
エヴァートン0-1アーセナル
得点者【アーセナル】フェルマーレン(8分)
早起きして観た甲斐がありました☆逆転勝利の記録は止まりました。が、それは失点が無かったから。リーグ6連勝で、ついにリーグ3位へ浮上。20チーム中19位まで落ちたチームが紆余曲折ありながらラスト9試合で3位浮上。守備も引き締まったアーセナルがリーグを沸かす☆
10ファン・ペルシ(CAP)6.5 |
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| 7ロシツキ6.5 | |||
16ラムジー7.0 |
14ウォルコット5.5 | ||
| 8アルテタ7.0 | 17ソング8.0 | ||
| 28ギブス7.5 | 3サニャ7.0 |
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| 5フェルマーレン8.5 | 6コシールニー8.0 | ||
| 13シュチェスニー7.0 | |||
ヴェンゲル采配8.0最近採用している変則2トップが奏功。また、エヴァートンがホームでチェルシー、シティ、スパーズと強豪を次々に破った事を研究しての対策として、ゲームに慎重に入るのでなく、開始から積極的に出ていく事で勝利をもぎ取った!!
※選手名の左は背番号、右はパフォーマンス採点
【選手交代】
79分、FW14ウォルコット☛FW27ジェルビー二ョ7.0
88分、MF7ロシツキ☛DF20ジュルー(短時間出場のため採点不可)
【ベンチ入り】GK21ファビアンスキ、DF11アンドレ・サントスMF15チェンバレン、30べナユン、FW29シャマク
リーグ5連勝中のアーセナルは、ここ最近機能している変則2トップをグレードアップするためにラムジー起用。
リーグ5連勝とあって、メンバーを弄りたくはないアーセナル。しかし、怪我人の回復具合もあったり、アウェイ戦や相手を考慮してか、ヴェンゲル監督は、左ウイングに本職ではなく、中盤のラムジーを起用。今までならこのメンバー構成ならロシツキーをウイングで起用していましたが、トップ下で絶好調のロシツキはそのままにしました。
コレは最近顕著である、サニャに高い位置を取らせ、ウォルコットをなるべくセンターに近いポジションに専念させ、ボール保持時は2トップになるようにする事で、相手2ライン間での動きでギャップを掴むのが上手いラムジー&ロシツキをチームとして上手く機能させるためでしょう!
これにより、ベンチにはチェンバレン、ジェルビー二ョ、べナユン、シャマクと強烈なキャラクターあるアタッカーも揃えました☆
【相手チームの紹介~エヴァートンFCとは~】
先日、就任10年を迎えたスコットランドの熱血漢ディヴィッド・モイーズ監督率いるチームは、毎シーズン年明けから好調を、いや絶好調を見せるプレミアリーグの名物監督と名物チーム。ここ最近でも、優勝争いをするチェルシー、マンチェスター・シティ、トテナム相手にホーム・グディソンパークで勝利をあげている。
慢性的な資金難から数多くのスター選手を毎年流出しながらも、常にここ5年は8位以上をキープ。2005年には4位にも入った。
ウェイン・ルーニーの輩出を筆頭に、ユース組織に優れるクラブでもあり、モイーズ監督自ら下部リーグや国外リーグから獲得する安価な選手の台頭でチームをやり繰りする。日本の天敵・豪州代表FWティム・ケイヒルはモイーズに将来を見込まれて下部リーグから獲得して大成した象徴的選手。
また、イングランド代表選手を多く輩出するチームで、現在もDFを中心にCBフィル・ジャギエルカ、左SBレイトン・ベインズ、MFジャック・ロドウェル等を送り込む優良クラブ。
以上の手腕からモイーズ監督はマンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督と並ぶ、3度の年間最優秀監督賞を獲得している”隠れた名将”。
所在地はザ・ビートルズを生んだイングランド北西部リヴァプールで、リヴァプールFCとは本拠地が約2kmだけ離れただけのライヴァル。スタンリー・パークという公園を挟んだだけのお隣さんとのダービーマッチは、リヴァプール郊外に流れる川の名前から、”マージーサイド・ダービー”と言われる。また、ビートルズのようなバンドサウンドを奏でるバンドを”マージー・ビート”と称する。
【マッチレビュー】
