宇佐美貴史とバイエルンのシーズン~パート4~☆【J特】 | ヒロ・ゴラッソ

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我等が宇佐美貴史がバイエルン・ミュンヘンへ移籍して4ヶ月以上経ちました。

シーズンもリーグ16試合を終えウィンターブレイクへ突入間近。

バイエルン・ミュンヘンは宇佐美のポジション争いのライヴァルとなるアリエン・ロッベンが故障で長期離脱しながらも、リーガでは首位を維持しています。そして、もう一人のライヴァルであるフランク・リベリは絶好調を維持してます。そんな中、チームの中での、あるいはハインケス監督の頭の中での宇佐美の位置は??


 僕としては、GAORAでリーグ戦のみとはいえ、録画ながらも全試合観戦可能な状況ですので、マッチレポートを書いていく!!っと宣言しながらも、長期出張や合宿でかなわなかったので、本日までのバイエルンの選手起用法を、全試合の出場記録とシステムを掲載しながら探っていこう、と思います!!


 これはその第4段です☆11月からここまでのゲームのレポートです。


では、試合スコアとフォーメーション図を掲載し、レポートしておりますのでご覧下さい☆↓

バイエルン・ミュンヘン (CLグループリーグ第4節、VSナポリ)
  33ゴメス  
  39クロース  
7リべリ 25ミュラー
31シュバインシュタイガー 30グスタボ
21ラーム(CAP) 17ボアテング
28バドシュトゥバー 5ファン・ブイテン
  1ノイアー  

バイエルン3-2ナポリ

得点者【バイエルン】ゴメス(17,23,42分)

【ナポリ】フェルナンデス(45,79分)


【選手交代】53分、MF31シュバインシュタイガー☛MF44ティモシュク

       80分、MF7リベリ☛MF27アラバ

【退場】後半25分、MFスニガ(ナポリ)

    後半32分、DF28バドシュトゥバー(バイエルン)

          

【ベンチ入り】GK22ブット、DF13ラフィーニャ、MF23プラニッチ、FW9ペテルセン、11オリッチ

【レポート】スカパーを観れない僕としては観戦できなかったのですが、ポイントは攻守の要である大黒柱=MFシュバインシュタイガーの負傷交代です。おそらく年内いっぱいは欠場の怪我ということで、彼の交代後はチームは劣勢になった模様で、それはこのゲーム後にも尾をひく大問題に繋がっています。





バイエルン・ミュンヘン (リーガ第12節、VSアウフスブルグ)


  33ゴメス  
  39クロース  
7リベリ 25ミュラー
27アラバ 44ティモシュク
21ラーム(CAP) 13ラフィーニャ
28バドシュトゥバー 5ファン・ブイテン
  1ノイアー  

アウフスブルグ1-2バイエルン

得点者【アウフスブルグ】細貝(59分)

【バイエルン】ゴメス(15分)、リベリ(28分)


【選手交代】

68分、DF13ラフィーニャ☛MF30グスタボ

88分、MF39クロース☛DF26コンテント

91分、MF7リベリ☛MF23プラニッチ

【退場】93分、MF44ティモシュク(バイエルン)

【ベンチ入り】GK22ブット、DF17ボアテング、FW9ペテルセン、11オリッチ


【レポート】リーグの最下位との対戦。アウェイゲームでありながら、序盤から主導権を握り、28分で2点のリードを得て、尚も前半で畳み掛ける攻撃を展開。しかし、司令塔のシュバインシュタイガーを欠くバイエルンは緩急がなく、結局はリベリ頼みから抜け出せず。リードを広げられずに足の止まった後半は、最下位チームに主導権を奪われ、セットプレー崩れから細貝にゴールを奪われてからは、この日本人MFのゲームメイクに支配される。それでも内容的には負けながらもしぶとく勝ち切ったゲームでした!!

 しかし、このロスタイムでのティモシュクの一発退場で3試合出場停止となったのはシュバインシュタイガーを欠くチームにさらに厳しい状況へと向かわせました。

バイエルン・ミュンヘン (リーガ13節、VSドルトムント)

  33ゴメス  
  25ミュラー  
7リベリ 10ロッベン
39クロース 30グスタボ
21ラーム(CAP) 13ラフィーニャ
28バドシュトゥバー 17ボアテング
  1ノイアー  

バイエルン0-1ドルトムント

得点者【ドルトムント】ゲッツェ(65分)

【選手交代】

72分、MF25ミュラー☛MF27アラバ

72分、MF10ロッベン☛FW11オリッチ

79分、DF13ラフィーニャ☛FWペテルセン      

【ベンチ入り】GK22ブット、DF5ファン・ブイテン、26コンテント、MF23プラニッチ


【レポート】昨季王者とのゲームは共に激しいプレスによる中盤の潰し合いから始まり、パスもなかなか繋がらない内容でしたが、バイエルンが徐々にポゼッションは握りながらも決定機を決めきれないまま



