ノンコ「さっき、あんたの幼稚園の時のお友達のお母さんから電話があったのよ。お友達、学習院の附属中学に通ってたんだけど、やめちゃったんですって」
あすか「ふーん、そうかい」
ノンコ「でね、あすかちゃんの中学の名前を聞いてきて、答えたら『御三家落ちたところね、うちは一流だからついていけなくてやめてしまった、お宅は二流だから…』って鼻で笑うのよ。あすかちゃんどうして雙葉を受けなかったのよ、きっと受かったわよ」
あすか「いや、私はしつけにうるさい学校には向いていないよ。それに一応うち都内屈指の進学校なんだけど何か?」
あすか「だいたい雙葉行ったらまた大学受験しなきゃいけなくなるじゃない。うちは附属大学があるんだから…」
あすか「え?」
あすか「あの子が学習院やめたからって、なんで私が東大行かなきゃならないわけ?」
あすか「チョココロネがいい」
あすか「わっ、まるで手品」
あすか「お母さん、落ち着こうよ。彼女のお母さんはいま、気が動転してどっかにぶつけずにいられないだけだってば。あちこちに電話かけまくって同じこと言ってるよ。別にうちだけじゃないと思うよ」
あすか「私の数学力だと大学入試センター試験受からないから、ご期待には添えないけど…」
あすか「中学受験問題は教科書に出てないから」
あすか「それに今、月イチでコラム持ってる。授業料払うより原稿料もらう方が嬉しい」
ノンコ「東大卒だったらもっと仕事来ると思わない?」
あすか「現実を見ようよ。お母さんみたく団塊ジュニアのお母さんって受験のことしか頭にないよね。平成大不況しか知らない私はお仕事優先したい。そろそろ嘘泣きやめたら?」
(・ω・)/(・ω・)/(・ω・)/(・ω・)/(・ω・)/(・ω・)/
電話一本でこんなに人格変わっちゃうんだから恐ろしいもんです。
いい大学に行けば即安定した人生と収入が約束される時代ではなくなりましたが、それでもお受験の記憶に呪縛される人はまだけっこういることでしょう。








