こんにちは!

花デコ®︎デザイナーのたきむら ゆきこです。

 

お花を生かしたアクセサリー、花デコ®︎考案し、
全国の方からオーダーをいただき、花デコ®︎かごバッグを2000作品制作販売しました。

 

その後、SNSでご縁をいただいたハンドメイドの仲間を誘って

展示販売会を自主開催。

そして、デパートに出展。
 

5000作品以上の商品を制作販売。

 

 


そんな中、
「花デコを自分で作りたい!」というお声があり、花デコ®︎養成講座を開催中。


現在、養成講座には6名の人が受講しています。

講座生さんの中では、オーダーをいただいたり、イベントに出展されたりと活躍されています。


私の今までのお話を聞いていただけたら嬉しいです❤️
 

 

 

 

  子供の頃


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大阪の下町のめしやさんの娘として生まれました。

 

1歳の頃、めしやさんから、うどん屋に。
服部天神宮がわたしの遊び場でした。

 

両親はとても忙しかったので、その頃住居だったうどん屋の2階で一人でいたそうです。

 

 

商売をしている両親の間に生まれ、よく2人の喧嘩もみていましたし
いつも2人の顔色を見て過ごしていました。


手伝いは当たり前でしたし、仕事が終わった後の売り上げを
数えるのがとっても好きで、父と二人で今日の商売の話をよくしていました。

 

 

その話がとても楽しかった。

 

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うどん屋が軌道に乗り始めた頃

父が持病の心臓病で倒れ、母が一人でお店を切り盛りすることに。

 

 

わたしは小さいながらも母を助けなきゃ!と思っていました。

 

父も退院しましたが、以前のように働けなくなっていました。
 

 

口癖のように

「今日は売り上げがない」といっていたな〜

 

 

あっ、そうかうちにはお金がないんだ・・・と頭に刷り込まれていました。



とは言っても、成人式は高い着物を買ってもらったし、短大の頃には2回もアメリカ留学させてもらってたんです。。。

 

あれっ???

お金なくないな・・・

 

 

 

めっちゃやりたいことやらせてもらってるな。。。

と気づきます。

 



今思えば、ただの父の口癖でした。。。

 

子供の頃から、商売に対する感性が鋭い子に育ったように思います。

 

 

 

  なんとなくうまくいっていた20代そして、お花との出会い

 

何かをやりたい!とかいうのもなく

ただただ流れで生きてきたわたし。

 

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短大卒業後、空港で働き、

時代はバブルが終わった頃。



職場の「早期退職者には、高額の退職金を支払う」という言葉に魅せられ

3年であっさり退職。

 

その退職金で、海外に留学するか、お花の資格をとって手に職をつけるか

迷いました・・・。

 

 

 

 

やっぱりこれからは手に職を!!!

お花の資格がほしい!と意気込んでお花の学校へ。

 

 

せっせせっせと、資格のために勉強をして

その教室の講師になりたいとまたまたお金を払って資格講座に・・・

 

 

ですが、実際は

「お金持ちのお嬢様」しか先生にはなれない現実を見て、ここには未来がないとすぐ辞めました

 

 

でも、やっぱりお花に関連する事はやりたいと思ったわたしは

 

「お花屋さんで働きたい!!!」と行動!

 

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そして、お気に入りのお花屋さんを見つけました。

 

「ここで働きたい!!!」と、その足でお店の電話番号を調べ、即電話。

 

 

 

「バイトの募集をしていませんか?」と告げると

 

「今は募集していないけど、年末年始の短期やったらありますよ〜」

 

と言われ

 

「働かせてください!!!」

 

運よく採用してもらえ、

ほんとは2週間のはずが。。。

 

めっちゃ
その後も雇ってもらえました。


店長にもかわいがってもらい

いつも店長の側にいて、アレンジメント や花束を作る時は

 

お花選びや、制作過程をずっと側で見ていました。

 

 

いつも、お客様の

 

「ありがとう!めっちゃきれい!!!」

 

 

 

という言葉が溢れていて。お花って幸せやな〜とおもった記憶があります。

 

 

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そんな中

 

下っ端のわたしは棚卸し担当に。

 

毎月、狭い場所にある在庫を数えている時、あるものを見つけます

壁飾り用のフレームでした。

 

 

「うん???これ、お花つけたら可愛いんちゃう?」

 

倉庫に眠らせているのは、もったいない!!!と思い、そのフレームを店頭に。

 

 

店長に作っていいのか聞いて、

ちょうど、売れ残ったバラがドライフラワーになっていたので

そのドライフラワーをアレンジして、壁飾りを作りました。

 

 

