ランス・カーソン | Viva '60s SurfStyle!!!

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1960年代のカリフォルニアサーフスタイルに心を奪われた男の独り言。

昨年、ランスカーソンのシェイプルームを尋ねた時の事だった・・・

 

 

彼のシェイプルームには1965年、1966年、1967年のシグネチャーモデルがそれぞれ展示してあり、その違いをハッキリと確認する事が出来る。

 

 

年式事のシェイプ自体には大きな変化感じられなかったが、ご覧の様に使用しているストリンガーが年度毎に異なっている事が判る。

レッドウッドのストリンガーあしらったこのモデルは1965年だそうで、この話を聞くまではランスのはシグネチャーは「1966年から」という俺の情報が覆された瞬間でもあった。

 

 

一方のこちらは1966年モデルになる。

見ての通り、サイドのストリンガーはバルサに変わっている。

軽量化が求められたからなのか?

はたまた、コスト面で事からなのか?

その辺は聞く事が出来なかったが明らかな違いが確認出来た瞬間でもあった。

 

 

因みに、この定義からすると俺が所有していたこれらのボードは1966年のレプリカという事になる。

 

 

 

そして、こちらは更ならる変化を遂げた1967年モデルである。

更なる軽量化を意識してなのか?当時のトレンドを採用したからなのだろうか?

サイドのストリンガーがカラーフォームとなっている。

という事で、こちらのモデルは1967年のレプリカという事になるのだろうか?

ジェイコブスからリリースされたランスカーソンのシグネチャーモデルは、リリース当初はジェイコブス本人が削っていたが、徐々にランス自らが削る様になり、デイル・ベルジーが考案した422と並んでジェイコブスのヒット作となったそうだが、これらの系譜を見てみると「ヒット作故の変化」が必要とされていたのかも知れない。

 

 

現在、ランス・カーソンはジーン・クーパーとコラボレーションでVボトム創りに励んでいるのだが、シェイプルームにはシェイプが終了し、ラミネート待ちのボードが連なっていた。

他にもノーズライダーを始めとするラミネート待ちの状態のボードが多数あり、70歳を超えた今でも世界中から絶大な支持を受けている真のレジェンドある事が確認出来た。

 

因みに、ランスカーソンのこのラミネートを任せられているのがアダム・ダベンポートである。

アダムはランスが愛用しているプレーナーをこっそりと見せてくれて手に取らせてくれた。

まさか、ランス・カーソンのプレーナーを拝むだけでなく、手に取られてもらえるとは思いもしなく、子供の様に燥ぐ自分が信じられないくらいの衝撃だった。

 

 

残念ながら、シグネチャー、PIG、マリブチップ、ノーズライダー、バルサと、一通りのランスのボードを所有している俺としては新たにこのタイミングでオーダーする事は無かったが、ランスが現役でいる間に何かしらのボードを頼みたいと思っているのだが、今はまだそれが見えて来ない。

 

 

さて、どんなボードが良いのやら。。。

 

 

Keep Surfing!!!!