昨日彼が言ったフレーズだ

 
 
 
 
俺はひとりでメシなんて食わない
ひとりの食事ほど寂しいもんはないだろ
 
 
 
 
 
 
 
ほおお
 
 
 
 
と思った
 
 
 
 
 
そうなんやー
と言った
 
 
 
 
 
世の中には一定数
そういう人がいるのだね
なるほどなるほど
まあわたしはそうは思わんけども
 
 
 
 
そう思いながら
彼のフレーズを反芻した
 
 

 
 
 
ひとりの食事は寂しい
楽しくない
つまらない
ご飯は誰かと食べたい
 
 
 
 
そう考えるのは自由
ならそうすればの話
 
 
 
 
わたしには全くそれが理解できないし
同意の余地もないけれど
わざわざそんなことは言わない
 
 
 
 
わたしはひとりごはん大好きだし
好きな人と食べるのも好き
どっちも好き
 
 
 
 
ひとりごはんの良さって
 
 
目の前のごはんに集中できること
美味しさに存分に浸れること
 
 
だと思うのよね
 
 
 
 
誰かと一緒のごはんだとどうしても
目の前の人に意識を取られるし
目の前の料理に完全に集中しにくくなる
 
 
 
 
 
だからわたしは
 
 
 
本当に自分が食べたいもの
美味を堪能したいものって
あえてひとりで行きたい
 
 
 
 
 
 
会話や相手にエネルギーを与えない分
自分と料理にエネルギーを向けられるのだもの
その方が自分の味覚と味蕾が立つのだもの
つまり感覚がピンと冴えるのよ
 
 
 
どちらが良くてダメという話じゃなくて
自分の目的や欲がベースにあった上で
ひとりで行くか誰かと一緒にするかを
自分が決めればいいと思う
 
 
 
その選択権は自分が握りたい
 
 
 
 
 
ひとりでご飯できないという人を
わざわざ否定する気はないけれど
そういう人になりたいとは思わない
わたしはどっちも楽しめる方を選ぶな
 
 
 
 
 
 
 
さてそろそろ出勤しますかね
あああ仕事なんか行かず
1日中文章書いてたいわ
 
 
 
 
 

 

 

  この記事の作者
吉原 紅(よしわら べに)

 

1975年生まれ 夫とは別居婚中

2019年の5月末、夫と暮らしていた自宅を出ました

海外ひとり旅、世界にあるすべての美しいもの・麗しきものが好きです

グラフィックデザイナーを経て、今は文筆家と生涯旅人を目指しています

 

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