真紅のPIG! | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

1週空いてしまったが本日は前置き抜きでジム・フィリップスのPIGを綴ってみたいと思うのだが、まずは真紅のPIGをご紹介する前に其の切っ掛けとなったのが、このPIGである。

まぁ、コレを声を大にしてPIGと呼んで良いのかは微妙な所なのだが、アウトラインは流石に生き証人ジム・フィリップスが手掛けたボードである。

しかしながら、俺がこのボードで唯一引っ掛かっているのがこれである。

ベルジーツリーを象徴するウッド製のテールブロックとの波長もパーフェクトなのだが、PIGにこのフィンはどうしても解せないのだ。

故に、そこをクリアする為に新たにジム・フィリップスにオーダーしたのがこちらの真紅のPIGである。

と、ここまでは以前の更新で紹介済みなのだが、このボードの最大の特徴と云えば、アーチを伴った通称ベースボールストリンガーである。

ホワイトのボードと同様に5ストリンガーにてフォームを特注してもらい、ノーズ&テールブロックもウッドにて全く同様に製作してもらった。

(ノーズブロック)

(テールブロック)

 

更に、ディケールの付け位置に至るまでホワイトと同様にしてもらっている。

そして、待望のハーフムーン。

やはり、PIGにはこの形状のフィンが一番であり、このフィンの為にこのボードがある云っても過言では無い位の外せないディティールでもある。

 

 

因みに、このフィンに関して2つほどジム・フィリップスに依頼した事柄があるのだが、一つはウッド製のフィンは「必ずソリッド」である事。

そして、もう一つは着け位置は極力後方に・・・

この2点である。

 

 

ジム・フィリップスのPIGは晩年のベルジーの思考が反映されているのか?比較的前方に装着されている事が多いのだ。

 

 

シェイパーとして譲れない着け位置があるのは充分に理解しているつもりだが、Piggreとしても譲れない着け位置がある。

故に、ここに関してはかなり煩く伝えたのだが、結果、最高のポジションをチョイスしてくれた様である。

また、生き証人ならではの経験からか?取り回しのしやすい様にテールには程好くキック仕様になっている所が実に彼らしい。

同様に、ノーズに至ってもロッカーが効いており、愛機のブラックボードやピーターと比べると少々ホレ気味の波で突っ込めるのではなかろうか?

と、ここまで御託を並べて来たのだが・・・

実際には、俺の技量で何処まで楽しめるかは未知数なので近日中にホワイトバージョンとの対比しながら楽しんでみたいと思う。

 

 

さて、一体どんな乗り味なのだろうか?

 

 

Keep Surfing!!!!!