こんばんは~
ヴェニオ三姉妹のヴェニオ次女改め えむこでございます。
さーとうとう、「受難」です。
豊臣一門の暗い影として名高い「秀次事件」
今までの私の認識では、
「秀頼(拾)」が生まれたことによって
とてもじゃないけど関白の器じゃなかった
素行の悪くなった秀次のことが邪魔になっちゃった秀吉が、
「謀反の濡れ衣」をきせて切腹を命じたうえ、
一族郎党、女子供に至るまで・・・
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
って話だと思っていたんですが、
どうやらここまでの話の流れから言って
三谷作品ではそうはならないような・・・?
どのように描かれるのか、非常に興味深い!
なのに。。。私ときたら。。。
事前にこれ読んじゃったんですよね~
ほーほーほー・・・
僕は歴史研究家ではないので、
史実との細かいすり合わせは、スタッフや時代考証の先生方にお任せしている。
しかしそれ以前に、ドラマの設定のどこかに無理があると、台詞(せりふ)が浮かんでこない。
頭の中で人物が動いてくれない。
精神を集中して当時に思いを馳(は)せ、必死に秀次に自分を重ね合わせ、心の中の彼に、
なぜあなたは死ななければならなかったのか、と問い続けた結果、
なによりも腑(ふ)に落ちたのがこの解釈だった。
腑に落ちた瞬間、秀次が、秀吉が、そして真田信繁ら周囲の人々が僕の頭の中で生き生きと動きだした。
私、三谷幸喜のこういうところ、大好きです。
私も歴史物語については、いつも脚本家にはこうあってほしいと思っています。
ま、それはともかく。。。
今日も元気に、真田丸第28話あらすじ(ネタバレ)、感想言ってみましょう!
拾の誕生によって、関白秀次は居場所を失う。
追いつめられた秀次は、関白の座を放棄するという、
前代未聞の行動に出た。
☆きりの言葉が初めてまともに思えた件
何もかもが嫌になって、大坂城に逃げて来ちゃった秀次さん。
素行が悪いっていう前評判ではなく、
どうにもこうにも「被害妄想」がひどいという設定。
叔父上は私が邪魔なのだ――――。:゚(。ノω\。)゚・。 ウワァーン
こればっか。
いつものごとく、「言いたいことを遠慮なく言う」きり。
早く謝りなさい。
関白ともあろうお方が考えがなさすぎる。
それに対して
「うるさい」
「うっとうしい」
という秀次さん。
そういうのなんて言うか教えてあげようか?
「耳が痛い」っていうんだよ~
本当に、初めてきりがマトモなこと言っているよ。
もう、秀次さんは、やぶれかぶれの訳の分かんない領域に入っちゃっているのね。
こういうさ・・・
なんていうか、私も最近思うところあるんですけど、
「やばい」と思いつつ、「逃げてばかり」いると
どんどん最悪な事態にダイブすることになるよね・・・
まさに、そうなっちゃっているな、秀次さん。
でも「いい人ばっかり」の真田丸。
どうにかこうにか、事を収拾しようと、みんなが奔走する羽目になるのですよ。
そういうこと、当事者が気がつけよ・・・、ほんと。
☆まめっぽ(真田伊豆守信幸)
源次郎のいらぬ情けが嫌で、
官位を返上しようとする、源三郎クン。
伊豆守と呼ばれるのも豆州と呼ばれるのも困るらしい。
源三郎が官位を返上したら、
源次郎もそうするだろう。
そうしたら一番悲しむのは誰じゃ?
わしじゃ。
パパ~・・・Σ(~∀~||;)
「パパはそう呼びたいんだもん」
くらいの感じで、パパにそう言われたら・・・
「は」みたいな返事をするしかない、源三郎改め、まめっぽ。
いいね、今度から源三郎のこと「まめっぽ」って呼ぼう~
パパに伏見城の改築も
「みんなに内緒でわしの代わりにやってくれ」と頼まれちゃいました。
かわいそうに・・・真田丸どうでしょう???
☆今日の薫さん
パパの浮気の疑いなど知る由もない、
京都に入って上機嫌の薫さん。
稲姫に「嫁教育」を施しておりますよ。
「人と話すときは相手の目を見る!」
「あなた今、鼻を見ていたでしょう?目を見なさい、目を」
「京に来たのは・・・嫁入りした時以来ですから、かれこれ・・・
いやだ、年がわかってしまう、おーっほっほっほ」
絶好調な薫さんですが、
どうやら公家の出身じゃないことが、
あろうことか稲姫にばれ・・・
稲姫は徳川の殿にご報告・・・
やばい!
