迷える子羊 | 高峰明日香の明日はどっちだ!

高峰明日香の明日はどっちだ!

お人形劇場。永遠の時を生きる「ジルコニア」の少年少女たちの日常と夢と愛と悩みがドールによる劇場で石神井公園・池袋・新宿を舞台に繰り広げられます。闇深いです。コナン時空です。1/6ドール(ジェニー・リカ・バービー・六分の一男子図鑑等)注意:PG12

待機児童のタンとヤオが来ていたが…




あすか「え?タンくんが消えた?」

ノンコ「そうなのよ。どこ行っちゃったんだか…」



ノンコ「お母さん、近所の人に聞いて回るから、ヤオくんにはお留守番してもらって、あすかちゃんは林を探して」



ヤオ「おれもタン探す」

あすか「だめだ」



ヤオ「おれはあっち探すからあすかっちはこっち」

あすか「だめだったらだめだ」

ヤオ「いちいちうるせえよ」



ヤオ「何だよ、離せよ」

あすか「離さない。どうしても探したいなら一緒に行こう」



あすか「ヤオ、いいか、迷子になってるのはタンだけじゃない。お前の心も迷子だ。いつも皮肉ばかり言って、イタズラばかりして人を困らせないと生きていけないなんて、自分の心が作り出した林の中に逃げ込んで迷子やってるようなもんだ」

ヤオ「…」



あすか「私もなにもお前達を束縛したくて預かったんじゃない。お前達だけでお前達の母さんを待てるようになるまで病気やケガから守りたいだけだ。いずれお前達は小学生になる。そしたらもううちに来る必要もない。それまでの少しの間、部屋で静かにしてりゃいい。できるだろう?」

ヤオ「…できる」



あすか「タン!」



あすか「タン、迎えに来たぞ」

タン「とんぼ探してたら道が分かんなくなって…」

あすか「こんな季節に、いないよ。さあ帰ろう」



あすか「ただいま」



ノンコ「良かったわー、ずいぶん探しちゃったのよ。ココアでも飲む?」

タン「飲む」

ノンコ「疲れたでしょ」



翌日はふたりともいつもどおりいたずらをしていた。

あすか「コラぁあー!地球儀の上に乗るな!」


(〃∇〃)(〃∇〃)(〃∇〃)(〃∇〃)(〃∇〃)


今回はタンくんに迷子になってもらいました。

この子達は懲りるということを知らないようです。

それでもヤオくん、あすかっちの言うこと、何十分の一でも耳に入ったかな?