政治家の正体

変に「先生」などと呼んでおだてるからいけない。

 

政治家は基本的に経済活動をしていない。

良く言って社会の構造の調整を担当してるだけの存在。

詳しく言えば

「みんなで出し合ったお金(税金)を如何に必要な部署に効率よく再配分するか」を託されている存在に過ぎない。

だから、国会でも最も重要とされるのは『予算委員会』。

この予算委員会の開催こそが国会の意義と言って過言無い。

 

そこに民間の邪心がしがみ付くからいけない。

「うちの業界にとって有利なように税金を割り振ってくれ」

みたいな感じね。

それを【陳情】と言ってしまっても良いのかどうか知らないけど、実際にその駆け引きの中でお金が動いたりするから頂けない。

 

俗に言う【ワイロ】ね。

 

ワイロを貰ったら収賄罪、贈ったら贈賄罪。これって、一方が公人の時にだけ成立するってちゃんと解ってるのかね…。

民間同士ではワイロなんて成立しない。民間同士の場合は「便宜を図る」ってだけで罪にもならない。

一方が公人であり、その公人に対して民間人がお金を渡して自身に有利なように取り計らって貰うのが行けない。

公人は常に国民に対して公平公正じゃないといけないからね。

 

で、やっちまったね、国税庁。

 

政治家だけでなく、公僕も当然にして公人。

特に、国民からの血税を私するなんて、これ以上の犯罪ってあるのだろうか?

 

前述の通り、政治家の最大のお仕事は「税金の再分配」なんだから、その中からコロナ災禍で苦しい会社を守ろうというお題目で事業復活支援金などの制度を制定した。

申し込みや手続き、審査を簡略化したのはなるべく早く会社の経営者の手元に届くようにとの建前だけど、それがザルだったからこそ、一番近くで見ていた国税庁の職員が付け込んだ。

民間が虚偽申請したならいざ知らず、税金を統括する省庁の職員(公僕)がやったから質が悪い。

苦しんでる会社を救わず、社会的にはなんら生産に寄与することも無く税金で食わせてもらってる公僕が国民からの血税で私服を肥やす。

 

「おめぇ、すげーな!!」

龍玉の主人公ならこう言うと思う(笑)

 

さて、公僕が犯したこの罪。

一般人よりも厳罰にするべきところ、どう裁かれるんだうろね。

そもそもこのデフレ基調の不景気下で未だに存在する【人事院勧告】。

民間企業の勤め人が賃上げ微増で我慢しているさなか、テンコ盛りに上がり続ける賃金、これが一番の税金の無駄遣いと感じるのは私だけでは無いはず。

 

そこまで恵まれてる(民間企業の勤め人よりも高給を貰ってる)のに、その上で犯したこの犯罪。

 

「おめぇ、すげーな!!」

龍玉の主人公なら、やっぱりこう言うと思う(笑)