得点者【アーセナル】コシールニー(52分)
ラスト10戦無敗で16年連続のCL出場権獲得!!10戦5失点5完封の手堅い守備も手に入れつつあるチーム力を積み上げて恒例の”勝負のオフシーズン”へ☆
アーセナル (プレミアリーグ最終節、VSニューカッスル)
9ポドルスキ5.5 |
|||
| 7ロシツキー6.0 | |||
19カソルラ6.0 |
14ウォルコット6.5 | ||
| 8アルテタ(CAP)5.5 | 16ラムジー6.5 | ||
28ギブス7.0 |
3サニャ7.0 |
||
| 6コシールニー9.5 | 4メルテザッカー6.5 | ||
| 1シュチェスニー7.0 | |||
※選手名の左は背番号、右はパフォーマンス採点
ヴェンゲル采配8.0ラスト10戦無敗でCL出場権獲得もさることながら、ファン・ペルシーとソングを失っても昨季より勝点を3ポイント上げ、得点は2下がっただけで、失点を12減らした手腕はさすがの名将ぶり。タイムアップのホイッスルと共に久しぶりに心から喜ぶボスの姿を見れて僕は嬉しかった☆
【選手交代】
28分、MF8アルテタ☛MF15チェンバレン6.0
78分、FW9ポドルスキー☛FW12ジルー6.5
89分、MF19カソルラ☛MF10ウィルシャー短時間出場のため採点不可
【ベンチ入り】GK21ファビアンスキ、DF5フェルマーレン、17モンレアル、FW27ジェルビーニョ
直近9戦無敗でリーグ最高成績のアーセナル
アーセナルはプレミアリーグで20勝10分7敗の4位で迎えたリーグ最終節。12月にはリーグカップで4部リーグ相手に敗退したり、FAカップでも2月に2部リーグのブラックバーン相手に敗退。CLでも3点差の勝利が条件という厳しいアウェイ戦でのバイエルン相手の第2レグで0-2と勝利もアウェイゴール差での敗退が決まり、8年連続の無冠が決定。
しかし、CLベスト16第2レグのバイエルン戦の勝利で出場機会に恵まれていない選手達が強豪相手に結果を出した事で、メンバー選考に大幅に変更を加えてV字回復。以降のリーグ戦では4連勝後、エヴァートン、王者マンチェスター・ユナイテッド相手のドローを挟んで9戦7勝2分無敗の絶好調で、一時は順位を10位まで下げたチームは最終節をCL出場圏内の4位で迎えました。
そんな9戦無敗のチームの先発メンバーの変更はなし。QPR戦での退場処分から復帰したFWジルーはベンチスタートとなり、ワントップは4試合連続でポドルスキ。スペイン代表の実力者である左SBモンレアルに替わってギブスが最終盤で定位置を奪回。まだまだ調子が戻らない司令塔ウィルシャーは以前ベンチスタートとなり、絶好調のMFロシツキーが継続して先発スタートとなりました☆
【相手チームの紹介~ニューカッスル・ユナイテッドとは?~的確な補強で昨季はリーグ5位と躍進も・・・・ELベスト8の躍進が負傷者続出とリーグ低迷を呼び、今冬のフランス勢に偏った補強も失敗】
イングランド北東部のクラブで通称”マグパイズ”(カササギ)。サポーターは通称”ジョーディー”。本拠地はセイント・ジェームズ・パーク。
昨季リーグ5位に入り、今季はヨーロッパリーグに参戦してベスト8まで勝ち残りましたが、過密日程から怪我人が続出してしまい、先発メンバーを組むのに精一杯のチーム状況から冬の移籍市場でフランスリーグから5人もの選手を大型補強。一時はその冬の新戦力であるMFムサ・シッソコなどの活躍で盛り返したものの、フランス組偏重のチーム編成でチームが2つに分裂したような集団となってしまって結果的には最後まで残留争いに巻き込まれる事態となりました。
アーセナルとの前回対戦は昨年末におよそサッカーとは思えない「テニスのようなスコア」(ヴェンゲル監督)で、7-3とアーセナルが勝利しています☆
【マッチレビュー】緊張感でガチガチの前半は枠内シュートゼロ&アルテタが負傷交代の不気味な雰囲気が漂う・・・
