自分ビジネスと言いながら

今わたしは雇われの身で

アルバイトをしている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実はわたしは本当にお勤めが続かない

これは20代の頃から感じていた

 

 

それなのにまた性懲りもなく

世間常識を語る男の言葉に呑まれて

うっかりお勤めに出てしまった

 

 

その結果

案の定これまで繰り返してきた

同じパターンが間も無くやってきた

仕事が苦痛で苦痛で仕方なくなってきたのだ

 

 

 

何が苦痛かというとそれは

 

 

 

決められた時間に出勤し

決められた時間に退勤し

決められた時間に休憩し

決められた業務をこなし

決められた場所にいること

 

 

 

かつ

 

 

 

周囲に他人がいること

 

 

 

 

そのどれもがわたしには

恐ろしいほど苦痛で苦痛で

どうして世間の人々は

難なくそれができているのだろうかと

疑問に感じる一方で

それができない自分を責めたりもしていた

 

 

みんながやっている当たり前のこと

それがわたしにはできない

他人が自分の周りにいるのがしんどい

ひとりの時間と空間が欲しい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だけど思うのよ

 

 

自分の人生なのに

自分の時間なのに

なんで他人に決められたことで

自分の時間を使わなきゃならないの?

なんで興味もない他人と

同じ時間を共有しなきゃならないの?

 

 

 

 

 

 

 

 

おかしいだろ

 

 

 

 

 

 

 

 

だけどこの開き直りを得るまで

わたしはわたしなりに

たくさんの葛藤と苦難を経験してきた

その自負はある

 

 

世間に合わせられない自分

お勤めが続かない自分

人が言うことの意味が聞き取れない自分

人前に出ると緊張しておかしくなる自分

 

 

どうしてわたしはこんな風なの?

なんでわたしはできないの?

みんなうまくできてるのに

なんでわたしだけ間違えるの?

 

 

それが許せるようになったのは

つい最近のこと

 

 

わたしは出来損ないのポンコツ

仕事がまともにできないダメ人間

お勤めが続かない根性なし

他人の話が理解できない低脳

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ上等だね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それがどうした?

それでいいじゃん

むしろサイコーやん

 

 

みんなができることができない?

それの何が問題?

 

 

お勤めが続かない?

だから何?

それで死ぬの?

 

 

ポンコツダメ人間?

いいねブラボーだよ

 

 

低脳?

頭悪くて何が悪いの?

 

 

 

 

 

 

お勤めできてる皆さんは偉いね

尊敬に値するよ

だってわたしには出来ないからね

 

 

わたしは誰かのためにとか

会社のためになんて到底思えないわ

 

 

わたしは自分のために生きたいの

お客様や会社のためになんて無理

そもそもわたしは

他人に仕えるために生まれてきたんじゃない

 

 

お客様に失礼のないように?

失礼したからって何なの?

失礼だと捉えるのは相手次第だろ?

 

 

お客様に笑顔でご挨拶?

その前に自分を笑顔にすることの方が大事

 

 

こういうお客様お客様っての

マジで反吐が出るね

こんな考えには二度と関わりたくない

 

 

それが出来ないようでは

社会人失格?

 

 

んなもんこっちから願い下げだわ

立派な社会人ってラベルが

わたしにどんな幸せをくれるんだよ

 

 

そんなことより一億総人口

自分の幸せだけを考えて生きればいい

 

 

他人のために我慢して働いて

自分の寿命を使い果たすなんて

これほど馬鹿げたことはない

 

 

誰かの役に立つより先に

自分の役に立つ方が大事

 

 

世間の考えに合わせるより

自分の心に合わせる方が大事

 

 

 

 

 

 

 

それ以外のことなんて

ぜんぶ二の次で構わない