プレミアリーグ第35節、VSマンチェスター・ユナイテッド(Home) | ヒロ・ゴラッソ

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アーセナル1-0マンチェスター・ユナイテッド

得点者【アーセナル】ラムジー(56分)

急なセスクの欠場も、代役ラムジーが決勝ゴール!

アーセナル、首位ユナイテッド撃破!!!


アーセナル (プレミア35節、VSマンU)
  10ファン・ペルシ(CAP)  
  19ウィルシャー  
8ナスリ 14ウォルコット
16ラムジー 17ソング
22クリシ 3サニャ
6コシールニー 20ジュルー
  53シュチェスニー  

【選手交代】46分、8ナスリ→23アルシャビン

        69分、20ジュルー→18スキラッチ

        78分、14ウォルコット→27エヴエ

【ベンチ入り】GK13レーマン、28ギブス、FW29シャマク、52ベントナー


 まさか?いやまた?のセスク欠場と不安大なラムジーの代役先発

 ゲーム前日の土曜にセスクが怪我を負ったようで欠場。代役は先週リズムを悪くしてしまったMFアーロン・ラムジーでした!!セスクは無理やり出て、カンプノウでのバルサ戦のように最低なパフォーマンスするぐらいなら出ない方が良いと思うので、僕としてはコレで良い思います。また、ラムジーについては点を取りに行く場面での途中出場よりは、フラットにプレーできるスタメンの方が良いとは思います。大怪我からまだまだゲーム勘や場数も十分に踏めている状態ではないと思うし、大怪我前も含めて、ユナイテッド戦のようなビッグゲームにスタメンで出たような経験など片手で数えるしかないでしょうから不安の方が断然強かったです!!しかし、彼が良い意味で裏切ってくれましたね☆


 CL疲れ?少エネなユナイテッド相手に、前半はアーセナルがペースを掴む

 キックオフからユナイテッドはCLの疲れや、3日後のCL準決勝第2レグを見越してか?自陣に引く姿勢が強かったです。そもそもここの所のユナイテッドは、CLで絶好調な37歳MFギグスはCL専念で、リーグ戦はほとんど出場ぜずに休養を与えられています。この日もギグスはベンチからも外れて完全休養。この少エネぶりはアーセナルにとってはプラスに働いたでしょう!!

 まずは、開始早々、相手DFヴィディッチのクリアミスがエリア内のウィルシャーの足元に転がるものの、ウィルシャーのシュートは力んでゴール右へ外れました。かなりの決定機でしたが・・・。

 そして31分、問題のあるシーンが・・・。ウォルコットのに二アのファン・ペルシへの低くて絶好のクロスを、相手DFヴィディッチが大きく手を伸ばしてクリア!!完全に退場&PKの判定です。しかし、主審からは見えにくい位置でした。ノー・ホイッスルだったんです。ただ、後々この反紳士的行為でもあるプレーは出場停止処分にするべきだと思います!!特にヴィディッチはこの日最後までプレーできたのが奇跡だろ?ッてレベルの汚いプレーが多すぎましたから。

 前半は、決定機らしい決定機というのは、開始早々のクリアミスからのものぐらいでした。ユナイテッドが完全に自陣に引く中、ボールを持たされている印象もあったアーセナルは、前線が詰まってきてはセンタリングを掘り込み、ユナイテッド自慢の両センターバックに跳ね返されるばかりでした。ただ、今まではそういったクリアボールをカウンターへ繋がれ、一気に決定機を作れて勝敗を決めるプレーをされていたのですが、この日はしっかりとカウンター対策が採られていたのか?そういったセカンドボールへの意識が強かったです!それが、前半のポゼッション率70%近くまで及んだ要因でしょうね☆また、この日は、いつもより前の位置でプレーしたMFウィルシャーがドリブルで持ち上がるプレーが多かったのもこの日の特徴のひとつでした☆


 ナスリがハーフタイムで負傷交代。セスクもナスリもいない非常事態発生も、英国出身の中盤コンビが躍動☆


 そんな高いポゼッションに貢献したり、高い位置からのプレスもこなしていたフランス代表MFナスリが前半で負傷していた事で、後半開始から左サイドMFアルシャビン投入。よりサイド攻撃を重視しようという流れになるか?と思いきや、彼の守備での貢献の薄さや運動量の少なさがこのビッグゲームでは危ういのでは?という早い段階での交代策に映りました。


 そして、そんな不安は少し当たり気味で、後半は開始早々からユナイテッドがゴール付近でフリーキックを得る場面が多発。ルーニーの直接FKを若き守護神GKシュチェスニーが逆をつかれながらもジャンピングセーブしたり、ロングボールを通してしまって、フリーでナニに決定機を与え、この守護神の冷静な対応で防ぐシーンもありました。


 しかし、56分、相手のクリアを中盤でソングが脚いっぱい伸ばしてインターセプトしたボールをラムジーが拾い、冷静にキープして、右サイドへ流れたファン・ペルシへ緩めの縦パス。このパスが出たと同時にエリア内へ入り込むアーセナル中盤。ボールはファン・ペルシがしっかりとタメを作りながらキープし、少し時間差を持って入ってきた、この縦パスのパサーでもあるラムジーへグランダーでマイナスのリターンクロス。コレをダイレクトでインサイドキックによるグランダーシュート!!いかにもセスクを彷彿とさせる20歳の大怪我からのチーム復帰第1弾で先制☆


 この後、ユナイテッドは攻撃のカードであるFWベルバトフ、オーウェンを総動員してくるものの、少し前掛かり過ぎて、ルーニーとパクがボランチのような位置でプレーするアンバランスな時間もあり、逆に猛攻を仕掛けられず、アーセナルはカウンターを仕掛けやすい展開になりました。


 しかし、ウィルシャー&ラムジーが中盤では上手くパスワークで相手をいなすものの、決定的なプレーでミスや積極性を欠き、最小得点差が続きました。また、この日は先週とは違って無敵ぶりを示していたDFジュルーが負傷し、スキラッチと交代するなど、さらなる不測の事態も起きていた事もありました。


 それでもこの日のアーセナルの集中力は違いました!!あのバルサに勝った時のあの終盤の集中力でした!確かにオーウェンの飛び出しに対してPKっぽいプレーもありましたが、これは流される幸運もありました。しかし、どちらと言えば、退場してないほうが不思議なヴィディッチのセットプレーからの頭狙いによる脅威が続いた中、しっかりと不利な判定にも打ち勝てていたアーセナル。最後まで集中を切らさずに完封勝利。残り4試合となったところで、優勝争い、チーム力、ファインティングスピリットなどなど全てが復活した勝利でした☆


 これで首位のユナイテッドとは勝点6ポイント差。負ければ数字上全く可能性がなくなったこのゲームを取れたのは、やはり優勝争いから大きく後退していたがゆえのプレッシャーの軽滅にも似た居直り精神だったと思います☆今後も変に可能性の出てきたポイント差や、ユナイテッドVSチェルシーの結果を気にするのではなく、あくまで自分達のプレーに集中し、最大限獲得できる勝点76ポイントをしっかりと回収できる戦いを意識したいところです!!それでプレミアリーグのタイトルが転がってくれば儲けものです!!得失点差もあるので、1つでもゴールが欲しい状況ですが、その意味でも本来のアーセナルのパス&ムーヴを意識して、常にゴールを意識した攻撃的なサッカーを貫くことが今後の鍵となるでしょう☆


 ユナイテッド撃墜おめでとう☆

そして、セスクのように輝いたラムジーにおめでとう☆ 

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