バイエルン・ミュンヘン (CLグループリーグ第5節、VSビジャレアル)
  33ゴメス  
  39クロース  
7リベリ 10ロッベン
27アラバ 44ティモシュク
21ラーム(CAP) 13ラフィーニャ
5ファン・ブイテン 17ボアテング
  1ノイアー  

バイエルン3-1ビジャレアル

得点者【バイエルン】リベリ(3、69分)、ゴメス(23分)

【ビジャレアル】グズマン(50分)


【選手交代】72分、FW33ゴメス☛MF25ミュラー

       76分、MF10ロッベン☛FW11オリッチ

       81分、MF7リベリ☛MFプラニッチ

【ベンチ入り】GK22ブット、DF26コンテント、MF30グスタボ、FW9ペテルセン


【レポート】ここまでCL全敗の相手に貫禄勝ち。リーガで出場停止となるティモシュクがチカラを発揮し、ドルトムント戦での不在との比較で、彼の存在の大きさ・能力の凄さが解った気がするゲームとなりました。ここまで彼はグスタボと併用されてきましたが、コレで実力の程には【差】があることが判明した模様。



バイエルン・ミュンヘン (リーガ第14節、VSマインツ)
  33ゴメス  
  39クロース  
7リベリ 25ミュラー
27アラバ 30グスタボ
21ラーム(CAP) 17ボアテング
28バドシュトゥバー 5ファン・ブイテン
  1ノイアー  

マインツ3-2バイエルン

得点者【マインツ】イヴァンシッツ(11分)、マルコ・カリジウリ(66分)ブンガート(74分)

【バイエルン】ファン・ブイテン(56、79分)


【選手交代】52分、MF30グスタボ☛FW11オリッチ

       68分、DF17ボアテング☛DF13ラフィーニャ


【ベンチ入り】GK22ブット、DF26コンテント、MF10ロッベン、23プラニッチ、FW9ペテルセン

【レポート】とにもかくにもボールが落ち着かずどうしようもない完敗。得点は両方ともセットプレーから。クロースのボランチ起用もあまり機能せずにリーガでまさかの連敗を喫し、3位に転落。



バイエルン・ミュンヘン (リーガ第15節、VSブレーメン)
  33ゴメス  
  39クロース  
7リベリ 25ミュラー
27アラバ 30グスタボ
21ラーム(CAP) 17ボアテング
28バドシュトゥバー 5ファン・ブイテン
  1ノイアー  

バイエルン4-1ブレーメン

得点者【バイエルン】リベリ(22、77分)ロッベン(69、83分)
【ブレーメン】ローゼンべリ(52分)

【選手交代】60分、MF27アラバ☛MF10ロッベン

       91分、MF25ミュラー☛DF26コンテント

       91分、MF7リベリ☛MF23プラニッチ

【退場】80分、MF14フント(ブレーメン)

【ベンチ入り】GK22ブット、DF13ラフィーニャ、FW9ペテルセン、11オリッチ


【レポート】グスタボとアラバでアスリート型ボランチを組んだゲーム。グスタボが中盤のカヴァーをし、アラバは前線へ飛び出し、クロースが下がってゲームメイクをするという新たな攻撃のメカニズムが生まれ、前半は完全に長短のパスを織り混ぜながら主導権をキープ。しかし、追加点を得られないまま後半開始早々に同点とされ、ロッベンを投入してからは、個人技で勝負をつけたバイエルン。PK2本もロッベンが決めて快勝も、ロッベンの調子はイマイチか?

 チームは快勝で1節で再びリーガ首位へ浮上した☆



バイエルン・ミュンヘン (CLグループリーグ最終節、、VSマンチェスター・シティ)

  9ペテルセン  
  11オリッチ  
23プラニッチ 27アラバ
30グスタボ 44ティモシュク
26コンテント 13ラフィーニャ
28バドシュトゥバー 17ボアテング
  22ブット(CAP)  

マンチェスター・シティ2-0バイエルン

得点者【マンチェスター・シティ】ダビド・シルバ(36分)、ヤヤ・トゥレ(52分)

【選手交代】81分、FW9ペテルセン☛MF14宇佐美


【ベンチ入り】GK1ノイアー、DF5ファン・ブイテン、21ラーム、MF7リベリ、25ミュラー、FW33ゴメス

【レポート】すでに首位でのグループ突破を決めているバイエルンは、大量のインフルエンザ感染という口実で、ドイツにロッベンとクロースを置いてきて、試合前日夜にはミュラーとゴメスも感染気味、とか怪しい事情で主力8人を温存。唯一ベンチに宇佐美だけサブ組が入り、81分に投入されて、欧州の舞台にデビューも見せ場なし。

 正直、観るべきもののない試合。尚、ベンチに入った主力6人はそのまま出場せず。

またしても、この状況により、宇佐美が監督の中では21人目の選手なのだと明らかになった。

バイエルン・ミュンヘン (リーガ第16節、VSシュツットガルト)