| プレミアリーグ最終節開始前の順位 | |||
| 順位/チーム | 勝点 | 得失点 | 対戦相手 |
| 3位チェルシー | 72 | 35 | エヴァートン(H) |
| 4位アーセナル | 70 | 34 | ニューカッスル(A) |
| 5位トッテナム | 69 | 19 | サンダランド(H) |
アーセナルがCL出場権内の4位以内を死守するためには得失点差が大きく離れているため、トッテナムが引き分け以下に終わった場合はアーセナルは負けても大丈夫でしたが、①CLグループリーグから直接参戦するには3位に入る必要があった事と、②3位チェルシー&5位トッテナムはホーム戦なのに対してアーセナルだけが唯一アウェイ戦、③チェルシーもトッテナムも同じロンドンのクラブであり、特にトッテナムとは本拠地が同じ北ロンドンにある因縁のライヴァルであり、加えてヴェンゲル監督就任後の16年連続でそのライヴァルを順位で下回った事がないライヴァル心などなどが掛かったビッグゲームである今季のプレミアリーグ最終節が日曜の16時に全会場一斉キックオフで開始されました。
試合の方はコンディション的には、FAカップ決勝を対戦相手のウィガンが行った影響で火曜日に前節の試合を消化したアーセナルが身体が重い事と、緊張でガチガチな試合運びとなってしまい堅い・・・いや重いぐらいのゲーム展開となりました。思わずヴェンゲル監督も上着を脱いで指揮を執ります!!
7分には、左サイドからの突破に対してスピードで簡単にCBメルテザッカーが交わされてのグランダークロスからフリーで相手エースFWシセにシュートを打たれる場面も。
ニューカッスルはスピードのある2トップがメルテザッカーの弱点を突く攻撃で攻略。
さらに悪い事に28分には司令塔MFアルテタが前節での負傷を悪化させて負傷交代となり、悪い雰囲気が漂ってはボールも回せない劣勢に。
前半のアーセナルのチャンスは30分にギブスの左サイドからの突破からマイナスクロスを受けたカソルラのミドルシュートぐらいで、そのシュートも枠を外れた事で・・なんと前半の枠内シュートはゼロでボール支配率もたった43%という数字に終わりました。
ニューカッスルは35分以降に個人技に長けた”フランス版の家長”ベナルファの強引なドリブル突破からチャンスを作ってフィニッシュまで持っていくものの、こちらも枠内シュート1本という重い状態。
37分に、ホームサポ―ターの情熱的な声援が今季限りでの退団が決定している背番号37で37歳のGKハーパーに送られて本人が試合中なのに涙ぐむ美しい光景も。93年にニューカッスルに入団し、6度のレンタル移籍をしながらも20年間在籍した”万年控えGK”に対しての熱い声援には僕も感動しました☆(ガンバでの”万年GK木村を思うと・・・って。苦笑)
そんな重い試合展開と、最終節ならではの温かい雰囲気もありながらの前半はスコアレスで折り返しました。他会場のチェルシーもトッテナムも共に同点でこの時点での順位は変わらずの折り返しとなっていました。
2年連続CBコシールニーの”CL決定弾”
後半はさすがにCL出場権獲得へ向けてお尻に火がついたアーセナルが仕掛けました。
開始早々の46分、GKのキックミスをラムジーが拾ってスペースでフリーのウォルコットへ展開してのエリア内からのシュートはGKのファインセーブに阻まれたものの、明らかに縦パスが増えてテンポが上がったポゼッションで揺さぶり始めました。
そして52分でした。前後左右に揺さぶったパスワークから右サイドのサニャがFKを獲得。ウォルコットのキックがゴール前中央のポドルスキと相手DFが競り合ったボールがさらにゴールから至近距離のゴールエリアにいたコシールニーへ。身体を180度回転させながら放ったボレーシュートが決まってアーセナルが待望の先制で0-1。思えば1年前も最終節のアウェイ・ウエストブロム戦にて決勝点を挙げたのは彼で、同じようなセットプレーからでした。↓ヴェンゲルも少しガッツポーズ
