タイトル奪還をかけるべく挑んだ新シーズンは、新たに大卒3名に、ユースからの昇格1名とルーキーを加え、即戦力としては、セレッソ大阪で昨年リーグ14ゴールのFWアドリアーノを新エース候補として迎え、不足している両サイドMF、両サイドバックのできるMF金承龍をKリーグから補強しました☆
キャンプでのMF橋本英郎の長期離脱に始まり、怪我人続出の事態から始まり、開幕戦では大卒ルーキーが先発に名を連ねるなど、昨シーズン後半からの若手の台頭が続く幕明けでした。リーグは開幕から大阪ダービーを迎えて勝利を掴み、まずまずの状況ながら、ACLグループリーグが最終節のホームでの首位天津戦でギリギリで突破を決める危うい状況。迎えたラウンド16では、何とセレッソ大阪と対戦。連戦の疲れか?コンディションが明らかに悪く、3年連続のラウンド16敗退となりました。
そんな苦しい中、主力としてプレーしてきたFWアドリアーノ(カタール・アルジェイシ)とMF宇佐美貴史(ドイツ・バイエルンミュンヘン)がシーズン途中で移籍。
しかし、圧倒的な『個』を武器に、縦に速くプレーする彼等がいなくなった事で、原点のパスサッカー、ポゼッション、4-4-2という従来のガンバスタイルに戻った夏にチーム力は逆に向上!緊急補強したFWラフィーニャが過去最高クラスの助っ人選手と言える能力を発揮した事もあって、得点力は飛躍的に伸び、最近では失点も減りつつあります!!遂にリーグ首位にも浮上し、ここまでリーグ27試合消化して16勝6分5敗の勝点54、ダントツリーグトップの64得点という好成績。
そんな慌ただしいシーズンを過ごす選手達の記録を掲載致します。お楽しみ下さいませ☆
※尚、評価は当ブログでの採点を平均化したものです。
では、GKから、
GK
リーグ27試合(先発27)2430分44失点、評価5.89
ACL7試合(先発7)630分8失点、評価6.06
怪我さえなければ少なくとも日本代表GKになってる、と今でも思ってます!。ただ、現在まで日本代表に召集歴はありません。今後召集されてもおかしくはないパフォーマンスを披露している選手と言えるでしょう!!
パフォーマンスもジェルソンGKコーチのおかげか?以前よりもしっかり踏ん張りが最後まできくような1対1で強さを発揮したり、課題だった足元のボール扱いも安定感が出てきたような気がします。ハイボールは日本人GKにはない強さを以前から持っていたので、「ガンバ大阪最後の砦」に今後も期待したいと思います!!
出場なし、ベンチ入りもなし。
一昨年の天皇杯で対戦した歳に出場していたアンダー世代の代表GKで、大学サッカー界ではナンバーワンと言われていた存在。その能力は、フル代表召集経験もある同世代の林彰洋をも凌ぐともいわれている逸材!
1年目は、シーズン開幕直後のACL水原戦とスーパーカップでベンチ入りを果たしました☆
ジェルソンGKコーチの練習が厳しく「まったくついていけない」とへこむ毎日のようです。が、GKは経験が必要なポジションですし、試合に出られない状況でも辛抱することが大事。
ベンチ入りなし
存籍3年目、未だにガンバでは一度もベンチ入りはありません。
練習試合に出ているのを観たことがあるのですが、・・・・・・・。第4GKです。
アンダー世代では代表歴が豊富なようですがプロでの出場経験は浅い。が、現在のガンバのGK陣では試合出場経験も年齢も上から2番目です!
少し天然キャラのようですが、ムードメーカー的な存在として活躍してくれているようです!
