あすか「だからさー、入る服がなくなると恐いから痩せたいんだってば」
ツヨシ「今でも充分ガリガリじゃん。それ以上痩せたら骨粗鬆症になるよ」
あすか「じゃあさー、男はなんで中年にさしかかると髪の毛の話ばっかりするわけ?女の痩せたいと男の髪欲しいって一緒なんだってば」
ツヨシ「うーん…そうだなー、やっぱり若く見られたいんじゃないかな…」
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あすか「でっしょー?」
ツヨシ「ぼくの失踪した父さん、ツルピカだったからな…すごく気にしてたんだよね。ぼくも遺伝したらやだなって」
あすか「だから-、女も痩せたいって価値観も分かってよ」
ツヨシ(左)「だけど女子はダイエットしたり運動したりしたら痩せるじゃん。男の髪は生えてこないんだよ」
ツヨシ「簡単に言うなよ。こないだつるつるだった現国の先生が突然いかにもなカツラで登校してきて、どうリアクションしていいか分からなかったんだよ。不自然でさー、気まずいったらありゃしない」
あすか「こないだ『カツラーの秘密』ってエッセイ読んだけど、いろんな会社のカツラ試してSV社のカツラが一番自然でいいって書いてあったよ。イニシャルだけだったけどあれってスヴェンソン社のことだよね?あそこのカツラ、お父さんに会えた時に勧めたら?もしくは先生に」
あすか「それにさー、はげ頭はガンになりにくいっていうじゃん」
あすか「俗信だけど筑紫哲也とか鳥越俊太郎とか、フサフサの人ってガンになってるじゃない?」
あすか「ま、悩めばキリがないけど、きみにとってはずいぶん先の話だよ?」
ツヨシ「父さん27の時にはだいぶ薄くなってたって。僕が物心ついたころにはつるつるだったよ」
アルフレッド「お茶をお持ちしました。なにやら俗物な会話が聞こえてきましたが…」
ツヨシ「あ、フサフサ」
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ツヨシくん、焦ってます。
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