  33ゴメス  
  25ミュラー  
7リベリ 10ロッベン
39クロース 44ティモシュク
21ラーム(CAP) 13ラフィーニャ
28バドシュトゥバー 5ファン・ブイテン
  1ノイアー  

シュツットガルト1ー2バイエルン

得点者【シュツットガルト】ゲントナー(6分)

【バイエルン】ゴメス(13、56分)
【選手交代】

79分、MF25ミュラー☛MF27アラバ

79分、MF7リベリ☛MF30グスタボ

85分、MF10ロッベン☛DF17ボアテング     

【退場】28分、左SBモレッティ(シュツットガルト)

【ベンチ入り】Gkブット、DF26コンテント、MF23プラニッチ、FW11オリッチ


【レポート】シュツットガルトFW岡崎と共に出場機会がなかった宇佐美はベンチ外。このゲームでは、両サイドのロッベリーの存在感がモノを言った、という印象でした。両サイドで特大の存在感を放つ両選手に対してのチェックが激しく、28分の段階でモレッティがロッベン相手に退場に追い込まれて以降は完全なバイエルンペース。

しかし、クロースを中心としたパスワークは後半の半ば辺りから失速。ヒトもボールも動かない停滞ムードに。逆に数的不利な相手に攻め込まれてのあわやの危機も数度。選手交代も遅く、流れを変えられないハインケス監督・・・こういう事態が生じるから勝っている間に選択肢を増やして置かないとイケナイのに・・。このゲームを苦しいながらも勝利できたのは大きいけど・・スッキリしないゲームが続くバイエルンですが、今季のヘルプスト・マイスター(秋の王者=シーズン前半終了時の首位)がほぼ決まりました。

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ここまでのバイエルンの公式戦は、


リーガ16試合 11勝1分4敗、勝点。得点40、失点10でリーガ首位。

CLはプレーオフ2試合を2勝で勝ち抜け、本戦出場決定。

そして、グループリーグは、4勝1分1敗、勝点13。得11、失点6でグループ首位通過。

DFBカップは2試合消化で3回戦進出。3回戦は今月20日に乾&テセ所属のボーフム戦。


という状態。

全26試合を消化して、宇佐美の出場は、途中出場が3回だけです。

 リーガ第2節の20分とスタメン全員変えたDFBカップ2回戦の17分ほどに、グループ首位通過が決まっていて、インフルエンザで大量に欠場者が出たCLグループ最終節のシティ戦の9分。ベンチ入りもまた減ってきています。逆に、同い年のオーストリア代表MFダヴィド・アラバはほぼ毎試合途中出場し、場数を踏み、ターンオーヴァーするゲームではスタメンも担っていて、シュバインシュタイガーの離脱後は、スタメンで出る機会も多くなっています。

 宇佐美はロッベンが欠場していても、この状態ですので、非常に厳しい状態です。


 公式戦12試合連続の完封を記録しただけに、アタッカーにも守備意識の徹底がなされている事が顕著な今季のバイエルンですので、宇佐美にもハードワークが要求されますし、そういった部分でアラバに後手を踏んでいる状況です。


 尚、バイエルンでトップチーム契約しているのは全員で23選手のみ。その中で、DFブレーノは常にリハビリ中で放火容疑で逮捕までされるぐらいの選手なので、彼と第3GKを除くと、21選手しかベンチ入りの選択肢がない状況が現状です。

 攻撃陣の控え組の状況は、ペテルセンがゴメスの控えとして公式戦4ゴールをマークし。

宇佐美と同じ19歳のMFアラバが2列目のバックアッパーだけでなく、シュバインシュタイガーの代役としてもスタメン出場も記録し、リーガでもDFBカップ両方でゴールを記録する状況。

 また、ここへ来て、シーズン序盤から怪我で出遅れ、復帰後も起用法に不満を抱き、移籍志願していたFWオリッチが、アラバのボランチ起用によりに2列目のバックアッパーとして起用される機会が増えてきました。


 宇佐美とプラニッチが完全に出遅れた状況となっています。


 おそらく監督にとって宇佐美は21番目の選手、といったところでしょうか?

それでも僕はチャンスさえあれば宇佐美はバイエルンでも主力になれるポテンシャルを持っていると思います!!


 とはいえ、監督は宇佐美を常に19番目の選手として、メンバーリストには記録していなくても、遠征に常に帯同させているらしいです!!さらに、ドイツの4部リーグに相当するアマチュアリーグに属するバイエルンⅡで実戦感覚を養っている模様。過密日程のなか、チームのオフの日に2軍で公式戦を戦うほど時間のない宇佐美。


 年内の目標は、DFBカップ3回戦のスタメンをもぎ取れか?です。


 それでも環境への適応、連携、言葉の問題なども含めて、客観的に観て思う事はただ一つ!!!


宇佐美をトップ下でも試してくれ!!

しかも右サイドが適正ではないし、サイドに固定されたらもっと適正ないぞ!!


というのを声高に叫びたい心境です!!!!悔しい!!!

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