29木村敦志 27歳
全試合でベンチ入りも出場機会なし
風貌から「浪速のブッフォン」と呼ばれています。
彼の特徴は飛び出しの上手さでしょう!!相手の決定機を止める、っていうより未然に防ぐっていうスタイル。
去年、プロ入り8年目で最も大きいチャンスを得ましたが、 結局はACLでの2試合の出場にとどまりました状況です!松代さんにも「トップの試合に出られなくても常に腐らず準備をし続けている」として、「能力、人間性ともに申し分なく、将来の守護神になれる選手」と言ってもらっている人間だけ今年こそ目に見える飛躍の1年にしてもらいたい、と思います☆
DF
【センターバック】
2中澤聡太 28歳
リーグ20試合(先発20)1760分5ゴール、評価5.76
ACL5試合(先発5)450分2ゴール、評価6.30
開幕は少しツイテない印象。負傷離脱して開幕スタメンを大卒ルーキー金正也に譲り、実質4番手からのスタートだったものの、すでに持ち前の闘争心とひたむきさでレギュラーに復帰。ACLではすでに2ゴールを記録し、攻撃面でも必要不可欠な存在。
ルックスはもちろん、ブログも面白いし、色んな魅力をもった彼だからこそもっと期待したいです☆キャプテンにも推したい選手でもあります☆
※すでに今季公式戦7ゴールを記録する点取り屋??名古屋戦での負傷はいつ完治するのか?ベンチに戻って来ているものの、チーム状態から高木にポジションを譲っているが、次節からスタメン復帰の可能性アリ☆3金正也23歳(新加入)
リーグ2試合(先発1)97分、評価5.50
ACL3試合(先発2)197分、評価5.50
開幕直前のCB陣の相次ぐ負傷により、開幕スタメンを飾ったのは、この駒澤大学から新加入のルーキーでした☆統率力のある智さんとのコンビだった事もあり、自信の持ち味である空中戦や対人マークに集中できる環境を得たことで、しっかりとACLとJリーグともに開幕戦を勝利に貢献。しかし、ACL2節のアウェイの天津戦の途中で智さんが負傷交代してからは仕事量が変わり、全くいいところなし。また、ビルドアップの面も考慮すると右側のセンターバックにしか対応不可という印象。
空中戦の強さは絶対で、フィジカルもACLで充分に通じているので、何かを掴んで欲しい!!彼が定着すれば長年のチームの懸念事項だったCBの層の薄さと高齢化を解消できるので期待は大きい☆
4高木和道 30歳
リーグ11試合(先発6)639分1ゴール1アシスト、評価5.55
ACL3試合(先発1)143分、評価4.17
元日本代表CB。ガンバ存籍3年目で清水時代は主将経験者。しかし、ガンバではポジショニングの悪さとスピード不足をつかれて失点するケースも多く安定感を欠き、DFラインを引きすぎる悪い癖が目立つ。足元の技術もあり、188cmの長身という武器もありながら、未だガンバ独特の高いDFラインに充分に対応できていない印象。昨年は智さんの大怪我もあり、レギュラーCBとしてプレーも、今年は怪我もあり現状3番手か4番手。下平の怪我もあり、一昨年のように左サイドバックでの起用も考えられた矢先のメルボルン戦でまたも負傷。
※再復帰後は、リーグ戦で途中出場を続けてゴールを記録するなど守備固め要因。
※聡太が名古屋戦で負傷し、以降スタメンとしてプレーし、4連勝&3試合連続完封に貢献。しかし、ここへ来てライン設定の低さ、マークの甘さとスピード、俊敏性、3バックへの適正能力の弱点を露呈。次節以降は聡太とチェンジか?
5山口智 33歳
リーグ24試合(先発24)2149分2ゴール1アシスト、評価6.08
ACL5試合(先発5)404分、評価6.25
その統率力でDFラインを押し上げ、気の利いたパスで中盤をサポートする。これがガンバのセンターバックの定義であり、山口智という選手でしょう!!
昨年、ずっと長期離脱を経験しなかった人間がピッチの外からガンバを観た! リーグ中断明け後、和道にレギュラーを取られるも、 怪我人や出場停止が出た試合ではセンターバックだけでなく、ボランチとしてもスタメン出場して勝利に貢献した☆
迎えた今シーズンは、開幕スタメン復帰。順調に勝利に貢献するも、ACL2節で負傷。不吉な予感も、見事復帰して現在もレギュラーとしてプレー。開幕直後、ルーキーの金正也を相棒としてプレーしていたものの、正也の長所を上手く引き出しながら守備陣を統率。自身が怪我により離脱すると正也のパフォーマンスが急激に不安定になった点は、彼の存在の大きさを感じさせた!!5月、ACLラウンド16直前で再び負傷離脱。
6月横浜戦にて復帰後、再び負傷したミョウさんに代わり主将を務め、6戦5勝1分と快進撃!!