そうしたら、スタッフにも褒められて❤️❤️❤️

 

 

そして常連さんたちが購入くださって・・・・。

嬉しかったな〜


 

お一人のお客様に

 

「かわいい!プレゼントしたいから5つ作って!」


とオーダーもいただいたんです。

 

 

もう、嬉しくて嬉しくて❤️❤️❤️

 

 

ただの在庫と見向きもしなかった材料に少し手を加えるだけで

 

美しくなって、喜んで購入してくれる人がいる。。。

 

 

今思えば、
この経験が今の花デコ®︎に繋がっているんだと思います。
 

 

 

 

  結婚して、京都へ

 

30歳で主人と出会い、31歳で結婚。
 

 

結婚して1年後の32歳の時、息子を出産。

 

知り合いがいない京都での子育ては想像を遥かに超えるほど孤独でした。

 

 

 

息子との2人の時間は、幸せなはずなのに・・・

 

 

誰とも話をしない日もあり、

その寂しさを紛らわすために、ものづくりを始めたんです。

 

 

息子のために作ったよだれかけ。


息子のつけているよだれかけを見た近所のママさんが

 

 

「それかわいい!!!うちの子にも作って欲しい!!!」

 

と言ってももらえて・・・

 

 

 

あっ。褒めてもらえた!

わたし、ここにいていいんだ!!!

 

 

社会から取り残された感満載のわたしは

 

認めてもらえたことが、嬉しくて嬉しくて。

 

 

それから寝る間も惜しんで、息子をおんぶしてよだれ掛けを作りました。



そして、イベントにも出展するようになりました。

 

 

よだれ掛けだけでなく

昔から好きだったお花も一緒に制作して販売。

 

その頃、まだ珍しかった「プリザーブドフラワー」を使ってアレンジメント やリースを作りました。

ファンの方も増え、楽しくて楽しくて仕方なかった。


 

 

 

  そんな時、事件が起こります

 

娘がお腹に宿りました❤️

 

 

週末はほぼ、イベントに出展♩

 

小さかった息子を連れて、まるでピクニックのようでした。

楽しかったな〜

 

 

お客さんに会うのも楽しかったし、ママとか奥さんでない自分になれるから。

 

 

そんな矢先、椅子から転げ落ちて尻もちをつきました。

 

 

夜になると、お腹が痛くて痛くて・・・

妊娠7ヶ月で、早産になりかけていました。

 

 

「絶対安静」

 

息子と2人で実家にお世話になることに。

 

 

起き上がったらダメですから、ずーっと2ヶ月半寝てました。

 

ご飯を食べる以外は。。。

 

 

寝ている時も、お花のことが頭から離れません。

 

動けない私は、大量のお花の雑誌を買って
寝ながら、お花の雑誌を読むことだけが楽しみになりました。

 


その時に見つけた「プリザーブドフラワーに、アロマの香りをつける学校」

 

 

そう言えば!
プリザーブドフラワーを手にする人が、必ず「香りはないの?」って言ってたな〜

と思い出すんです。

 

 

「これや!これを習いに行こう!!!」

娘を出産後、すぐに習いにいきました。

 

学ぶことが楽しすぎました。

 

 

必死で資格をとり、

憧れの、関西初の認定教室に❤️

 

 

さあ!これから、教室をやるぞ〜!!!とワクワクしてしかたなかった。

 

 

 

 

  目の前が真っ暗に

 

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そんな時、主人が家で倒れました。

階段の途中で、倒れたんです。

 

 

 

心筋梗塞でした。

 

 

救急車を呼ばないと!!!

 

と思うのですが、手が震えて

119番の電話番号が押せなかった。

 

 

倒れる主人を目の前でみた3歳の息子

 

 

そのまま主人は、手術を受けて。。。

 

 

病院のソファーで

 

首の座っていない0歳の娘を抱っこしながら

息子とは手を繋いで、手術が終わるのを待ちました。

 

 

 

主人は、このまま死んでしまうんだろうか?

子どもたちと3人だけで生きていけるんだろうか???

 

いろんな思いが頭を巡って、ずっと涙が出て止まりませんでした。

 

 

 

でも、私には小さな子どもたちがいる。

 

私がしっかりしないと!

 

 

旦那さんに何があったとしても、わたしがこの家族を養っていく!!!

 

 

絶対にわたしがなんとかする!!!