ってところを助けたのは
今日もグッジョブの「おこうさん」
「真田の内情を伝えるのがあなた様のお役目なら
それを押しとどめるのが私の役目」
と手紙をビリビリ――――
あなた、旦那様の最初の奥さんだったんですってね!
って稲姫がギャー―――と叫ぶと、
「そうであろうがなかろうが
私は真田家をお守りするだけにございます!」
(`・ω・´)ドヤドヤドヤドヤ――――‼‼‼
最近のおこうさんの働きは目を見張るものがありますな~
かっこいい♡
なんか一番男前???
☆謝る機会を完全に逸した秀次
みんなして、早く京に戻れ!と説得するも、
秀吉が怖くて怖くて完全に謝る機会を逸した秀次。
どんどんドツボにハマっていきます。
かくまってくれている源次郎クンが
秀吉に呼ばれたことを知り
(`;ω;´)怒ってる!叔父上は怒ってる!
源次郎が
殿下はこれからの豊臣家になくてはならぬお人。
なんとかことを収めてまいります。
っていうのに、
・・・勝手に覚悟を決めちゃったのか
なんだかすっきりした顔になっちゃって・・・
娘のおたかさんから「マリア様」の肖像画を送られ、
「おなごは美しい」とか言っちゃって
その一枚をきりに贈りたいと。
きりを側室にする件はなかったことにしよう。
きり、セ―――――フ!!!
・:*+.\(( °ω° ))/.:+
よかった~めんどくさい展開回避!!!
本当にいい人なんだよね~
殺生関白じゃないよね~
関白の話は秀次の話ではなく、
大谷刑部の娘をお前の嫁に~
ってな話で。
お前を信頼しているから側におきたいから。
うーむ・・・
秀次かくまってるのばれたらやばくね???
なんとかせねば、急いでなんとかせねば、
の源次郎クンですが
すでに石田治部の耳にも入ってしまっていて
石田治部の耳に入っているなら殿下の耳にも入るから
隠していたらお怒りも大きくなるから
早くお耳に入れろ。
観念した源次郎クン、秀吉に言うことに・・・
でもね、秀吉は怒りはするけれども、
怒っている理由は・・・
秀勝も秀保も死んじゃったし、
残っているのは秀次だけだから、
ちゃんとしてくれないと・・・
っていう理由で。
ちっとも
邪魔者扱いしてない――――ヽ(`Д´)ノ
それなのに・・・それなのに・・・
秀次のバカ――――!!!
勝手に進退窮まったと勘違いして
高野山に行っちゃったよ―――――――!!!
☆振り回される二人
高野山にお供したのは、なんと「まめっぽ」(源三郎クン)
叔父上に振り回されるのは疲れた、という秀次さんに
「振り回されることにかけては天下一品」のまめっぽが慰めます。
あまりに大きすぎる父
なぜか私の声だけが聞こえない祖母
病がちなのかどうかわからない最初の妻
決して心を開かない二度目の妻
そしてあまりにおそろしい舅
振り回されながら生きているのは殿下お一人ではございません。
これを聞いた秀次さん
少し気が晴れたそうで、
まめっぽに
従五位の下が不服と聞いたけれども
あれは自分が関白としてやった数少ないことの一つ。
よもや返上などしないよな?
せつない――――!!!
これはせつない――――!!!
肩書き先行の地位って辛い――――!!!
☆そしてそして・・・
せっかく、内々で済ませようと思ったのに
高野山に行ったことで、道々で噂になってきちゃってることを知った秀吉。
わしの命令で蟄居させたことにしよう。
理由は・・・うーん・・・仕方ない。「謀反の疑いあり」
一月ほど謹慎させてから疑いが晴れたことにして連れ戻す。
ウワァァ━━。゚(゚´Д`゚)゚。━━ン!!
もう嫌な予感しかいたしません。
秀次のばか――――!!!
豊臣にはもう居場所はない・・・と
勝手に観念しちゃった秀次・・・
いつからか人を信じなくなっちゃった秀次・・・
泣き笑いの表情を見せて・・・
腹切っちゃった―――!!!