以降も、連続してスタメン出場を続け、失点が多く批判されながらも、ガンバ独自のDFライン設定や高精度のロングフィードやセットプレーからの得点力など攻守に渡って大活躍☆遂に失点も減らしつつあるガンバ守備陣の絶対的なリーダー!!
28菅沼駿哉 21歳
出場機会なし
昨年は、初の公式戦、ACL水原戦にて聡太が負傷し、交代でスクランブル出場=公式戦デビュー!!
続く、スーパーカップ対鹿島戦では初スタメンでフル出場。堂々としたプレーで及第点以上の働きをしてくれた。
高校生の頃からプロになってからのことを考えて計画的な筋トレをしていた、という屈強な体幹を生かしたフィジカルバトルを挑むガンバにはいなかったタイプのセンターバック。
昨年は、上記の2試合と天皇杯大阪体育大学戦で久しぶりにトップチームのゲームに途中出場!!も、終盤に2失点しまった。
11月にアジア大会のU-21日本代表メンバーに選ばれて、控えメンバーながら優勝に貢献。大会1試合出場。
※先日、J2のロアッソ熊本へレンタル移籍が決定。サテライトでも本職のCBでプレーできないチーム状況だったので、このレンタル移籍で本当の意味での勝負を掛けて、是非ともガンバで成長した姿を観たいと思います☆熊本では、レギュラーとしてプレーしている模様ですが、退場処分や怪我など苦しい状況のようです。
30内田達也 19歳
リーグ5試合(先発3)296分、評価5.90
ACL1試合(先発1)90分、評価5.00
昨年、ユースから昇格した「宮本恒靖の後継者」。U-17代表でもキャプテンを務めた選手。
ただ、身体能力に乏しく、高レベルのカヴァーリングとビルドアップに積極的に絡める足元の技術を生かすためにボランチも視野に入れている様子。すでにACLやリーグでベンチ入りは経験した。
今年はサテライトでアンカーMFを勤める事も多く、このポジションで可能性を感じる。守備固め要因での常時ベンチ入りを果たしたいシーズン。
【追記】新選手会長就任。
第12節新潟戦で智さんの負傷により急遽公式戦デビュー。落ち着いたプレーで勝利を呼び込み、続くラウンド16セレッソ大阪では初スタメンも、敗退。以降のリーグ戦でも3試合連続スタメンも未勝利で復帰した智さんとスタメン交替。柏戦ではアンカーとして終盤猛攻に出る首位チーム相手に及第点以上の出来を披露するなどその後もベンチ入り多数☆
【サイドバック】
6下平匠 22歳
リーグ18試合(先発18)1527分1ゴール2アシスト、評価6.00
ACL4試合(先発4)314分、評価5.60
左足のキックには抜群の精度があるし、ガンバには珍しいキックの軌道を蹴れる選手なので貴重な存在。
今年はライヴァル=安田理大が海外移籍し、空いたポジションでレギュラー定着。試合勘の充実からか、守備時のポジションニングという弱点を克服しつつあったものの、4月28日の山形戦で骨折し、2ヶ月の離脱が決まった。また、今年から2年間努めた選手会長を内田達也に譲った。
※横浜戦から復帰後は、見違えるほどアグレッシヴなプレーが光り、首位レイソルとの天王山でダメ押しのゴールを本田圭佑ばりの無回転ロングシュートで奪った!!そのプロ入り後リーグ初ゴール後は、さらにシュートへの意識が増して、相手がクロス一辺倒だけでないために絞りにくくなっているだけに、次節から彼が怪我からの復帰を見込める点がプラス材料☆
15藤春廣輝(新加入)22歳
リーグ5試合(先発5)376分、評価5.80
