マンチェスター・ユナイテッド1ー3FCバルセロナ
得点者【マンU】ルーニー(34分)
【バルサ】ペドロ(27分)、メッシ(54分)、ビジャ(69分)
14エルナンデス4.5 | |||
10ルーニー6.5 | |||
13朴智星5.5 | 25バレンシア6.0 | ||
11ギグス5.5 | 16キャリック4.0 | ||
3エヴラ5.0 | 20ファビオ5.0 | ||
15ヴィディッチ(CAP)6.0 | 5ファーディナンド5.5 | ||
1ファン・デル・サール6.0 |
【選手交代】69分、DF20ファビオ→MF17ナニ6.0
77分、MF16キャリック→MF18スコールズ5.0
【ベンチ入り】GK29クスチャク、DF12スモーリング、MF8アンデルソン、24フレッチャー、FW7オーウェン
10メッシ6.5 | |||
7ビジャ7.0 | 17ペドロ6.5 | ||
8イニエスタ6.0 | 6シャビ(CAP)7.0 | ||
16ブスケス6.0 | |||
22アビダル6.0 | 2アウベス6.0 | ||
3ピケ6.0 | 14マスチェラーノ6.5 | ||
1バルデス6.5 |
【選手交代】86分、FW7ビジャ→MF15ケイタ採点なし
88分、DF2アウベス→DF5プジョル採点なし
90+2分、FW17ペドロ→MFアフェライ採点なし
【ベンチ入り】GK38オラサバル、DF21アドリアーノ、MF30ティアゴ、FW9ボヤン
プジョルがスタメンを外れたバルサ。”エースキラー”フレッチャーをベンチに置き、リーグ得点王FWベルバトフをベンチ外にしたマンU。
メンバーが発表されただけで少しサプライズのあった両監督の起用法。怪我の影響のあるプジョルに替えて、3月に腫瘍摘出手術を行ったDFアビダルをリーグで調整してきたとはいえ、この大一番でスタメン(フル出場しました)抜擢。マンUは、調整してきたMFフレッチャーは起用せず、それ以上の驚きはリーグ得点王FWベルバトフのベンチ外。信頼を失ってるのは感じてはいたし、チームコンセプトに合わない選手だとは思ってたけど、ベンチのFWがオーウェンのみでは・・・・しかもバルサ相手にセンターMFがキャリックとギグスという当たりは軽いコンビなんて・・・・っまあこのメンバーこそが今シーズンのマンUのベストメンバーではあるんですが・・バルサ対策っていうのは選手起用だけではないにしても・・・・と思ったサッカーファンは多くいたでしょう!?
序盤から2年前と同じく中盤を省略したロングボールで攻勢に出るマンU。
しかし、2年前と同じように次第に中盤で簡単にいなされて・・・・・
キックオフからマンUがイングランドの伝統のようなキック&ラッシュっぽい中盤省略してのロングボールでバルサDFラインを押し下げてペースを握りました。しかし、これは2年前と同じ。しかも2年前はC・ロナウドやパクに決定機が序盤から訪れましたが・・・。
次第に相手のプランやポジショニングに慣れたバルサは徐々にペースを掴み、自慢のショートパスによるパスワークで圧倒的にボールを支配し始め、押し下げられたDFラインも復活!!それでも、マンUのDFヴィディッチがギリギリで相手のラストパスを読んで決定機はとらせませんでした。
が、27分、ハーフウェイライン付近での簡単なパス交換から少しボールを運んだシャビがテンポアップ!!マンUの中盤の寄せが甘くなった一瞬の隙をついたシャビの前進に遅れて対応にいったものの、完全にタメを作られて、右でフリーになっていたペドロへシャビから絶妙のラストパス。最高のワンタッチコントロールで止めたペドロは、名手ファン・デル・サールもフェイントにかけたようなタイミングを外した正確なシュートで先制ゴール。2年目の先制点は、よりドリブル突破の入ったモノだったものの、少しのテンポアップから生まれた、少し似た流れからのゴールだったと思います!!
しかし、マンUは34分に、相手陣深くまで侵入し、相手のスローインを上手くインターセプトしたボールをルーニーに預け、ルーニーが絶妙のタイミングでエリア内に入ったギグスとワンツー!!これをゴール正面でリターンで受けたルーニーが、丁寧にダイレクトで決めて同点。
スコア上は同点も、その後もバルサが縦横無尽にパスを繋ぎ、圧倒的に試合をコントロール。カウンターの糸口さえ見つけられないままのマンUに対して、バルサはビジャやイ二エスタがミドルゾーンでの寄せが甘いのを突いての鋭いミドルシュートを連発。メッシがあまり機能しなかったためにスコア上は動かなかったものの、内容的にはワンサイドゲームの展開でした。
後半、期待された選手交代もなかったマンU。バルサは付け入る隙も見せずにリードを拡げました。
一発勝負の決勝に置いて、最も重要だったはずのハーフタイム。しかし、選手交代もなく、バルサよりもさっさとピッチに表れたマンUイレブン。その後半の動きから、特別変わった動き、アクションは感じられませんでした。
それどころか、付け入る隙すら与えないバルサは、前半同様にミドルゾーンでの相手の守備の寄せが甘いところをもっと利用して、さらに高い位置でポゼッション維持。もしボールを失っても徹底したプレスで即座にボール奪取か、慌てて出した前線へのパスはオフサイドとなるものばかり、という流れがずっと続きました。
54分、ミドルゾーンで割りとゆっくりと繋いでいた「3人のバロンドール候補選手」のパス交換。一瞬持ち出したメッシが、僅かにシュートコースを見つけて放ったミドルシュートが決まってバルサが勝ち越し。
リズムを握られ続けるマンUは選手交代を未だ行わず。ただ堪えるだけ?いや、もう対応できずに判断力も低下していた?相手を尻目にバルサはリズムを壊すことなく、3点目をゲット。右サイドを強引に持ち込んだメッシのミスキック気味の折り返しが運良くぺナルティ・アークで受けたビジャが、カーブをかけた技巧的なミドルシュートで追加点ゲット!!
3トップ揃い踏みの得点でリードを拡げたバルサは、以降も相手にペースを与えずに完勝!!イングランドのクラブの弱点である執拗なパス交換から来る集中力の低下から、上手く空いたバイタルエリアを攻略したバルサ・ペップ監督の分析力も見事だったと思います!!
相手の分析も含め、準備に抜かりがなかったのはバルサ。またしてもファーガソン何してたの?
逆にギグス&キャリックのセントラルMFコンビが完全に失敗したマンUは、ファーガソン監督のバルサ対策が全く見られず。ルーニーが孤軍奮闘している姿ぐらいしか見えなかった。守備面でもヴィディッチ一人でギリギリ防ぐシーンも多く、準備不足を露呈した気がしました。
チームコンセプトに合わないからってプレミアリーグ得点王をベンチからも外すのか?その割にはバルサ対策も出来てないし、唯一ベンチに入っていたFWオーウェンも使わないなんて・・・マンUも完敗だけど、ファーガソンはペップの前に惨敗だったと思います!!
最後に、後半30分過ぎの勝負を諦めたファーガソンの表情は、この日で引退のGKファン・デル・サールに対して失礼だと思いました!!!
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