と、決意をします。

 


その後

おかげさまで、主人の手術は成功して、退院できることになりました。

 

 

とはいえ、

 

この先何が起こるかわからない。

手術中に思った決意は変わらず、働くことにしました。

 

 


とは言え、子供は小さいし外に働きいくのも現実問題難しい。

 

 

 

それなら、

お花の教室をやろう!と自宅教室を始めました。

 

 

 

 

  独身時代にためた貯金がみるみるなくなっていく

 

その頃は、お花の協会にも入っていました。

 

協会も立ち上げたものの思うように生徒さんは集まらず、

みるみる、貯金がなくなっていきます。

 

 

 

お花の資格だけじゃ、人は集まらない。

集客を学ばないと!

とビジネス塾に通いました。

 

 

独身の頃の貯金は底をつき

子どもたちの大切な貯金にまで手を出してしまいました。

 

 

 

そんなことをしているから、心が不安定。

仕事がうまくいくわけがありません。

 

 

そして、主人に貯金を使っていることを知られ離婚寸前に。

 

子供たちにも両親にも迷惑をかけてしまいました。

 

今思い出しても胸が苦しくなります。

 

 

 

 

このことをきっかけに

自分にビジネスの才能はないと、自信喪失に。

 

 

ですが、働かないといけないという現実がある中

お花の教室をやりながら、パートにいくようになりました。

 

 

 

 

 

  Facebookから、お花の仕事をもらえるように

 

 

ハワイ好きが高じて、ご縁で、ハワイのウェディングの会社の方にお声をいただいて

 

「結婚式のブーケを、壁飾りにするアフターフラワー の制作」のお仕事をすることになりました。

 

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ハワイ在住の日本の女性とビジネスパートナーとなり、制作担当に。

 

 

日本でその制作をするのは、わたしだけ。

 

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ハワイと日本を繋いで、制作のレクチャーを受けて必死で、デザインを学びました。

 

 

お客様の大切なブーケをお預かりしたお花を、押し花やドライフラワーに加工したものを

わたしはデザインして、日本のお客様に発送作業をしていました。

 

 

くる日も来る日も、制作、梱包、発送。

一人では、到底できなかったのでスタッフも雇い、スタッフに教えながら自分は制作。

 

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毎日3作品を作り、睡眠時間は3時間〜5時間。

 

制作は楽しかったですが、体はクタクタでした。

 

 

1年で制作した作品は、1000作品。
 

 

 

そんな大変なことができたのは

 

息子が「私立の高校に行って野球がしたい!」という言葉があったから。

 

子供のやりたい事は、やらせてやりたい!とがんばりました。

 

 

そして・・・2019年。

 

コロナウィルスが蔓延し、ハワイウェディングは廃業に。。。

 

 

 

  お花から離れたい。フルタイムで働きに行こう

 


もう疲れた・・・



コロナ前は、記憶がないほどお花を制作したのでもう、お花から離れたい。

 

 

フルタイムで働くことを選びました。

 

 

でもある時、

お客様からメッセージが・・・


「瀧村先生のお花を習いたいです。他も色々と見ましたが先生のお花が一番素敵でした」

 

 

「ゆっきーさん、もう花デコ®︎かごバッグの制作はされないのですが?

あのかごバッグのおかげで私本当に自信が持てて一歩踏み出せたんです」

 

 

えっ?ほんと?

 


私の作品が役に立って、喜んでくれる人がいて幸せになれる人がいるんだ!!!

 

本当にありがたい言葉でした。

 

 

 

 

  決意


とは言っても、すぐにお花の仕事だけではどうにもできない。

 

2022年、お花の仕事と、フルタイムの仕事。

2足のわらじを履いて、結果が出せなかったら

 


キッパリとお花の仕事をやめよう

と覚悟を決めました。

 

 

 

覚悟を決めた途端

 

花デコを学びたい!やりたいという生徒さんが少しずつ増えて

フルタイムの仕事を辞めれる収入になったんです。

 

 

嬉しかったな〜❣️

 

 

 

 

  本当にやりたいことは何なのか?

 

私が本当にやりたいことは何なのか?

それをずっとずっと考えていました。

 

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花デコ®︎を学んだ人たちが

 

「めっちゃ楽しいです!」

「私にもできるなんて思いませんでした!」

「私も、花デコの先生になりたい!」

「作ったら、注文をいただきました」

「教室をしてくださいとオファーがありました」

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報告してくださる姿を見ていると

 

 

「人って、褒めてもらえると自分が認められて嬉しくて自信に繋がるんだな」

 

 

この思いは


私が息子のためによだれ掛けを作った頃の自分の気持ちと一緒だなって。


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「同じ世代の女性が、キラキラする笑顔を見続けたい」と、強く思うようになります。

 

 

花デコを通じて

 

人から感謝され、収入につながって自信につけ、女性たちの笑顔が溢れる姿を見たい!!!

それが私の今の夢です。




長々とお付き合いいただきましてありがとうございました❤️