ACL1試合(先発0)27分、評価6.00
昨年秋に加入が内定していた大阪体育大学から加入した左サイドバックのスペシャリスト。
突っかける積極的なドリブルや豊富な運動量、スピード、アジリティなど、サイドバックとして恵まれた能力を持っている選手。下平が離脱したこの2ヶ月は彼にとって最大のチャンス☆大卒だし、プロとして勝負の鬼となって出場機会を狙って良い時期だと思います!!しかし、リーグ福岡戦で先発デビューも、消極的なプレーに終わり、以降はベンチからも遠ざかりました。
ですが、個人的にずっと言ってますが、『今年最も活躍を期待している選手』です☆
※先日の神戸戦でタクミの負傷離脱から久しぶりにスタメン出場!!FWへのミドルパスや、積極的な上がりやカットイン、ミドルシュートなど持ち味を見せた!!タクミの怪我は全治1ヵ月程なので、9月は全試合スタメン出場し、スピードと運動量でミスをカヴァーする姿勢やシュートを積極的に狙う姿勢もよく出せた!!今後は天皇杯やナビスコカップでチャンスを狙い、貴重な経験をさらにグレードアップさせる活躍を期待☆
21加地亮 31歳
リーグ25試合(先発24)2130分1アシスト、評価6.16
ACL6試合(先発5)467分、評価6.00
播戸竜二の退団により、表舞台でもお笑い役を勝ってでるか?(笑)いないね、加地さん。
すでに数試合欠場し、相変わらず欠場時した際の穴の大きさを痛感させられる存在。復帰初戦の山形戦でのパフォーマンスは素晴らしく、自身のサイドだけでなく、センターバックのカヴァーも何度も行うなど鉄壁。自身の身体のケアも完璧なぐらい時間かけてケアしてるのに・・・・。
9時から練習なら6時台には練習場に来ているらしいです、ハイ。
※今季最も安定したパフォーマンスを続けている選手だと思います!!06年以来のベストイレブン受賞出来るのでは!?
MF
7遠藤保仁 31歳
リーグ27試合(先発25)2269分4ゴール9アシスト、評価6.15
ACL7試合(先発7)611分1ゴール1アシスト、評価5.81
「全てはここから=マスター・オブ・ガンバ」
ボールは自然と彼の足元へ集まる、不動の司令塔。リーグ開幕戦ではPK失敗も、自身のミドルシュートで決勝点を挙げる活躍。W杯を意識していた昨年とは違い、今シーズンは序盤から水準通りのパフォーマンスを維持。昨年の酷かったCKの精度も完全に戻って来ている様子。しかし、PKに関しては年々失敗が増えており、代表ではキッカーを本田圭佑に譲った模様。ガンバでもアドリアーノに譲った模様。現在はラフィーニャ。
※CKに精度が戻った今季、すでに9アシスト記録。しかし、現在は怪我の影響でセットプレーどころか、長いキックすら出来ない状態・・・シュートすら打てない・・・のか!?
8佐々木勇人 28歳
リーグ16試合(先発2)561分1ゴール6アシスト、評価5.78
ACL6試合(先発1)159分、評価5.50
今シーズンも出場時間が少ないながら、ガンバでは珍しいストロングポイントとなるスピード抜群なドリブル突破は一人でフィニッシュまで持ち込めるほどのスピードとパワーを発揮。シュート力も◎
昨年は、11月の連戦時に大活躍!!途中出場でゲームの流れを変えまくるだけでなく、ゴールも記録するなど印象的な活躍が続く!!『天皇杯男』という名前も持つ。そういう目に見える結果を残してきた彼に、大宮がガンバの条件を上回るオフォーを用意したものの、本人がガンバ残留を決断!!ありがとう!!