ウオ――――!
最後の表情、めっちゃよかった――――!
ビェ──・゚・(。>д<。)・゚・──ン!!
おまえ、いいやつだったのに――――!!!
悲劇!むっちゃ悲劇!!
なんだかみんな可哀相―――!
何の祟りなの―――???
泣いていいんだか
怒っていいんだか
わからん――――――――!!!
しかし・・・
秀吉は・・・怒る方に感情の振れ幅向かっちゃいまして・・・
どれだけわしが目をかけてやったと思っておるのだ――――
人の情けを踏みにじりおって――――
わしは精一杯のことをしてやったな。
それをあいつはこんな形で返してきおった。
悪いのはあいつじゃ!
悪いのはあいつじゃ!!
わしを怒らせたらどんなに怖いか孫七郎に見せてやる!!!
…孫七郎、死んじゃったってばよ…
秀吉~(´;ω;`)ブワッ
お気を確かに・・・
秀次は謀反が発覚してわしの命で腹を切ったことにする!
首は三条河原にさらせ!
それから妻と子供をことごとく殺せ!
キタ━━━(。>0<。)━━━!!!
・・・石田治部、固まる・・・
なんじゃ。謀反人の身内じゃ。当然だろう。
あーあ・・・
なんだかなあもう・・・
悲劇だな、マジで・・・
聚楽第の真っ赤な夕日が怖いったらありゃしない・・・
秀次の首の前で
側室、子ども、侍女、30人以上が処刑って・・・
身の毛がよだつ――――(/TДT)/
☆呂宋助左衛門
みんな死んじゃったはずなのに、
からくり部屋(キリシタン部屋)に隠れていて難を逃れた、
秀次の娘のおたかさん。
彼女を救うべく、またもや源次郎・・・
「策がございます!」
嘆き悲しむ秀吉に
大谷刑部様のご息女を正室にするけれども
一人生き残った前から妻にしたいと思っていたおたかさんを側室にしたい。
(# ゜Д゜)∂ あ?
ならぬ!!!
どうか!お許しください!!!
お前もすみにおけんな。
孫七郎との娘との間にもし男子ができた場合は
殺せとは言わん。
すぐに仏門に入れろ・・・
やっぱり、小日向さんがやっているだけあって、
悪い人じゃないよな、秀吉さん。
で、どうやって、関わっていくのかなー?と
ずっとっ楽しみにしておりましたが・・・
おたかさんをルソンに連れてってもらう計画で・・・
黄金の日々――――!!!!
むっちゃ黄金の日々――――!!!!
夕日が黄金の日々――――!!!!
(人´∀`*).。:*+゜゜+*:.。.*:+☆
川谷拓三の峠の処刑を木の実ナナがやる場面を
子ども心に ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル した印象が
あまりに鮮烈だったのですが、
世界観が
一気に黄金の日々――――!!!!
力を持つと人は変わります。
手前はそのような無理無体に対して常に戦いを挑んでまいりました。
手前はこのタダ同然の代物を、
大名たちに高値で売りつけ、
その金で己の商いの船を手に入れました。
これが手前の戦でございます。
この呂宋助左衛門、
あらゆる弱き者たちの守り神でござる。
喜んで力をお貸しいたしましょう!
ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!
かっこいい――――!!!
☆まとめ
違和感なくまとまっております。
いちいち真田一門が関わってくるのはもうしょうがないと思うとして、
どうなることかと心配しておりましたが
さすが三谷幸喜の「キャラ設定」が万全なので、
誰もかれもが違和感なく、この悲劇になりました。
それにしても・・・
なんちゅうか・・・
悲劇としか言いようのない、
なんだか全員が悲劇としか言いようのない
私にとっては大事な回でございました。
おたかさんを逃がしたところ、
龍馬伝の蒼井優逃がしたところとそっくりじゃね?|д・)チラッ
ってちょっと思った人、手を上げて――――ヘ(゚∀゚*)ノ
次回、秀吉がとうとう・・・ってな話になってきて・・・
茶々とか北政所とか
その辺りの機微も感じたいですな~
楽しみです。
今日も長々ありがとうございました。
あ、ヴェニオ次女の書き下ろし物が足りも連載中!
ぜひお寄りくださいませ~
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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