あすか「ね、お母さん、スクールカーストってお母さんの学校にある?」
ノンコ「どうしたの、突然そんなこと訊いて」
あすか「ドラマでやってるじゃない」
ノンコ「そうねぇ~お母さんの学校にもなんとなくそういうのあるわねえ、生徒同士の『空気が読めるかどうか』で決まる力関係」
あすか「うちの学校、そういうのないからよく分からないんだよね」
ノンコ「そうなの。いいわねえ」
あすか「なんていうか、女子校ってこともあるんだけど…男子の目を気にしないせいかみんなそれぞれの個性を尊重するっていうの?ギャルもヲタも仲良しだし」
ノンコ「それはあるかもね。お母さんの教えている学校だともうみんな色気づいちゃって、ギャル系の子とヲタク系の子はクチを利かないわね」
あすか「うわ、やっぱりそうなんだ」
ノンコ「みんなロンハーとか観ててお互いを格付けしてるわね。『キャラ』が確立されないといいカーストに入れてもらえないって焦ってる子多いわよ」
あすか「実はお母さんの学校の浜ちゃんから電話来て、つらいって言うから今度また来てもらおうかと思って」
ノンコ「浜口さん、繊細だから言葉には気をつけるのよ」
あすか「うん」
浜口「と、いうわけで今、お母さんに言えないんです。あと4ヶ月で弟生まれるし」
あすか「え、お母さんにも内緒?それまずくない?」
浜口「よけいな心配をかけたくないんです」
あすか「スクールカーストで『いじられキャラ』ってなっちゃったのか…」
浜口「私、キャラ付けする今の慣習は間違っていると思うんです。それを言ってから空気読めないって言われちゃって、毎日からかわれるんです」
あすか「そうなんだ…そうだ、仏像喫茶行かない?写経でもやっていこうよ」
浜口「マクレーンさんに話を聴いてもらってすっきりしました。『ブラックジャック』と『カムイ外伝』読んでみます。ひとりでも気にしないって気合いは必要ですね」
マクレーン「強く生きろよ。それからあすか、お前、お袋さんが怖がるものは目につくところに置くなよ。本でも趣味のものでも。徹底的に隠すかきっぱりやめるかどっちかにしろ」
あすか「でも、大事にしてるものがいつのまにか消えてるってひどくない?」
マクレーン「ひとりしかいない親だろ。怖がるものを目につくところに出しておくということはお前が親にひどいことしてるってことなんだよ。親を虐待しているようなもんだ。認めてほしいなら自立するんだな」
マクレーン「おれは怒ってるんじゃない、叱ってるんだ。というわけでふたりとも写経!」
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スクールカーストの起こりにくい地域は「塾にいかせる率が高い」「中学受験志向が強い地域」だそうです。
起こりやすい地域は逃げ場がない対人関係のところだそうです。
努力・友情・勝利もいいですが、「個人の生き方としてどうか」考えたい人に「カムイ外伝」と「ブラック・ジャック」をオススメします。
イマドキの中学生は承認欲求が強く、人格を認めてもらいたいと誰もが思っています。しかしそれはたやすいことではありません。時にはひとりぼっちで誰からも認められなくても自己を貫く生き方をする人はいます。自分で自分を愛せなかったら、誰があなたを愛してくれるでしょう。