※残留を決意した今季、先発機会は少ないものの、すでにリーグトップクラスの6アシストを記録し、チャンスメイクにより一層の鋭さを感じる。
10二川孝広 31歳
リーグ26試合(先発24)1880分3ゴール4アシスト、評価6.02
ACL7試合(先発7)571分、1ゴール、評価5.69
昨年後半スタメンから外されるも、今年は開幕からレギュラーとして復活した「ファンタジフタ」「イニエフタ」。独特のボールタッチから繰り出すスルーパスでスピード系のFWとの連携の良さからアシストを量産するテクニシャンも三十路。運動量の低下が著しく、調子の波も試合により激しい。しかし、彼が躍動している時間帯こそが、ガンバがガンバらしいパスサッカーを展開している時でもある☆
※スンヨンやタケといった技術面よりもハードワークに重点を置く選手の活躍もあり、絶対的なレギュラーからは外れている状況になってきたが、ガンバスタイルに彼の活躍は必要不可欠☆11宇佐美貴史19歳
リーグ14試合(先発13)1120分4ゴール3アシスト、評価6.00
ACL7試合(先発6)529分1ゴール、評価6.25
昨年プロ2年目、高校3年生で遂にトップチームの主力として頭角を現したガンバの至宝。度重なる故障者の離脱から出場機会を獲ると、仕掛けに崩しに大活躍!さらにはストライカーとしても起用され、ゴール感覚も身に着けつつある18歳。ボールを持つとまず自らがドリブルで仕掛けることを試みる姿勢が素晴らしい!そして、シュート数の多さも日本人とは思えない数で、リーグ全チームの日本人選手の中でシュート数ではトップだった。また、スルーパスも魅力充分で、大宮戦の将生へのアシストはジェラードのようなパスセンスを魅せてくれた!
定位置は左サイドハーフだが、今年は退団したルーカスのプレー面での穴埋めを担っている。が、そのルーカスや安田など退団した選手との連携が良かった事もあり、今年のチームの中では試行錯誤中か?やや低調気味。キャンプでは4-2-3-1の単独トップ下を担うなど監督の期待も大きいのが窺える。
※7月、かねてから噂されていたドイツ最大のクラブであるバイエルン・ミュンヘンへレンタル移籍。今後、五輪代表、フル代表と超過密な日程でのその一挙手一投足に注目☆また、当ブログでは【宇佐美貴史とバイエルン】と題して、リーグ戦のみは観戦可能なので、マッチレポートや個人採点を掲載していきますので、お楽しみくださいませ☆
13金勝龍26歳(新加入)
リーグ23試合(先発12)1061分4ゴール2アシスト、評価5.80
ACL6試合(先発4)344分1ゴール、評価6.07
チームの弱点であるサイドのスペシャリスト。両サイドアタッカー、両サイドバックですでにガンバでも出場しているユーティリティープレーヤー。サイドバックに怪我人が相次ぐ現状、サイドバックでの出場が多く、守備の不安を払拭できていない。しかし、グノへのミドルパスからは阿吽の呼吸で高度なレベルを感じさせる。また、早いタイミングのクロスでも可能性を感じさせるだけに、上手くその攻撃性を表現できるよう、周囲との連携向上に期待。
※ラフィーニャ加入前に一時FWとしてコンバートされ、万能型FWラフィーニャ加入後は2列目での起用も、どんどんゴール前へ入ってくる動きが増え、またその動きを最大の理解者グノとラフィーニャの2トップがよく活かしてくれるので大活躍中!!ガンバで今最も調子の良い選手☆
17明神智和 33歳
リーグ20試合(先発18)1636分1ゴール、評価5.97
ACL5試合(先発5)450分、評価5.80
昨年からキャプテンに就任した「ガンバ大阪守護聖人」。昨年から続く怪我の手術により、開幕メンバーから外れたものの、復帰後は徐々に安定感も戻ってきた。
ガンバ加入当初は全く使えない状態だった彼が年々攻撃での貢献度を上げ、パスワークでも重要な役を担うようになってくるなど、ベテランながらまだ進化していると感じます☆
しかし、複数の疲労性の怪我を抱えて長期離脱に入る事も増えてくるなど、安定しない気がするのは本人曰「乳酸がすぐたまるから」か?
