元々は仏教を守護する4人の神を指す用語なのだが、この四天王と言う用語は様々なジャンルで多様化される事がある。
そこで、今回は俺自身が感じたサーフィンに纏わる四天王を書き綴ってみたいと思う。
そして、取り分け最初に頭に浮かんだのが、ボードメーカーの四天王である。
このブログは、あくまでも「'60sサーフ」がベースとなっているので、1960年代のボードメーカーに絞って四天王を厳選してみたいと思う。
しかし、如何せん4つのボードメーカーに絞るので読んで頂いている方には少々ストレスを生じさせてしまうかも知れませんが、俺の戯言だと思い、お付き合い頂ければ幸いです。
さて、早速だが、なんと言ってもジェイコブス・サーフボードは外せないだろう。

また、名品422やドナルド・タカヤマのシグネチャー等はヴィンテージ市場で最高ランクのプレミアムプライスを付けるなど、四天王への選定は文句のない所ではないだろうか?
そして、次は、やはりここではないだろうか?
ホビー・サーフボード。

ベルジー&ジェイコブス・サーフボードと唯一肩を並べられるメーカーがあるとしたらならば、ここしかないのではなかろうか?
ライダーには現代のサーフシーンに最も影響を与えたとするフィル・エドワーズやマイク・ヒンソンを始めとし、世界で最初にノーズライダーを考案したミッキー・ムニョス、ジョイ・キャベルらを抱えていた。
また、何といっても世界初のシグネチャーモデルであるフィルエードワーズ・モデルをリリースした事からも文句無しの四天王の選定であった。
お次も文句無しの選定となったのがこちらである。
ビング・サーフボード!
この結果も誰もが納得をして頂けるのではないだろうか?

ライダーには、かのデビット・ヌヒワを抱え、シェイパー至っては創業初期はリック・ストナー、ジョニー・ライス、ダン・ベンディクソン、’60年代の中盤から後半に掛けてはドナルド・タカヤマ、ディック・ブリューワー、そして、マイク・イートンらの猛者達を抱えいたクラフトマン集団の代表的なボードメーカーであった。
また、デビッド・ヌヒワのシグネチャーに至っては、現代のカリフォルニアサーフシーンを支える若きシェイパー達が最も欲しがるボードとして非常に高い評価を得ている事も選定の理由となった。
さて、ここまでは迷わず選定出来たのだが、実は四天王と言いながらも上記の3メーカーと対等に肩を並べられるメーカーが思い浮かばないのである。
ベルジーブランドに至っては、1960年代はそれ程活躍していた訳では無い様に思える。
バンプ、バンジョー等はあれど、上記の3メーカーの様なインパクトは感じられない気がする。
同様にシェイパー至っても、グレッグノール・サーフボードで腕をならしたポール・ハントが居たくらいな事からも、選定には難しいと判断した。
デューイ・ウェーバーやグレッグノール等は、セールス面からは上記のメーカーに匹敵すると思われるが、ライダー、シェイパーにスポットを当ててみると上記に比べて少々物足りない感が否めなかったりする。
そして、悩んだ挙句(悩むこと自体がどうかと思うのだが・・・)、ハーバー、ゴードン&スミス、ハンセンに絞り、最終的にはゴードン&スミスを選んでみた。

ラインナップに至っては、今となっては入手困難なスキップ・フライモデルや、当時の売り上げの半分以上を占める程の人気モデルだったヒンソン・レッドフィン等がある一方で、スキップ・フライがオーストラリアからVボトム持ち帰り、後のカリフォルニアのサーフシーンを大きく様変わりさせてしまった言わるほどインパクトを与えたメーカーである事から選定の理由となった。
如何であろうか?
あくまでも、この選定は俺のエゴが強く反映されているのだが、皆さんのご意見も聞かせて頂ければ幸いです。
Keep Surfing !