ゲームはキックオフからアーセナルが積極的に前線からプレスをかけてボールを支配しては、ハイテンポのパスワークで中盤を支配。ここ最近のフィット具合の良いサニャを高い位置まで上げて、ウォルコットを2トップ気味に配し、この日起用されたラムジーが相手2ライン間のギャップをついたり、クロスを中で合わせたりと豊富な運動量で最前線のサポートと中盤でのパスワークに貢献。
6分には、そのラムジーがロシツキから出た絶妙のアーリークロスをロビンが丁寧に頭で落としたボールに飛び込み絶好機に絡みますが、決めきれず。
その前後にも積極的なラムジーのミドルシュートや好調ロシツキの果敢なプレス、ソングのポジショニングセンス、アルテタの的確な展開力を武器に完全にゲームをコントロールしたアーセナル。
8分、右CKからロビンが蹴ったボールにフェルマーレンが頭で合わせて0-1。CBながら前節のロスタイム逆転弾に続いて2試合連続ゴールで今季5点目をあげたベルギー代表のゴールで先制。
その後も完成度の高い中盤でのパスワークを武器にコントロールするアーセナルは、リーグ得点王の26点を記録しているロビンや、ラムジー等に好機が訪れますが追加点はあげられず。
対するエヴァートンは、FAカップで勝ち上がってる事と未消化試合の影響で、先週2試合を戦って、今週も2試合と過密スケジュールの真っ直中。コンディション面の不利を感じるゲーム内容もあり、前線からプレスをかけられない。
しかし、30分過ぎから攻め疲れが目立ったアーセナルのミスを付いて、ソングのパスミスからシンプルに縦をついたカウンターからドレンテがゴールをあげるも、オフサイド。リプレイを観ても明らかにオンサイドのミスジャッジに救われました。
それでもアーセナルのパスミスからチャンスを作ったホーム陣営がいいリズムで前半終了。上記の他にもいい攻撃の中でのミスジャッジのオフサイドが複数あり、コレに助けられた印象もありました。
統率されたDFラインがシュートさえ打たせずに完封。オフサイドを10獲得。
後半は、前半終了間際の流れをそのままにエヴァートンが攻勢を仕掛ける展開。
しかし、この日のアーセナルのDFラインの集中力は凄まじかった!!ボールは支配されるものの、高い位置取りをキープし、シュートまでは行かせませんでした。最終的に枠内シュートは2本に抑え、ミスジャッジがあったとはいえ、獲得したオフサイドは10を数えました。
そして、集中力抜群の守備から、一転してのカウンター要員として、個人で打開出来るジェルビー二ョの投入も見事に当たり、彼のドリブル突破で複数回の好機を作り、また最終盤では彼の圧巻のキープ力で時間も有効に使ったヴェンゲル監督。
最終得点差の勝利ながら、大きな手応えを掴んだ勝利でした☆
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勝利を手にしたアーセナルは、プレミアリーグ6連勝。それも倒した相手がサンダランド(リーグ8位、アウェイ)、トテナム(同3位、ホーム)、リヴァプール(同7位、アウェイ)、ニューカッスル(同6位、ホーム)、エヴァートン(同10位ながらホームで滅法強い。アウェイ)。見事に好調だったチームやチャンピオンズリーグ出場権争いの3・4位を争うチームからの勝利をもぎ取ってきたアーセナル。
この日引き分けたトテナムを逆転し、3位へ浮上したアーセナル。今季残りゲームはリーグ戦9試合のみ。
開幕前後の主力大量移籍と緊急大型補強、V字回復、失速、再浮上を経て、現在リーグを最も沸かせているアーセナルを残り9試合も楽しみましょう☆
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今週末はホームでアストン・ヴィラと対戦。FAカップでホームで当たった2ヶ月前は、2点ビハインドからの3-2での大逆転勝利!!いいイメージを持ちながら7連勝を目指します!!
この日、5位のチェルシーが敗れたため、5位と勝点6差。チャンピオンズリーグ出場権獲得へ4位以内を依然としてキープ。リーグ3位と4位ではチャンピオンズリーグにストレートで出場出来るか、プレーオフ経由で入るかという大きな違いがあります。エースの去就問題もありますし、プレミアリーグでは順位が1つ上がる毎に約2億円程賞金が上がる事もあり、経営面でもさらなる勝利を掴むためのシーズン終盤を応援しましょう☆
最近、ヴェンゲル監督のグルっぽ作りました☆ヴェンゲルの発掘した最高の選手は?最高のチームは?などなど討論しましょう☆皆様もご参加下さい☆
最後まで読んでいただいてありがとうございます☆
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