元祖マリブチップ | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

「秋のサーフシーズン到来!」と休日を首を長くしてまっているのだが・・・

如何せん、この時期、いや、休日の波状況に恵まれない。

 

 

先週紹介したリックのUFOを前夜から車に忍ばせていたのだが、朝起きてみるとオンショアが強めに吹き荒れていた。

 

 

これでは海に出向いても無駄足・・・

「ならば、今日も未使用のボードを引っ張りし出してみるか・・・」と引っ張り出したのがコイツである。

ランス・カーソンのマリブチップである。

かのジーン・クーパーに「マリブチップはランスのボード」と云わしめる程、カリフォルニア界隈では「ランス=チップ」が認知されていると耳にする。

 

 

タイラー・ハジキアンもZチップの製作時にはランスを訪れているの事を思うと・・・

確かに、ランスがマリブチップを手掛けるまではモダンログの世界にチップは存在して無かったのではないだろうか?

 

 

そう、彼のマリブチップこそが、リプロダクトの「元祖マリブチップ」なのかも知れない。

 

 

さて、そんなマリブチップだが・・・

俺の技量はさておき、これが非常に難しいボードだったりする。

 

 

ダノーのマリブっチップはPIGをベースに創られている事から非常にマイルドで乗り易いのだが、ランスからチップ創りを教授されたグリーク・フル・カスタムのニコラス・エリオパウロスも難しいボードだったし、タイラーのZチップ&Fチップも非常に難度の高いボードであった。

 

 

しかし、考えてみると・・・

そもそもPIG自体が乗り辛いチップを改良して誕生した経緯があるのでチップが乗り易い訳が無い。

 

 

ただ、シェイパーはあのランス・カーソンである。

マジックハンドで軽快なPIGを創り出している事から仄かに「チップも乗り易いのでは?」なんて思う事も暫し・・・

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ボードにはシッカリとロッカーが効いてあり、ハーフムーンもテールから食み出しながらも、やや前方にONされている。

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うーん、期待して良いかも?

 

 

しかし、そうなって来ると次の休日に繰り出すボードが悩ましい・・・

ワックスアップを終え、出番を控えているリックのUFOにすべきか?

はたまた、このマリブチップにするべきなのか?

 

 

いずれにしても、次の休日が待ち遠しくてならない。

 

 

Keep Surfing!!