この写真は2019年末
つまり昨年末の写真だ
今よりも髪が長い
さて
この当時のわたしには
二つの日課があった
それは
毎日インスタで自撮りを投稿すること
そして
日々の自分の気持ちや気づきを
そこに投稿すること
この二つがわたしの日課だった
ただしそのインスタアカウントは
非公開にしていた
それはこの当時
顔出しに対する恐怖が
ものすごかったことが理由
自分を自分で撮った写真を世に晒すなど
わたしにとっては怖れでしかなく
とにかくめちゃくちゃに恐怖だったのだ
それでもいずれその怖れを克服し
やがては公開できる日のためにと
いわば当時はその練習をしていた
非公開だから何を投稿しようが
他人の目には一切触れないわけなので
わたしはその場を利用して
毎日せこせこと自撮りを上げ
自由気ままに文章を書いていた
そのほとんどは日々の出来事と
それに対する自分なりの気づき
その時期わたしは
自分の心のあり方や感じ方の
トレーニングをしていたので
その経過での自分の気持ちや心情の動き
気づきや結果などもこまめに記録した
この経験が後々
ちゃんと役に立ったことを
今ふと思い出したのだ
自撮りというのはかなり奥が深い
やってる人はわかるだろうけど
何も考えず適当に撮っても
満足のいくモノにはならない
自分の顔をよく見て研究すればするほど
映りもクオリティも見栄えも
格段にレベルが上がる
さらに数をこなす程に分かるのは
撮る場所と光の加減の大切さ
毎日何枚も撮っては研究し
ほとんどの画像を捨ててきたその経験が
今となってはすごく役に立っている
日々感じたことを
自分の言葉で綴っていたことも
すごくいいトレーニングになった
自分の気持ちを自分の言葉で
表現するにあたっては
それに全く慣れていない場合と
ある程度の下地ができている場合とでは
精度も純度も違ってくる
誰かが言っていたことを書いたりする文章や
HOWTO的説明文と
自分の気持ちを表現するのとではワケが違う
その練習を
ブログ開設前にやっておいたのは
とても良かったと思う
自撮り撮影も以前に比べたら
だいぶ上達したと思うし
自分なりにキレイに撮るための策も得た
当然ある程度の加工もしてる
自撮り加工については
わたしは肯定的な考えを持っていて
いかにもやりました！的なのは
無粋だと思うけど
メイク感覚で自分を美しく加工するのは
全くもってオッケーだと思っている
だってそれを見た自分が
テンション上がったら
嬉しいじゃない？
気分良くなるじゃない？
自分が映った画像に
それくらいの手間をかけてあげるのは
むしろ愛だと思うのだ
その時のインスタのアカウントは
今もまだ残ってる
見返せばその当時のわたしの葛藤や
心の乱れや軸のブレっぷりが
リアルタイムに記録されている
↓
これが過去の非公開インスタ投稿
投稿数にして589
やっていた期間は約3ヶ月
自撮り撮影は毎日
インスタに書いていた
その当時の投稿文はこんな感じ
↓
自分の気持ちを自分の言葉で綴る日課
これがわたしがやったトレーニング
とはいえ三ヶ月
それを続けられた理由はただ一つ
楽しかったから
誰に見せるわけでもないこの投稿が
当時のわたしの楽しみだった
見せないからこそ何でも書けるし
どんな写真もどんな文章も上げていい
だけどそれであっても
自分の感覚にはこだわってやってた
文章一つとっても
たった一文字でも違和感があれば
それを修正した
こうした経験の全てが
今のわたしの表現の役に立っている
結果そのやり方がそのまま
今の自分のスタイルとなった
あれほど恐れていた顔出しが
怖くなくなってきたことも
この時の経験に寄与するところが多いと思う
今もし過去のわたしのように
顔出しが怖いという人がいるのなら
この方法はおすすめです
他人に見せなくてもいい場所で
目一杯自分の自撮りを載せてみてください
そして目一杯それを研究してみてください
今は公開なんて考えなくていいから
それを載せた非公開のメディアを
密かにただ眺めるだけでいい
とにかくそこに映った自分を
毎日のように見てあげること
ご参考までに♪
※現在のインスタアカウントはこちらです
（もちろん公開してます）
↓
この記事の作者
吉原 紅（よしわら べに）
1975年生まれ 夫とは別居婚中
2019年の5月末、夫と暮らしていた自宅を出ました
海外ひとり旅、世界にあるすべての美しいもの・麗しきものが好きです
グラフィックデザイナーを経て、今は文筆家と生涯旅人を目指しています
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