※7月末に復帰してからは、中盤の底をアンカー気味に余って守備のタスクを一手に引き受け、コンディションをあげつつあり、チームの快進撃を支えている☆が、ここへ来て疲労が溜まってきているのか?パフォーマンスが安定しない。
23武井択也 25歳
リーグ26試合(先発23)2001分2ゴール、評価6.02
ACL6試合(先発3)314分2ゴール、評価6.50
昨年、怪我人の続出によりついに固まった出場機会を得たチーム1のスタミナを誇るボランチ。練習試合では45分を5,6本できるぐらいのスタミナを持つとか!?
流通経済大学存籍時はスポーツ推薦ではなく一般で入学した選手だった。大学でも5軍などでプレーしながらも、「自分は技術がある選手じゃないから、上手い選手を気持ちよくプレーさせられるプレーや走り方を見につけよう」と考え直して一気にプロ入りまでこぎつけた、ガンバには珍しい非テクニシャンタイプな選手。
若手の台頭が著しかった昨年のガンバにあって、最も自信を掴んだ選手か?持ち味である守備や運動量だけでなく、縦パスやワンツーからフィニッシュに持ち込むなど攻撃面での成長も見られる!!リーグ最終節ではプロ入り初ゴールも記録☆また、加地不在時の右サイドバックを担当し、守備面ではアピールできた!!
※さらなる進化を期待された今年は、開幕スタメン奪取。ACLでは2ゴールマーク。エリア内への飛び出しなど、さらなる進化を見せ、トップ下としても起用され、昨年以上に攻撃面でも貢献できる選手となってきた。
25横谷繁 24歳
リーグ11試合(先発1)161分、評価6.00
ACL1試合(先発0)9分、評価5.50
06年にユースから昇格した「G6」の生き残り。昇格当初は「ポスト・遠藤」と目されてきたが.............
愛媛FCでは2年間レギュラーを張り、ボランチもサイドでもプレイできる柔軟性と試合勘を養った。
しかし、現状はMF陣の序列では最後尾に位置している状況。昨年は天皇杯大阪体育大学戦でトップチーム初スタメンを飾るもリズムを作れず前半のみで交代し、アピール失敗。今年はACLで初戦に途中出場。
※最近、スペースでボールを受ける事が多くなり、展開をスムーズに、より速く行えるようになり、持ち味である技術力やダイナミックな攻撃参加能力を上手く発揮し始め、何かを掴みつつあるように感じます!!身体能力も高く、得点力もある選手なので、大化けの可能性あり☆
27橋本英郎 32歳
長期離脱により未だリハビリ中
彼の不在が今年のチームの苦境に直接響いてます。先日の序盤で2点失ってプランが狂った広島戦のように、ゲームプランを複数持ちにくくなったのは彼の戦術的柔軟性やプレー範囲の広さ、バランス感覚が今まで利いていた証拠。現在は朝・昼2部構成での地獄の走り込み中心リハビリ期間。復帰へは近づいた?
昨年、シーズン開幕から調子が良かったのは唯一彼だったと思ってます。明神、遠藤の運動量が少ない中で中盤で最も動きまわり、且つゴール前へ効果的な飛び出しも多く、チーム状態が悪いながらも何とかもがいている姿を最も見せてくれていた、と。それだけに彼の怪我は痛かった。彼の離脱期間が、遠藤の離脱とも被ったので、武井拓也が先発に入ったということもあるでしょうが、中盤の押し上げが皆無になり、数年来見ていなかった守ってカウンターしかできないチームになってしまってましたから。
「攻守の潤滑油」「青き知性のダイナモ」は中断明けの試合ではクラブタイ記録となる6試合連続ゴールを記録☆サポータに人気、評価が低かった影の名選手がココ最近、サポーター間での評価も急上昇☆
でも本人は『サインしてください』の声に、『小さく書く?』と声をかける低姿勢ぶりは相変わらず(笑)ないい人☆
※遂に昨日のサテライト戦でスタメン出場し、ゴールも記録!!待望の実戦復帰!!彼の復帰こそが、リーグ優勝への最後の補強ですよ☆
31大森晃太郎19歳(新加入)
リーグ1試合(先発0)1分、評価採点なし
今年、ユースから昇格したサイドアタッカー。ユース時代はキャプテンもしており、中心選手として攻撃を牽引。独特の間合いを持つドリブル突破武器にプロへの階段を突破する。
サポーターからも『モリモリ』という愛称で大人気なルーキーは飛び級昇格の宇佐美とは同級生。宇佐美を『一平』と呼ぶ。何でも井上真央主演の大ヒット昼ドラ『キッズ・ウォー(ざけんじゃねいよ)』の一平くんに似ていたことから命名されたとか?
