ぴんぽーん
ねぎっちょ「あれ、ユリコちゃん、こんな朝早くにどうしたの?」
ユリコ「こんにちは。漫画の同人誌の原稿、家じゃ描けないの。一週間ほど泊めてくれない?」
ねぎっちょ「分かった。親に聞いてくる」
あすか「あれ?なんかねぎっちょ、やつれたね」
ねぎっちょ「うん…一週間のはずがもうひと月なんだけど、このひと月ほとんど眠ってないんだよね…」
あすか「ユリコちゃん、まだ原稿描いてるの?」
ねぎっちょ「そうなの。毎晩私もベタ塗ったりトーン張ったりして手伝ってるの。それが朝まで続いて、学校でもちょっと眠くなって」
ねぎっちょ「入稿まであと少しだけど、体力的に無理。学校もあるのに…」
あすか「うーん、そっか。ねぎっちょだけでも寝たら?」
ねぎっちょ「あと120ページあるから…」
あすか「エー?」
ねぎっちょ「ところで、その手に持ってる棒は?」
あすか「ああ、これね。肩こり頭痛神経痛、どんな痛みでも癒やしてくれる魔法の杖だよ」
ねぎっちょ「あ、魔法少女ごっこしてたわけね、そういう設定なのか」
あすか「で、その120ページ、どうするつもり?」
ねぎっちょ「背景とか…描けるところは私も描いてあげられるけど…体力気力ともにぎりぎりで」
あすか「高校生が中学生に毎晩徹夜を強いるのは虐待なのでは?」
ねぎっちょ「ユリコちゃんから報酬をもらってるわけじゃないから不法就労には当たらないし…」
あすか「でもイベントでユリコちゃんが出来上がった本を売ったら法に引っかかるかね」
ねぎっちょ「ううん、それはやめて。強要にはしたくないのよ。昔からのお友達だし…」
あすか「うーん。確かに。でもきみの厚意はきみの身体を壊しちゃうかも…」
ねぎっちょ「そうなんだよね…」
あすか「客に帰ってほしい時、口で言えない時はほうきを逆さに立てておくの。ちょっと古い方法だけどユリコちゃんが知らないはずはないから」
ねぎっちょ「それすっごい失礼だと思う」
あすか「そっか」
ねぎっちょ「いや、そこまでマジメに考えてくれてありがとう」
ねぎっちょ「ま、ダウンしたらその時はその時だから。もうちょっとがんばる」
あすか「無理しないでね」
あすか「うん、またね」
来客「こんにちは。一週間ほど泊めてくれない?」
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今回はホラーのつもりで描きました。
ユリコちゃんの家は厳しく、家で徹夜ダメと言われみんな寝静まったあとでないと漫画原稿描きはできません。
未成年の徹夜というのは少々キツイのではないかと思うんですが…イマドキの子はゲームでも徹夜する子いそうだからな…。私、ゲームはFFⅦを挫折し、セガサターンの「バロック」を最後にまったくやらなくなりました。
おかげで初期設定とかさっぱり分かりません…。
原稿も今ではパソコンで描ける時代なんでしょうが、まあこれは劇場ですのでその辺は目をつむってください。
ちなみにタイトルが「ユリコちゃんがやってくる」なのは、楳図かずお先生が「恐怖」で「サンタクロースがやってくる」という短編を、「怪」で「おみっちゃんが今夜もやってくる」という短編を描いておられ、「やってくる」にするとなんか恐そうでいいなあと思ったからです。
追記:今日は夕方つのだじろう先生のオバケ漫画を読んじゃったため、歯磨きと顔洗いが雑になってしまいました。







