おめでとう、じゃ、あとでねー」



あすか「校正か…なんかどこに居ても捕まっちゃうからオンラインってイヤだなあ」



あすか「どうもタッチパネルはやりにくいし…」



あすかっちの母ノンコさん帰宅。

ノンコ「ただいま~。玄関に何か大きなモノ置いてあるわよ」



あすか「そっか、今見にいく。お母さん歩きスマホとかしてないでしょうね」



ノンコ「ちょっとだけ…」

あすか「なんでみんな文明化されるんだろー、あーやだやだ」

ノンコ「あすかちゃんも意地張ってないでLINEやりなさいよ、便利よ」



ノンコ「ギターが置いてあったわよ、これどうしたの」



あすか「ナタリーさんの忘れ物だ」



あすか「もしもし、ナタリーさん…ギター忘れてったよ…ええ?」



あすか「くれるって。あとは電車乗るからって切れちゃった」



ノンコ「そのうちあすかちゃんが編集者にご飯を奢る立場になるわよ、もらっておきなさい。ね、無料通話アプリしなさい、今のままじゃ不便よ」



あすか「だから捕まっちゃうのがいや」



ノンコさんの教え子・ツヨシくんやってくる。

ツヨシ「ノンコ先生-、数学教えてー、あがるよ」

あすか「お母さんトイレだよ」



ツヨシ「うっわー、グレッチのホワイトファルコンだ!かっけー!あすかっち、それどうしたの?」

あすか「よく分かんないけど編集者にもらった~」



ツヨシ「それホワイトファルコンっていってね、世界で最も美しいギターっていわれてんだよ」

あすか「おのれはエレキギターまで知ってるのか。私ゃ全然分からん」



あすか「最近みんなあれこれとめぐるましく変わっていくからわけ分かんなくて」

ツヨシ「一曲何か弾いてよ」



あすかっち、斉藤和義の「やさしくなりたい(家政婦のミタの主題歌)」を歌う。

ツヨシ「グレッチのギターに斉藤和義はありえないんじゃない?ブライアン・セッツァーとか浅井健一とか…」

あすか「だから私はギターにも音楽にも全然詳しくないんだってば!今日はみんなであれやこれやとうるさいもう帰れ」

ツヨシ「ハイハイ」



ツヨシ「そのギター、価値の分からないあすかっちにはもったいないね。飽きたらぼくにちょうだい」

あすか「やらない!なんつー一日だ、あ、校正来た」


\(*`∧´)/\(*`∧´)/\(*`∧´)/


あすかっちにとっては忙しい一日だったようです。めぐるましく人が来て、混乱しているようです。

斉藤和義はギターいっぱい持ってるって聞いたからグレッチ持ってると思いますけどね、まあツヨシくんがそう思ってるんでしょ。私もギターの価値どころか音楽自体まったく詳しくないのであすかっち以下です。

そしてツヨシくんは蘊蓄ぶりたいお年頃です。