※先日の大阪ダービーでプロデビュー!!果敢なプレーで少ない時間ながらも存在感を見せた☆
FW
9アドリアーノ29歳(新加入)
リーグ8試合(先発8)716分9ゴール、評価5.83
ACL7試合(先発7)620分3ゴール3アシスト、評価5.56
セレッソ大阪からの加入という事もあり、因縁(昨年万博でのリーグ戦で退場処分)も噂されたが、すでにガンバの得点源になっている新加入のブラジリアンストライカー。屈強なフィジカルと抜群の瞬発力を活かしたスピード溢れるドリブル突破からゴールを陥れる姿は、かつてのエースFWバレーにも似た印象。守備もやる気満々なところもバレーそっくりな得点王候補も、試合によってのムラがあるのが気がかり。
※6月中旬にカタール・アルジェイシから高額オファーが届き、家族の事も考えて経済面を優先して移籍を決断。本人もそう認め、断ってもいいインタビューをしっかり受けたり、一度カタールまで行って、また挨拶しに戻ってくるなど、誠意あるジェントルマンな一面もあった。
新9ラフィーニャ24歳(7月20日にJ2ザスパ草津から新加入)
今季J2リーグ15試合(先発12)1129分5ゴール
J1リーグ11試合(先発9)864分、9ゴール4アシスト、評価6.55
FWアドリアーノ、MF宇佐美貴史と主力アタッカーが移籍して緊急補強したFW。デビューから途中出場ながら2試合連続ゴールを記録してレギュラー獲得間近か?中盤へ下がって組み立てへも参加したり、サイドへ流れてのチャンスメイクなど、万能性を見せる人気物☆
※さっそくスタメンに定着した、と思ったらゴール量産、アシストも量産の大活躍!!ガンバ史上最強助っ人ともなりそうな活躍ぶりを見せる☆すでに川崎戦でハットトリックも記録!!個人技に頼らないし、エゴイストなだけでないプレースタイルに好印象!!サイドチェンジなど展開力、パスセンスもあるため、2列目の選手がゲームメイク以外にゴール前に入ってくる動きが増え、チームの攻撃のバリエーション、迫力が飛躍的にアップ!!
14平井将生23歳
リーグ20試合(先発10)880分5ゴール、評価5.63
ACL3試合(先発0)6分、評価6.50
昨年は絶不調だったチームの救世主となったユース上がりのプロ5年目ストライカー=フェルナンド・ショーキ・トーレス!!リーグ初勝利を挙げた大宮戦の2ゴールはいかにも!?トーレスっぽい抜群の瞬発力とスピードでの抜け出しが光ったゴールだった。終盤戦にスランプに入ってしまったが、リーグ14ゴールは立派な数字!!
しかし、迎えた今シーズンはアドリアーノという絶対的なストライカーの加入により出場機会すらない状態。ベンチ入りメンバーも外れる事もあった厳しい現状をどう打破するか?両足共にしっかりとしたシュート力があり、DF裏への抜け出しもピカイチなだけにさらなる進化を監督も望んでいるはず!!
※アドリアーノ退団後は、チームが2トップを採用してレギュラー復帰。しかし、好調なチーム成績の中、十分なゴール数を挙げる事が出来ず、再びベンチへ逆戻り。新加入ラフィーニャが圧倒的な結果を残し新エースとなり、再びベンチスタートが続くも、22・23節に連続ゴールも記録。23節のレイソル戦ではプロ入り初の途中出場ゴールだった☆スーパーサブとしての活躍が期待される今後の痺れる終盤戦に向けては視界良好!!?
