志麻子ちゃん(ジェシカさん)、お部屋が狭くなり不服。
志麻子「ママ、この鏡台私の部屋には大きい~。なんであすかっちの家から持ってきたの?」
しま母「だからあんたは食べちゃ駄目よ」
志麻子「ねえってば、なんであすかっちんちからこんなのもらってきたの?」
しま母「あやかろうと思って。高峰さん、お医者様にお部屋貸したんですって。そりゃもうがっぽがっぽよね。だからあなたやヨースケが医学部に入ってくれるように」
志麻子「なに素っ頓狂なこと言ってるの?あすかっちが医学部行くわけじゃないのよ?」
しま母「でも将来若いお医者さん紹介してもらってお嫁さんになるかもしれないじゃないの」
志麻子「だったらママが直接あすかっちのお母さんに訊けばいいじゃない。だいたい私、医学部に行かないわよ」
しま母「だってあなたのボーイフレンドは医学生じゃないもの」
志麻子「だからあたしに期待してんの?ヨースケが医学部行けばいいのよ。だからドレッサーよりプラモでももらえばよかったんじゃない?この部屋狭すぎよ。張り合うのもいい加減にして。きっと向こうだって呆れてるわよ」
しま母「あなたのおじいちゃんはお医者様だったのよ」
志麻子「残念ね、DNAが受け継がれてなくて」
しま母「何かに夢中になると止まらないところはそっくりよ」
志麻子「ねえママ、どうしてそんなにあすかっちの家にこだわるの?学校だって違うのに」
しま母「高峰さんが回覧板を回しに来た時、パパが出たの。そのあとパパは『高峰さんの奥さんて綺麗な人だな、おまえはなんであんなふうに年を取れないんだ』ってママに言ったの。ひどいでしょ?だからママ、あそこの家には絶対負けたくないのよ」
志麻子「う~ん、パパもきついなぁ~、分かったわ、そんなの許せないわよね。あたしあすかっちよりオシャレと料理は自信あるの。あすかっちよりずーっといい女になるわ」
げにおそろしきものは女の業。
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やきもちほど恐いものはないです。あいにく私は不幸にしてというか幸いというか父親似だったので母のようなやきもちを焼かれた経験はなく、おかしな対抗意識を他人から持たれたりしてません。だけど母からはいろんな話を聞かされたので、やきもちってのは恐いもんだということは知っております。母は控えめな人で、若い頃からオシャレをした経験もなく、いったいどうしてそんなことになるのか分からないのですが、やたらと女の対抗意識に悩まされたようです。
しま母のようなモーレツ系の奥さんは私が子供の頃住んでいた町によくいました。今思うとアレは団塊の世代という時代がそうさせたんだと思っています。