先制点を奪ってからのアーセナルは他会場の経過に動きもなかった事もあって慎重なゲーム運びを選択。依然としてベナルファの個人技には手を焼いたものの、リーグ2位の失点数による安定感が出て来たDFラインが身体を張って決定的なプレーまでは持ち込ませずに対応。
しかし、76分にチェルシーがフェルナンド・トーレスのゴールで勝ち越しに成功して3位浮上の機会がなくなり、なんと89分には・・・・トッテナムが”ミスタープレミアリーグ”ギャレス・ベイルのスーパーゴールで先制した事が伝わります。
もし・・・連戦の疲れもあるアーセナルが失点すれば15年間守り続けて来たCL出場が途切れるという事態に、サポーターもベンチにも悲壮感のようなモノが・・・
アーセナルは91分、クリアボールをジルーが懸命に収めて巧みなポストワークから抜け出したウォルコットへ展開し、カウンターでDF2人を交わしたウォルコットがGKと1対1の状況に。しかし・・ポストに阻まれて緊迫する展開は最後まで続きました。
しかし、監督以下ピッチ上の選手も冷静に対応し、71分以降の20分以上は相手にシュートすら許さない手堅い守備力がここ10試合で5回目のクリーンシート(完封)による勝利に貢献し、16年連続のCL出場権を獲得しました☆
最後は”らしくない”手堅い守備力を発揮しリーグ2位の37失点
~コシールニーの復調でラスト10試合5失点&5完封
タイムアップの笛と共に久しぶりに笑顔を取り戻したヴェンゲル監督。今季は勝利しても笑顔がなかったボスは負傷交代していたアルテタと抱擁
リードを奪ってゲームプランを確認するヴェンゲル監督(右)とボウルド助監督(左)
3月にライヴァルであるトッテナムに敗れた時、CL出場を危ぶむ多くの批判から自身の将来を危ぶまれたヴェンゲル監督。しかし、そこからのラスト10試合で何と8勝2分無敗。際立ったのは10試合で5完封含む5失点に抑え、全て複数失点を許さなかったという攻撃偏重なチームにとって”らしくない”手堅さ。
守護神GKシュチェスニー、主将CBフェルマーレンを先発から外してから一気に安定感を増した守備でしたが、公式戦出場5試合全勝のGKファビアンスキの負傷やCBメルテザッカーの退場処分もあって、”戦犯”扱いされた守護神と主将はチームの絶好調だったラスト10戦でも十二分に戦力として組み込まれて躍進に貢献。特に一時は父親が元ポーランド代表のGKでヴェンゲル監督の起用法を批判したシュチェスニーはベンチからも外されながら、復帰したラスト6試合で4完封の2失点(PKと直接FKのみの失点)とチームの守護神である事を証明☆
また、この日は決勝点も挙げたCBコシールニーはシーズン序盤から絶不調で出場機会が激減していたものの、この大事な終盤に完全復調してチームのV字回復に大きく貢献しました!!
やや守備ラインが下がった点を考えると、開幕から3試合連続完封を記録したシーズン序盤にも見られたスティーブ・ボウルド助監督の影響があったと思われます。シーズン中盤戦に入ってからはリーグカップやFAカップで下部リーグ相手の敗戦とチームの代名詞である攻撃力も落とした事で監督と衝突したようですが、最後はこの新任の元アーセナルCBのアプローチを上手く取り入れた事が大きかったと思います☆
何とかリーグ4位に入りましたが、CL出場を決めるプレーオフが開催されるため、日本を含めたアーセナルのアジアツアーには主力選手が招集されない可能性もありますが、日本でアーセナルを観れる機会は逃さずに生で観ましょう☆
![]()
最近、ヴェンゲル監督のグルっぽ作りました☆ヴェンゲルの発掘した最高の選手は?最高のチームは?などなど討論しましょう☆皆様もご参加下さい☆
最後まで読んでいただいてありがとうございます☆
面白かった!!と思っていただけた方は↓クリック下さい☆