16大塚翔平21歳
リーグ1試合(先発0)37分1ゴール、評価7.00
昨年のリーグ初勝利となった大宮戦でチームに勢いをつけたのは間違いなく彼だった!!将生の活躍に触発されたかのように積極的にゴールに向かうプレーが流れを変えた。もともとテクニックや中盤でのプレーも可能な柔軟性があり、攻撃に変化を付けられるFWだっただけに大宮戦のプレーは凄まじい可能性を感じさせてくれた。
天皇杯3回戦の栃木戦に後半開始から出場し、見事に大逆転決勝ゴールを記録!!
11月、アジア大会のU-21日本代表メンバーに選ばれ、控えメンバーながら優勝に貢献。大会2試合出場。
今年に入ってからは、サテライトでも中盤としてプレー。FWとしての出場は厳しい状況。
※僕も万博で観戦した柏レイソル戦で途中出場から決勝ゴール!!それ以上に昨年のあの大宮戦を彷彿させる勢いあるプレーぶりで停滞感のあるゲームの流れを一気に変えた!!
18川西翔太22歳(新加入)
リーグ5試合(先発0)108分1ゴール、評価5.75
広島戦でデビュー&ゴールを記録した大阪体育大学から加入したルーキーFW。運動量豊富にDFライン裏へ抜けたり、サイドで起点になったり。ポストプレーをこなしたか?と思えば自らドリブルで仕掛けたり、パスセンスも持ち合わせていたり、と万能型のFW。味で。柳沢敦(現仙台)に似ている気がします、いい意味で。
22イ・グノ26歳
リーグ25試合(先発24)1966分10ゴール10アシスト、評価6.48
ACL7試合(先発7)607分2ゴール2アシスト、評価6.44
昨年7月、ジュビロ磐田との契約切れから新加入!! ガンバではデビュー戦となった途中出場の浦和戦で決勝アシストを記録し、以後もアシストを記録するなどまずまずの活躍。しかし、コンディション不良からキレは今ひとつ。 ただ、宇佐美、将生とのパス交換をスムーズに行うなど、ガンバアタッカー陣にスムーズに溶け込んでいる模様だったが、無得点は続いた。リーグは結局20試合出場4ゴールに終わった。
今年に入ってからは、1トップ採用時は中盤のワイドでの起用で献身的に機能。チャンスメイクに、自らの仕掛けやフィニッシュ。今後最も安定して期待できる選手だと思う!!アドリアーノの移籍後は2トップを採用する中、攻撃の柱として縦横無尽に暴れ回っている!!
24星原健太23歳
出場機会なし
昨年はトップチームの前線の選手の故障や不調から本職で初の公式戦の出場機会を獲得。しかも、鹿島スタジアムでの鹿島戦でJリーグ初ゴール!またバースデーゴールともなった。
50mを5秒台で走る俊足を活かし、短い時間でも勝負できるアタッカーとしてさらなる成長を期待したい!サイドバックやサイドハーフでの経験も上手く活かし、突破力も上手く使えれば脅威のスーパーサブになるかも!?
ブログをGK木村敦志と共に共同で開設☆

33アフォンソ19歳(新加入)
リーグ4試合(先発0)65分2アシスト、評価6.50
3月に加入。ブラジルではあの体重オーヴァーFWゼ・カルロスと2トップを組んでいた、こちらは痩せ型のアタッカー。
※先日の柏戦でデビューし、少ない出場時間にも関わらず、幾度もチャンスメイクし、ショーキのゴールをアシスト。続く神戸戦でもフタのゴールをアシストし、すでに2アシスト記録☆ガンバ加入後、サイドアタッカーとして調整を続けてきてためか?いい意味でプレースタイルが変化してきている模様。フェルナンジーニョをサイド型にしたようなドリブラーとして、終盤戦でも重宝されそうな雰囲気漂う☆
以上31選手の今シーズンを個別データで集計してみました☆
最後まで読んでいただいてありがとうございます☆
面白い記事でした☆と思っていただけた方は、↓にワンクリックしていただければ幸いです☆
今後ともよろしくお願い致します☆